『ウォール街』などに出演したマイケル・ダグラスが、ロシアのウクライナ侵攻について、ウクライナへの支持を表明した。
▼マイケル・ダグラスのインスタグラム(michaelkirkdouglas)より
2月27日(現地時間)、米カリフォルニア州サンタモニカにて、オスカー前哨戦として注目される第28回SAGアワード(全米映画俳優組合賞)の授賞式が開催。
Netflixのドラマシリーズ「コミンスキー・メソッド」でテレビ部門のコメディシリーズ男優賞にノミネートされたマイケルは、ブラックスーツ&紫のネクタイ姿でレッドカーペットに登場。2月24日にロシアがウクライナに侵攻したことを受け、ウクライナの国旗カラーである青と黄色のポケットチーフを胸元からのぞかせ、同国のサポートを表明した。
▼「コミンスキー・メソッド」シーズン3の米国版予告編
妻で女優のキャサリン・ゼタ=ジョーンズは、マイケルがSAGアワードでインタビューを受けている写真を自身のインスタグラムに投稿。「ウクライナの人々のために祈っています」と思いをつづっている。
▼キャサリン・ゼタ=ジョーンズのインスタグラム(catherinezetajones)より
マイケルのほかにも、映画『ドリームプラン』に出演したジョン・バーンサル、『ドント・ルック・アップ』に出演したタイラー・ペリーらが青と黄色のリボンを胸に付けてレッドカーペットに出席し、ウクライナへの支持を示した。
▼ジョン・バーンサル ジョン・バーンサルのインスタグラム(jonnybernthal)より
授賞式では、テレビ部門で最高賞のアンサンブル賞(ドラマ部門)を受賞した「キング・オブ・メディア」で主演を務めたブライアン・コックスがロシアの軍事侵攻について言及。ウクライナやロシアのエンターテインメント業界で働く人々に思いを巡らせ、「私たちは共に立ち上がるべき」と力強くスピーチした。
現在77歳のマイケルは、名優カーク・ダグラスの息子で知られ、1969年に『マイケル・ダグラス/ヒーロー』で映画デビュー。製作として参加した『カッコーの巣の上で』(1975)はアカデミー賞作品賞を含む5部門を受賞。『ウォール街』(1987)でアカデミー賞主演男優賞を受賞し、『危険な情事』(1987)や『氷の微笑』(1992)でも脚光を浴びた。
最新作は、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の『アントマン』(2015)、『アントマン&ワスプ』(2018)に続くシリーズ第3弾で、2023年7月28日に米国公開予定の『アントマン&ワスプ:クアントゥマニア(原題)』。本作でハンク・ピム博士役を続投する。