ジャレッド・レト、『ハウス・オブ・グッチ』の変貌ぶりで父親役アル・パチーノに気づかれず!?

新作映画『ハウス・オブ・グッチ』に出演するジャレッド・レトが、同作で共演したアル・パチーノに撮影で自分だと気づいてもらえなかったことをトーク番組で明かした。

▼トーク番組に出演したジャレッド・レト ジャレッド・レトのインスタグラム(jaredleto)より

華麗なるグッチ一族崩壊の闇に包まれた真実を描く、リドリー・スコット監督の最新作『ハウス・オブ・グッチ』は、世界屈指のファッション・ハイブランド、GUCCIを創業したグッチ一族の確執を描いたサスペンス。11月24日に米国公開されるのに先立ち、本作に出演したジャレッドが、同作のプロモーションで米トーク番組「ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン」に出演した。

▼ジャレッドが出演した「ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン」。アル・パチーノとのエピソードについてのトークは1:45から。

グッチ一族を崩壊へ導くパトリツィア・レッジャーニを演じるのは、シンガーとして活躍するレディー・ガガ。GUCCI創業者グッチオ・グッチの孫にあたる3代目社長でパトリツィアの夫マウリツィオ・グッチをアダム・ドライバーが演じ、ジャレッドはマウリツィオの従兄弟パオロ・グッチとして出演。パオロの父アルド・グッチを名優アル・パチーノが演じている。

本作では特殊メイクによる驚きの変貌ぶりで話題となっているジャレッドは、父親役のアル・パチーノとの印象的な撮影エピソードを番組で披露。「撮影初日に役に扮したままアルに『パパ』と話しかけたら、彼はこっちを見て、僕を避けて通った。『ちょっと機嫌が悪いのかな』と思って、もう一度『パパ、パオロですよ』と言ったら、アルにまた避けられて『この気味の悪いやつは誰だ?』みたいな反応をされたよ」と、あまりの別人ぶりにアルに気づいてもらえなかったという。「誰かがアルに『この人はジャレッドですよ』と耳打ちしたら、彼は振り向いて『あぁ、息子よ!息子よ!』って言ってくれたよ!」と、笑って共演時の思い出を振り返った。

▼11月18日に行われた『ハウス・オブ・グッチ』LAプレミアにて(左から)アル・パチーノ、レディー・ガガ、ジャレッド・レト ジャレッド・レトのインスタグラム(jaredleto)より

▼ジャレッド・レトのインスタグラム(jaredleto)より

番組にてジャレッドは、本作は「衝撃的で驚くほど複雑なストーリー」とコメントし、「この作品に出演できてとても光栄に思う」と語っている。『ハウス・オブ・グッチ』は2022年1月14日に日本公開予定だ。

現在49歳のジャレッドは、『キルトに綴る愛』(1995)で映画デビューし、『シン・レッド・ライン』(1998)、『17歳のカルテ』(1999)、『ファイト・クラブ』(1999)、『アメリカン・サイコ』(2000)などの話題作に出演。徹底的な役作りを行い、『レクイエム・フォー・ドリーム』(2000)では大幅な減量、『チャプター27』(2007)では30キロ増量。『ダラス・バイヤーズクラブ』(2013)では過酷な減量に挑み、同作でアカデミー賞助演男優賞を受賞した。DC映画『スーサイド・スクワッド』(2016)ではジョーカー役を演じて話題となった。

『ハウス・オブ・グッチ』の公開が控えるほか、マーベル・コミックでスパイダーマンの宿敵として知られるモービウスを主人公とした主演映画『モービウス』が2022年に公開。さらに、米企業「WeWork(ウィーワーク)」を題材にしたApple TV+のドラマ「WeCrashed(原題)」が2022年にリリースされる。