マシュー・マコノヒー「ドアをノックし、ボランティアに行こう」寒波で被害を受けた故郷の米テキサス州を支援

『ダラス・バイヤーズクラブ』、『インターステラー』などで知られるマシュー・マコノヒーが、大規模な寒波により被害を受けた米テキサス州を支援するため、慈善活動を計画していることをインスタグラムで報告した。

▲マシュー・マコノヒーのインスタグラム(officiallymcconaughey)より

2月中旬に到来した寒波の影響により、テキサス州で停電と断水が続いている中、同州が地元であるマシューは「僕の故郷であるテキサス州が最悪の冬の嵐に見舞われた」とメッセージ動画を投稿。「幸いなことに、ほとんどの電力は復旧したけど、病院や家庭の水道管が破損し、テキサス州の多くの人は生きるために必要な最低限の必需品が不足している状態だ」と寒波の被害について伝えた。

続けてマシューは、妻のカミラ・アルヴェスと共に立ち上げたチャリティ団体「ジャスト・キープ・リヴィング・ファウンデーション(Just Keep Living Foundation)」と複数の組織が連携し、「テキサス州を立て直し、困窮している人々をケアするために必要な長期的な取り組みを支援する慈善活動を計画中だ」と発表した。

最後に「今こそ、近所の人の安全を確認する時だ。ドアをノックして、ボランティアに行こう」と支援を呼びかけた。慈善活動についての詳細は、間もなく発表されるようだ。

マシューのほか、シンガーでテキサス州出身のビヨンセが、スポーツブランドのアディダス(adidas)と地元ヒューストンの非営利団体と協力して支援金を提供する活動を行っている。

現在51歳のマシューは、リチャード・リンクレイター監督の青春映画『バッド・チューニング』(1993)で映画デビュー。『悪魔のいけにえ レジェンド・オブ・レザーフェイス』(1994)、『ボーイズ・オン・ザ・サイド』(1995)などを経て、ジョエル・シュマッカー監督によるサスペンスタッチのヒューマンドラマ『評決のとき』(1996)で主人公を演じて注目される。『コンタクト』(1997)や『アミスタッド』(1997)で若手実力派の俳優として地位を固めると、『リンカーン弁護士』(2011)、『マジック・マイク』(2012)、『MUD -マッド-』(2012)、『インターステラー』(2014)などの演技で批評家からも賞賛される。『ダラス・バイヤーズクラブ』(2013)では、エイズで余命30日だと医師から宣告される主人公を演じ、アカデミー賞主演男優賞とゴールデン・グローブ賞主演男優賞(ドラマ部門)を受賞。最近は、ガイ・リッチー監督のアクション映画『ジェントルメン』(5月7日公開予定)で主演を務めている。

そのほかの出演作は、『エンジェルス』(1994)、『ニュートン・ボーイズ』(1998)、『ウェディング・プランナー』(2001)、『10日間で男を上手にフル方法』(2003)、『恋するレシピ 〜理想のオトコの作り方〜』(2006)、『バーニー/みんなが愛した殺人者』(2011)、『ペーパーボーイ 真夏の引力』(2012)、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013)、『SING/シング』(2016/声の出演)、『ダークタワー』(2017)、『セレニティー:平穏の海』(2019)などがある。