【全起こし】滝沢秀明「人として大きく、期待に応えられる男になりたい」「連続ドラマW 孤高のメス」完成披露試写会レポート 全文掲載

MC:ありがとうございます。滝沢さん、長塚さんのお話をどのように受け止めましたか?

滝沢:僕がドラマを始めて、大人の役者さんたちとご一緒したのが長塚さんたちと一緒にいた現場だったんですけれども。お芝居とは?みたいな、お芝居の仕方というものをすごく教えていただいて…。こう年月が経って、こうして今回ドラマの打ち上げで一緒にお酒を飲んだときはなんかすごく感慨深いものがありましたね。すごく嬉しかったです。

MC:15、16歳の滝沢さんを知っている長塚さんとの今作での共演というところ、皆さんも目が熱くなるものがあるのではないでしょうか。さあそして、続いて内片監督にお伺いします。今回、これだけの豪華キャストの皆さんが集結しましたが、演出面でこだわった点、工夫された点を是非、お聞かせください。

内片:そうですね、ご覧いただいたように手術シーンであるとか、命を扱うシーン、エピソードが多いものですから、皆さん、スタッフも含めて僕も緊張感を常に持っているときが多かったですね。で、やっぱりそればっかりやってると疲れちゃう、っていうのもあるので、出来るだけ空いている時間はあまり関係のない他愛のない話をして、ちょっとでもリラックスしてもらえたらいいなと思って。で、滝沢くんともやっぱりそういうお話をする時間っていうのは何回かあって。(ドラマの)内容の話じゃなくて、火山に行って野宿をする話とか、プロレスラーになりたかった話とか、そういうのを聞かせてもらって。そういう話をしてくれるときの滝沢くんの顔はすごくこう、優しい顔でですね、むしろ緊張感を緩めてもらうために喋ってるのに、僕の方が心のスマイルにやられてですね(笑)。そういう場面も多かったです。

MC:ありがとうございます!さあ、ここまでは本作について皆様にたっぷりとお話を伺って参りましたが、ここで滝沢さんに変化球を投げさせていただきたいと思います。よろしいですか?

滝沢:はい。

MC:では、今日、毎年恒例になっております“今年の漢字”が発表されましたが、そんなホットな話題にちなんで、滝沢さんにも是非、今年を表す漢字一文字をお聞かせいただきたいのですが。

滝沢:そうですね~。色々ありますけど、今回大きな決断をしましたので、行く、“行”という字ですかね。今回の決断は皆様との「さよなら」ではない、「さよなら」という言葉を僕は使いたくないので、まあ「行ってきます」という意味で“行”という言葉を漢字一文字にしたいと思います!

MC:ありがとうございます。「行ってきます」というお言葉をいただきました。

(会場拍手)

MC:盛大な拍手から伝わる皆さんのお気持ちを受け取って、今のお気持ちいかがですか?

滝沢:そうですね、とにかく大きな男になって、まあ身長は足りないんですけれども、人としてね大きくなっていきたいなと思います。そして皆さんの期待に応えられるような男になりたいなと思います。

MC:ありがとうございます!それでは、お時間が迫ってきてしまいましたので、代表しまして最後に滝沢さんから皆様へメッセージをお願いいたします。

滝沢:本日は短い時間でしたけれども、皆さん本当にありがとうございました!この作品は医療ドラマなんですけれども、色んなキャラクターたちが出てきて、人間の生き方、人間模様、色んなものが要素としてあります。大人の方が見てもものすごく楽しく観れる作品だと思いますし、WOWOWにまだ加入されていないという方がいましたら、加入してみる価値はあると思いますので、是非、「孤高のメス」をよろしくお願いします!

「連続ドラマW 孤高のメス」
2019年1月13日(日)より、WOWOWプライムにて放送開始
毎週日曜よる10時から(全8話) ※第1話無料放送
監督:内片輝
原作:大鐘稔彦「孤高のメス─外科医当麻鉄彦─」(幻冬舎文庫刊)
脚本:前川洋一
音楽:羽岡佳
出演:滝沢秀明 仲村トオル 工藤阿須加 山本美月 石丸幹二 長塚京三 宮川一朗太 キムラ緑子 利重剛 三浦誠己 近藤公園 六平直政 本田博太郎

【ストーリー】 臓器移植がタブー視されていた1980年代後半、医療先進国アメリカで研鑽(けんさん)を積んだ外科医・当麻鉄彦(滝沢秀明)が、地方の民間病院に赴任してきた。「地方でも大学病院と同じレベルの治療が受けられるべき」という信念のもと、当麻はあらゆる難手術に挑み、目の前の患者たちの命を救っていく。しかし、日本初の臓器移植手術を前に、権力絶対主義と古い慣習に塗り固められた医療体制がその行く手を阻もうとしていた—。