ケイティ・ペリー&オーランド・ブルーム、2055年のディストピアから警告!投票の自由を訴えるキャンペーン動画

『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで知られるオーランド・ブルームと、婚約者で人気シンガーのケイティ・ペリーが、投票権の重要性を伝えるキャンペーン動画に出演。その映像が2人のインスタグラムで公開された。

▲オーランド・ブルーム(左)、ケイティ・ペリー(右)
ケイティ・ペリーのインスタグラム(katyperry)より

2人がカップルで共演を果たしたのは、不正選挙や政治的な賄賂の防止を目的とするアメリカの団体「レプリゼント・アス(Represent.Us)」がリリースしたキャンペーン動画。6月後半に上院に提出される投票権を強化させる法案「For The People Act」が、議会を通過しなかった場合の危険性を伝えている。

約1分間の映像は、2055年の荒廃したアメリカで、ボロボロになったケイティ&オーランドが2021年の世界で暮らす国民へ、「For The People Act」が成立しなかった未来の惨状を伝えるというもの。


▲キャンペーン動画「Katy Perry & Orlando Bloom:Transmissions from the Future」

過去と通信機で繋がったオーランドが「みんなが唯一の希望だ。みんなが知っているアメリカは僕たちの未来に存在していない。民主主義は終わった。声を上げる権利もない」と、TVやスマートフォン、ニューヨークのタイムズスクエアのディスプレイなど、あらゆるデバイスを通して2021年に語りかける。

▲ケイティ・ペリーのインスタグラム(katyperry)より

ケイティは「アメリカ中で有権者に対する抑圧が広がったのが始まりだった。有権者を守る法案が議会で否決され、投票所は閉鎖された。私たちは投票権を失った」と続ける。

追っ手が迫る中、オーランドは「みんなには変える力がある。今のうちに民主主義を守るんだ!」と訴え、最後に昨年8月に生まれた2人の娘デイジー・ダヴちゃんの名前を上げ、「デイジーに愛してると伝えて」と言い残すという内容になっている。

声明でケイティは「最近はジョージア州とテキサス州で起こったように、政治家は、高齢者や退役軍人、有色人種のコミュニティ、地方の有権者の投票を困難にさせる法律を通過させることで、私たちの投票の自由を脅かしている」「今すぐ上院議員に連絡し、『For The People Act』に賛成票を投じるよう伝えてください」と呼びかけている。

現在44歳のオーランドと36歳のケイティは、2019年2月に婚約。昨年8月末に、第1子となる女の子、デイジー・ダヴちゃんが誕生した。オーランドには元妻でモデルのミランダ・カーとの間に10歳の息子フリンがいる。

イギリス出身のオーランドは、1997年に『オスカー・ワイルド』で映画デビュー。J・R・R・トールキン原作の『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ(2001、2002、2003)のレゴラス役で世界的知名度を上げ、『ホビット』シリーズ(2013、2014)で同役を再演した。ジョニー・デップ主演の人気アドベンチャー『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ(2003、2006、2007、2017)ではウィル・ターナー役を演じ、高い人気を獲得した。最近はドラマシリーズ「カーニバル・ロウ」(2019~)、『アウトポスト』(2019)などに出演している。

ケイティは、2008年にアルバム「ワン・オブ・ザ・ボーイズ」でデビューし、2010年にリリースしたセカンドアルバム「ティーンエイジ・ドリーム」で世界的にブレイク。昨年は5枚目となるアルバム「スマイル」を発表した。