セルマ・ブレア、難病を患う自身のドキュメンタリーのプレミア上映を終え感謝のメッセージ!

『クルーエル・インテンションズ』、『ヘルボーイ』などに出演したセルマ・ブレアが、自身をテーマにしたドキュメンタリー映画『Introducing, Selma Blair(原題)』のプレミア上映を終え、感謝のメッセージをインスタグラムに投稿した。

▲レイチェル・フレイト監督(左)、セルマ・ブレア(右)
セルマ・ブレアのインスタグラム(selmablair)より

2018年10月に、脳や脊髄といった神経系にできた病巣の影響で様々な症状が現れる多発性硬化症を患っていることを告白したセルマ。難病と診断された彼女を追ったドキュメンタリー映画『Introducing, Selma Blair』が、3月16日に世界最大級のカルチャーイベント「SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)」にてオンライン形式でプレミア上映された。

同イベントで、本作は長編ドキュメンタリー部門にてストーリーテリングが優れた作品に送られる特別審査員賞(Special Jury Recognition for Exceptional Intimacy in Storytelling)を受賞。イベント終了後、セルマはメガホンをとったレイチェル・フレイト監督との2ショットをインスタグラムに公開した。

▲セルマ・ブレアのインスタグラム(selmablair)より

体毛が抜け落ちる全身脱毛症(汎発性脱毛症)を幼少から患っているというフレイト監督と映画を作り上げたセルマは、「私は対人関係の専門家ではないけど、人生でレイチェルのような人に出会ったら、その人を受け入れてみて。もしかすると、その人の目を通して自分自身を見つめる特別な機会になるかもしれないわ」とコメント。

「私たちの映画とレイチェルの卓越した才能を認めてくれたSXSWの審査員の皆さんに感謝しています」と気持ちを伝え、「皆さんが良い方向へと進み続ける気持ちになってくれることが私の願いよ。自分自身を受け入れることで、私たちは人が抱える苦しみや喜びを理解することができるの」と締めくくっている。

▲セルマ・ブレアのインスタグラム(selmablair)より

プレミア上映前、セルマは本作について「私がこの映画のテーマかもしれないけど、皆さんがこの映画の中に自分の姿を見て、これまで自分が気づかなかった強さや喜びを見つけてくれることを願ってる」と作品への想いをつづっていた。

現在48歳のセルマは、1995年からTVドラマなどに出演し始め、1996年に『The Broccoli Theory(原題)』で映画デビュー。サスペンス映画『クルーエル・インテンションズ』(1999)で注目され、大ヒットコメディ『キューティ・ブロンド』(2001)、ギレルモ・デル・トロ監督によるアメコミ原作のアクション『ヘルボーイ』(2004)、その続編『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』(2008)などの話題作に出演した。近年は、「アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件」(2016)、「アナザー・ライフ」(2019)などのドラマシリーズや、Netflix映画『アフター』(2019)、その続編『アフター -壊れる絆-』(2020)などに出演している。私生活では、2011年に元恋人でファッションデザイナーのジェイソン・ブレイクとの間に息子アーサーをもうけた。