MC:お話を伺っていますと本当に、お互い信頼関係があって、関係性が築かれているというところが垣間見えたわけですが。そんな当麻に刺激を受けた人物はまだまだ本作にいます。山本さんが演じられた翔子も青木同様に当麻に引っ張られ、そして看護師として成長してゆくところがまた、見どころの一つだと思います。撮影で実際に成長したなと思うシーン、何かありましたか?
山本:わたしは器械出しだったので、当麻先生に渡す器具を全部覚えて、最終的に渡すときに、“パンッ”と音を立ててくれということだったので、必死に音を立てるようにピッピッて意識はしてました。でもたまに監督がいじわるで、出す器械を隠したりとかするんですよ!それはちょっと大変だったなっていう記憶がありますね。一話で今ご覧になった、慌てるシーンは結構後半で撮ったんですけど、後半で撮るともう上手くなっちゃってて、慌てるシーンが逆に難しくなっていたので、わざと監督が…。
内片:もう上手になっていたのでね、慌てるっていうのを自然にやりやすくするように、毎回毎回器具の場所を違うところに置いてて…。それでもどんどん対応するんで、最後の方はもうありえないところに(笑)。
山本:ありえないんですよ(笑)!ガーゼに小さいクリップみたいなのが挟まってたりだとかして、すごい大変でした。
内片:おかげでものすごく緊張感がね。
MC:それは全て監督の意図する行為ですか?
内片:はい、狙い通り。
MC:狙い通りということですね(笑)。皆さんも第一話ご覧になって、山本さんの器械出し捌きがすごく早かったですが、いかがでしたか?
(会場拍手)
山本:ありがとうございます。
MC:やはり全てを覚えていないとあんなにはスムーズに出せないかと思います。その姿を、その器械を受け取ったのが滝沢さんということで、間近で山本さんの苦労だったりを見ていて、山本さんはいかがでしたか?
滝沢:そうですね、たぶん、山本さんのすごさ、上手さが一番分かるのは僕だと思うんですけれど。プロ並みです!本当にびっくりしましたね。僕は器材の名前を覚えて言うだけなのでいいんですけど、名前と器材、同じような器材がずーっと並んでる中、それをちゃんと取るので、すごいなと思ってましたね。
山本:ありがとうございます。
MC:嬉しいですね、このように。
山本:嬉しいです。お褒めの言葉が…(笑)。