世界的ミュージシャンのエルトン・ジョンが、母国イギリスの勲章「コンパニオンズ・オブ・オーナー勲章(Order of Companions of Honour)」を受章した。
▼チャールズ皇太子(左)、エルトン・ジョン(右) エルトン・ジョンのインスタグラム(eltonjohn)より
先日10月22日に最新アルバム「ロックダウン・セッションズ」をリリースしたばかりのエルトンは、2019年末に長年にわたる音楽業界での活躍とエイズに関する慈善活動が認められ、芸術や科学に貢献してきた人物に贈られるイギリスのコンパニオンズ・オブ・オーナー勲章の受章者に選出。11月10日にロンドンにあるウィンザー城にてセレモニーが行われ、チャールズ皇太子から勲章が授与された。
▼「ロックダウン・セッションズ」に収録のデュア・リパとコラボした新曲「Cold Heart(PNAU Remix)」のMV
エルトンは、1992年に非営利団体「エルトン・ジョン・エイズ基金(Elton John AIDS Foundation)」を設立し、多額の寄付を通じてHIV患者を支援している。
▼エルトン・ジョンのインスタグラム(eltonjohn)より
▼夫のデヴィッド・ファーニッシュ(左)、エルトン・ジョン(右) エルトン・ジョンのインスタグラム(eltonjohn)より
▼エルトン・ジョンのインスタグラム(eltonjohn)より
エルトンは自身のインスタグラムに、勲章を披露している写真や、夫で映画監督&プロデューサーのデヴィッド・ファーニッシュとの記念ショットなどをアップ。「コンパニオンズ・オブ・オーナー勲章の一員になることは信じられないほどの名誉です」「ウェールズ公と(公邸の)クラレンスハウスに感謝します」と、感謝の気持ちをつづっている。
受章者は65名までと限定されているコンパニオンズ・オブ・オーナー勲章は、これまでエンターテインメント業界から、ミュージシャンのポール・マッカートニー、俳優のジュディ・デンチ、マギー・スミス、イアン・マッケラン、作家のJ.K.ローリングらが選ばれている。
現在74歳のエルトンは、1968年にソロデビューし、1970年に「僕の歌は君の歌(Your Song)」を発表して以来、これまでのレコード売り上げは2億5000万枚以上を誇る。1998年には大英帝国勲章を受章し、最近は人気スパイアクション『キングスマン:ゴールデン・サークル』(2017)に本人役でゲスト出演。2019年には、自身の半生をタロン・エガートン主演で映画化した『ロケットマン』が公開された。
豪華ゲストを迎えた最新アルバム「ロックダウン・セッションズ」に収録されている、人気シンガーのデュア・リパとコラボした新曲「Cold Heart(PNAU Remix)」は、エルトンにとって16年ぶり、通算8曲目の全英1位を記録した。