MC：よろしくお願いいたします。それではここからは、出演者の皆様にいくつか質問させていただきます。ではまず滝沢さんにお伺いいたします。演じられた当麻は、目の前の命を救うという信念のもと、数々の困難な手術に挑むわけですが、今回当麻という人物を演じられていかがでしたか？

滝沢：そうですね。自分の信念をすごく持っていて、どんな状況に置かれてもブレずに前へ進んでいくような彼は、男が見てもすごくかっこいい生き方をしているなという役だったので、今回は当麻と出会えてすごく嬉しかったですね。

MC：男性から見てもかっこいい、憧れる当麻という役ですが、信念を貫いて時代を切り開いてゆく当麻の姿は、勝手ながら滝沢さんと重なる部分があるのではないかなと思うのですが。

（会場拍手）

MC：滝沢さんご自身は仕事をされる上で、当麻のように大事にされている信念は何かございますか？

滝沢：自分のやりたいことだったりとか、あとは求められているもの、沢山色んなことがあると思いますけれども、やはり自分の思いというのは何より大事にしていかなければいけないなと思いますので、今回は当麻からすごく色んな刺激を受けて、当麻というような大きな男になりたいなという思いが強くなりましたね。

MC：皆さんからしたら、もう大きな男というように見えますが。

滝沢：いや、身長は小さいですけどね（笑）。

（会場爆笑、黄色い声）

滝沢：今回、大きな役者さんが多いんで、あえて（身長）低めで設定しました。すいません。わざとですからね（笑）。

MC：ありがとうございます（笑）。さあ続いて、滝沢さんと仲村さんにお伺いしたいのですが、当麻と仲村さん演じる実川は共演シーンも多かったと思いますが、お二人は初共演だったんですよね？ 初めて会ったときの印象をお聞かせください。まずは滝沢さんからお願いします。

滝沢：（仲村は）僕が小さい頃からテレビで見ていた方なので、今回初めてお会いして、本当にテレビの世界のイメージの方で、かっこいいなとずっと現場では思ってました。

MC：滝沢さんからのお言葉を受けて、いかがですか仲村さん？

仲村：僕の滝沢くんの印象は一言で言うと、しなやかな人だなっていう。本当勝手な先入観でしたけど、幼いころから日の当たる王道という道のど真ん中を「どうぞどうぞ」と歩いてきた人のようなイメージを持っていたんですけど、このしなやかさを身につけるような人は何度も転んだり壁にぶつかったりしたからこそ身につけたしなやかさなんじゃないかなというのを、すごく感じさせてくれる人だったっていうのと。あと、すごいなと思ったのが、2話のシーンなんですけど、滝沢くんが僕の左にいて、石丸さんが僕の左にいたときに、自分の中で湧き上がる“ここにいていいの感”というか、「歌えるのか、俺？」「踊れるのか、俺？」「ミュージカルいけるのか、俺？」っていうのを感じました（笑）。高いレベルで歌や踊りをやってきた方の真ん中にいるのって、こんな感じなんだっていう。