【全起こし】滝沢秀明「人として大きく、期待に応えられる男になりたい」「連続ドラマW 孤高のメス」完成披露試写会レポート 全文掲載

MC:ありがとうございます。お二人の印象を伺ってきましたが、仲村さんにはもう一問、お伺いしたいんですけれども、演じられた実川は当麻とともに医療界の未来を変えてゆく、まさに時代を切り開いてゆく役ですが、そんな実川というキャラクターの魅力を是非教えてください。

仲村:いや~。人としてはですね、さっき滝沢くんが「当麻はブレない」っていうのを言ってましたけども、実川は後半に向けてブレるんですけど…(笑)。そんな中で肯定してあげるとしたら…、まあ僕野球が好きでメジャーリーグで例えるとですけど、優勝するチームも40、50回は一年で負けるっていう、その敗北や屈辱や停滞するっていう悔しさを引きずりながら戦いながら、高いところを登って大きな世界を変えるっていう志があるからこそ、歯食いしばって突破するっていう、ブレながらもそんな生き方っていうところが魅力的に見えてくれたらいいなという感じです。

MC:実川は「医療界の未来へ」という当麻と同じことを目指しており、違ったやり口、そこへ歩くルートが違うというだけで、熱い思いを持った男です。第一話では、そんな実川と当麻が出会った、というところで終わりましたので、この後の展開、皆様も楽しみにしていただければと思います。さあ続いて、工藤さんにお伺いします。演じられた青木は、当麻に刺激を受け、学んで成長してゆく役どころではありますが、現場でも工藤さんご自身が滝沢さんから何か刺激を受け、学んだということを教えていただけますか?

滝沢:ちゃんと言ってよ?

工藤:ちゃんと言います。ちゃんと言いますよ、全部言います!はい!あの、滝沢さんと初めてお会いしたときに、それこそ僕は学生時代とか(テレビで見てたので、)「うわっすごいテレビで見てた(人だ)」っていう印象がすごい強くて、それにご一緒できる嬉しさもありながら、医療ものということもあったので、命の尊さとか色んなことに真剣に向き合っていかなきゃいけないなっていうまま撮影が進んでいって、(滝沢が)どういう方かも分からなかったので、もしかしたら怖い一面があるんじゃないかとか、すごい厳しいこと言われるんじゃないかとか、すごい色んなことを不安に思いながら撮影に行ってたことがあって…。でも、滝沢さんはそれを察してくれたのかは分からないですけど、朝は笑顔で「おはよう」って言ってくれて、現場でも何か時間があれば何気ない話をしてくれたり、自分が緊張しているとそれを良い方向に持っていこうと誘導してくれる優しさがあったりとか…。まるで、本当に当麻と青木の関係でいるような。最終的に青木は当麻っていう存在に影響を受けて一人前の医者になったんですけど、僕も何かそこですごい救われたような気がしてて、滝沢さんと出会えたこと、ご一緒できたこと、僕の中で宝物だなって思える人です。

(会場拍手)

MC:ありがとうございます。滝沢さん、今の工藤さんのお言葉を受けていかがですか?

滝沢:いや、もうちょっとふざけるのかなと思った(笑)。

工藤:緊張しちゃったんですけども(笑)。はい…すいません…。

滝沢:いやでも本当に、現場で同世代だし、役柄的にも常に一緒にいる役だったので、一番この現場では話した人かなと思うので、すごく楽しい時間を過ごせましたね。