ジョニー・デップ「今こそ対話を始める時」インスタグラムを開始!ジョン・レノンの「Isolation」カバーを発表

『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどで知られるジョニー・デップが、インスタグラムのアカウントを開設。初投稿となった写真に続き、ジョン・レノンの楽曲「Isolation(孤独)」のカバーの発表とともに、8分間の動画を投稿した。

▲ジョニー・デップのインスタグラム(johnnydepp)より

初投稿となった写真には、たくさんのキャンドルが立ち並ぶテーブルを前に、眼鏡をかけたジョニーがベンチに座っている姿が。薄暗い部屋で何かを撮影している様子を公開し、「皆さん、こんにちは…今、とある撮影をしてるよ…もう少し待ってて」キャプション。

初投稿に続いて、ジョニーは8分間におよぶ映像を公開。これまでSNSとは距離を置いていたジョニーは、「これが自分にとって、ソーシャルメディアの世界での初めての体験」であると言い、「今までこうしたことはやったことがないし、(SNSを始める)特別な理由はなかった」と語っている。

▲ジョニー・デップのインスタグラム(johnnydepp)より

新型コロナウイルスの感染拡大により世界が混乱している状況で、ジョニーは「目に見えない敵の脅威が、人々の生活に計り知れないほどの悲劇と大きな被害をもたらしている。今こそ対話を始める時」とのこと。「こうした苦しい状況で、お互いに助け合うことが必要だと感じている」とSNSを通して自身の気持ちを伝えた。

また、パンデミックの影響により、人々が自宅での待機が余儀なくされているなか、“クリエイティブ”でいることを忘れないよう呼びかけ、「明日の自分や誰かのためになるものを、今日作ってみよう。誰かを明るくするために役立つと思うことなら何でもやってみて」「絵を描いて、読書をして、色を塗って、考えて、学んで、携帯で動画を撮ろう。できる人は楽器を演奏して、できない人は習おう」というポジティブなメッセージも。

最後に、ギタリストのジェフ・ベックとコラボした、ジョン・レノンの「Isolation(孤独)」のカバー曲を発表したことを伝えたジョニー。「この歌は、孤独、恐れ、この世に存在することの危機についての曲」であると述べ、「僕とジェフは、みんなが共に孤独に耐えているなかで、僕らが経験している異常な状況を乗り越えるための助けになったり、ただ時間を過ごすうえで役に立つことができたらと願っている」と語っている。

ジョニーは、『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』(2003)で主人公ジャック・スパロウ役として出演。同作の大ヒットにより世界的な人気を集め、シリーズ第5弾『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(2017)まで同役を演じた。また、ティム・バートン監督と多くの作品でタッグを組んでおり、『シザー・ハンズ』(1990)、『エド・ウッド』(1994)、『スリーピー・ホロウ』(1999)、『チャーリーとチョコレート工場』(2005)、『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』(2007)、『アリス・イン・ワンダーランド』(2010)、『ダーク・シャドウ』(2012)、『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』(2016)に出演した。

そのほかの出演作には、『ギルバート・グレイプ』(1993)、『ショコラ』(2000)、『ネバーランド』(2004)、『パブリック・エネミーズ』(2009)、『Dr.パルナサスの鏡』(2009)、『ツーリスト』(2010)、『ラム・ダイアリー』(2011)、『ローン・レンジャー』(2013)、『トランセンデンス』(2014)、『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画』(2015)、『ブラック・スキャンダル』(2015)、『オリエント急行殺人事件』(2017)、『ファンタスティック・ビースト』シリーズ(2016、2018)などがある。