デミ・ロヴァート「もっと自分らしくなった」ピンクのショートヘアに大胆イメチェンした変化を語る

『キャンプ・ロック』シリーズやTVドラマ「glee/グリー」などに出演した歌手で女優のデミ・ロヴァートが、ロングヘアからベリーショートヘアにイメチェンした理由と自分に起こった変化についてトーク番組で語った。

▲デミ・ロヴァートのインスタグラム(ddlovato)より

2月4日にサム・フィッシャーとコラボした新曲「What Other People Say」をリリースしたばかりのデミは、エレン・デジェネレスがホストを務める米人気トーク番組「エレンの部屋」に出演。

▲エレン・デジェネレスのインスタグラム(theellenshow)より

サイドを刈り上げたピンクのベリーショートヘアで登場したデミに、司会者のエレンは「あなたの髪、最高だよ!」と絶賛。昨年11月に黒のロングヘアを大胆にカットしたデミは、「とても自由な気持ち。もっと自分らしくなった気がする」と新たなヘアスタイルについてコメントした。

「以前は髪に隠れていたような気もする。摂食障害から回復した過去についてたくさん話したことがあるけど、隠れるために髪を利用していたの。体を隠してくれるからね」と明かしたデミ。髪をカットした理由について、「やるべきことに取り組み始めた時、『自分が今までの人生でしがみついていたもので、手放す必要があるものって何だろう?』って考えた。それが髪だったの。今はもっと自分らしく感じてる」と心境の変化を語った。


▲デミのヘアカットについてのトークは0:20から
デミが出演した「エレンの部屋」

3月23日には、デミの過去3年間のキャリアと人生を追ったドキュメンタリーシリーズ「デミ・ロヴァート:ダンシング・ウィズ・ザ・デビル(原題)」がYouTubeにて配信される。同作では、過去に薬物やアルコールの依存症に悩まされてきたデミが、2018年7月にドラッグの過剰摂取により意識不明の状態で病院に搬送された出来事を、デミや彼女の家族、友人たちのインタビューで振り返る。予告編では、デミが「3度の脳卒中を経験した。心臓発作も起こした。医師には、私の命はあと5分から10分だったと言われた」と告白し、生死の境をさまよっていたことが明かされた。

番組で本作について聞かれたデミは、「世間は私が自分のストーリーを語ることを快く受け入れてくれたし、たくさんの愛と支えがあった。素晴らしいと思うのは、私たちは誰もが完璧ではない時代に生きているということ。誰も間違いを犯さずに、手本となる人物を見つけることはできない」とコメント。

「人は最も深刻な苦悩を乗り越えたロールモデルを見て学ぶ。私はみんなに教えたかったの。最初に私がはっきりさせたかった」と語り、「とても大変だったけど、学んだことがたくさんある。みんなに私の経験をシェアするのが待ちきれない」とドキュメンタリーへの想いを伝えている。

現在28歳のデミは、ジョナス・ブラザーズが主演を務めたディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービー『キャンプ・ロック』(2008)にヒロインのミッチー役で出演し一躍ブレイク。続編の『キャンプ・ロック2 ファイナル・ジャム』(2009)でも同役を演じた。このほかの出演作には、『プリンセス・プロテクション・プログラム』(2009)、TVシリーズ「glee/グリー」シーズン5(2013~2014)、Netflixオリジナル映画『ユーロビジョン歌合戦 ~ファイア・サーガ物語~』(2020)などがある。

歌手として成功を収めており、2007年に「ドント・フォゲット」でアルバムデビュー後、続く2009年にリリースされた「ヒア・ウィー・ゴー・アゲイン」は全米1位を獲得。2017年には、5作目となるアルバム「コンフィデント」が第59回グラミー賞最優秀ポップ・アルバムにノミネートされた。