シュワちゃん「マスクをしないのなら愚か者!」新型コロナ感染対策の徹底を呼びかける

『ターミネーター』シリーズで知られるアーノルド・シュワルツェネッガーが、コロナ禍でマスクの着用を拒否する人々を批判し、感染対策を徹底するよう呼びかけている。

▲アーノルド・シュワルツェネッガーのインスタグラム(schwarzenegger)より

元カリフォルニア州知事という経歴を持つシュワは、8月11日に米CNNのインタビューに登場。アメリカでは新たな変異株も出現し、ワクチンの接種率も伸び悩んでいるなか、専門家に従って予防策に「連帯して取り組まなければならない」と訴えた。

「僕は上腕二頭筋を鍛える方法に関してはエキスパートだ。50年間も研究してきたからね」と続けたシュワ。「ウイルスについても同じことが当てはまる。何年もウイルスを研究してきた専門家がいる。(アメリカの感染症対策トップの)アンソニー・ファウチ博士は研究に人生を捧げてきた。なぜ彼らのような専門家を信じようとしない?」と、ワクチン接種やマスク着用に懐疑的な人々の意見に反論した。

さらに、「ウイルスを防ぐ唯一の方法は、ワクチンを接種すること、マスクを着用すること、社会的距離を保つこと、しっかり手を洗うこと、そして『自分の自由が妨げられているかもしれない』と考えないこと」と述べ、「『ここは自由の国なのだから、マスクをしない自由もある』と主張する人もいる。でも、ちょっと聞いてほしい。マスクをしないのなら愚か者だ」と厳しくメッセージを伝えている。

昨年3月、新型コロナの救援資金として100万ドルを寄付したシュワ。ワクチンを接種する様子をインスタグラムで公開するなど、感染予防を積極的に呼びかけている。

現在74歳のシュワは、ボディビルダーとして活躍後、俳優に転身。『コナン・ザ・グレード』(1982)で一躍有名になり、『ターミネーター』(1984)でT-800役を演じ世界的スターとなった。その後も『コマンドー』(1985)、『プレデター』(1987)、『トータル・リコール』(1990)、『ターミネーター2』(1991)、『トゥルーライズ』(1994)など数々のアクション映画がヒット。2003年から2011年に米カリフォルニア州知事を務めた後、俳優業に復帰した。近年は『ターミネーター:ニュー・フェイト』(2019)などに出演。今後は、2022年公開予定のアクションコメディ『カン・フューリー2(原題)』などが控えている。