『アリー/スター誕生』で主演を務め、女優としても活躍している人気シンガーのレディー・ガガが、米大統領選挙において民主党のジョー・バイデン前副大統領が当選を確実にしたことを受け、祝福のメッセージをインスタグラムに投稿した。
▲ジョー・バイデン前副大統領(右)とハグをするレディー・ガガ(左)
レディー・ガガのインスタグラム(ladygaga)より
接戦となった大統領選は、民主党のジョー・バイデン前副大統領の勝利が確定し、カマラ・ハリス上院議員が、女性として、さらにアフリカ系・アジア系として初の副大統領に就任する見通しとなった。
民主党を支持してきたガガは、「ジョー・バイデン、カマラ・ハリス、そしてアメリカ国民へ、あなたたちは人類がこれまで見てきた中で最も素晴らしい思いやりと勇気ある行動の一つを起こしてくれました。大統領選で選出された新たな最高司令官と史上初の女性副大統領への愛しかありません。ペンシルベニア州もよくやったわ!」と祝福のメッセージを投稿。選挙目前に激戦州のペンシルベニア州ピッツバーグで行われた民主党の集会でパフォーマンスを行ったフォトと共に、同州でバイデン氏が勝利を収めた喜びもつづっている。
バイデン氏が勝利を確実にしたと報じられると、ガガはライブ配信で涙を流しながら感激している様子を公開。「みんなが祝福してくれることを願ってる。この国の全ての女性たちが、これが正しい報いと変化なのだと感じていると思う。権力に抑圧されてきた人々も、自分たちの声が届いていると思ってほしい」とコメントした。
▲レディー・ガガのインスタグラム(ladygaga)より
「正直なところ、言葉が出てこない」と感無量の様子のガガは、「今日はとても特別な日よ。常に恐怖に襲われ、暴力を受けている状況にいると感じていた多くの人々は、こうした日々が終わり、心地よさを感じることができる。家に帰って、家族、そして自分を抱きしめて」とメッセージを伝え、「投票してくれた皆さんに感謝しています」と感謝の気持ちを表した。
▲レディー・ガガのインスタグラム(ladygaga)より
共和党のドナルド・トランプ大統領を「人種差別主義者」と非難してきたガガは、自身のTwitterで、「トランプ大統領、敗北を認めて。アメリカが今回の選挙でどれだけ苦しみ、大統領の地位を巡って4年間争ったかわかったと思う。平和的に政権を移行するという役割を果たして。私たちの動きも平和的なものになるから」とつづっている。
現在34歳のガガは、2008年にアルバム「ザ・フェイム」でデビュー。個性的なコスチュームと大胆なパフォーマンスで注目を集め、「ジャスト・ダンス」「ポーカー・フェイス」「バッド・ロマンス」「ボーン・ディス・ウェイ」などのヒット曲を連発し、ポップシンガーとして世界的な人気を誇る。
女優としては、『マチェーテ・キルズ』(2013)で映画初出演。ドラマ初出演となったTVシリーズ「アメリカン・ホラー・ストーリー」(2015〜2016)の演技で、ゴールデン・グローブ賞主演女優賞(リミテッド・シリーズ/テレビ映画部門)に輝いた。ブラッドリー・クーパー監督による音楽ドラマ『アリー/スター誕生』(2018)では映画初主演を務め、アカデミー賞主演女優賞にノミネート、自身が書き下ろした同作の主題歌「シャロウ〜『アリー/スター誕生』愛のうた」でアカデミー賞歌曲賞を受賞した。