MC:それがチャーミングだったりするんですけど、久瑠美ちゃんの方向性に光を当ててくれる存在が、西島さん演じる小塚であるわけですけれども、でもこの映画は、西島さんファンの方はいろいろ映画を観てきていると思うのですが、久しぶりに西島さんの思いっきりの笑顔を見られるという。西島さんは演じられてみてどうでしたか?
西島:いや、結構笑ってる作品も出てるんですけれども、僕(笑)。『とと姉ちゃん』とかやってるんですけど…そうですかねぇ?
MC:なんとなくイメージが…アクションもやられているので。
西島:『奥様は、取り扱い注意』でもちゃんとニコニコ…最後ちょっとひっくり返っちゃっただけで(笑)。
MC:そう言われるとたしかにそうですね(笑)。
西島:そうなんですけどね!たしかに公安でもないし、今回は。
(会場爆笑)
西島:殺し合いもしていないので、そういう意味では珍しい作品ですね。
MC:すごくいい人じゃないですか!小塚さんって。
西島:結構ぶっきらぼうな上司をやっていたつもりなんですけど、完成した作品を観るとめちゃくちゃ笑ってて、「あれ?俺、こんな笑ってたっけ?」というぐらい笑ってるので、それは共演者の皆さん、このチームがすごくいい空気で、よっぽど楽しかったんでしょうね(笑)。だから、こんなに楽しそうにしてたんだなという感じです。
MC:それを見ていた波瑠さんはどうですか?
波瑠:西島さん、すごく小塚さんそのものというか…。
西島:俺、こんな変な人じゃないよ!?相当変な人だよ!
波瑠:わかっています!(笑)。大丈夫!
西島:大丈夫?(笑)。
波瑠:小塚さんは変な人じゃないです!
西島:褒め言葉になってないから(笑)。
波瑠:小塚さんが変な人って言ったらだめな感じがします(笑)。
西島:そうだよね…だめ、だめ(笑)。
波瑠:私も初めてだったんです、お会いするのが。今までスタジオとかでもすれ違ったことすらなく、お見掛けしたこともなく、テレビに映る西島さんばかり見ていたので、すごい厳しい方なんじゃないかっていう…。
西島:笑ってる役もやってるからね!
波瑠:わかってます(笑)。イメージがついていて、今回笑っているのを見て、不思議なものを見ている気持ちになったぐらいすごい笑っていて。そのものだったんですよね、小塚そのもの。私からしたら先輩ですけど、上司というか、お手本にしてほしい。
MC:俳優としても素晴らしい、小塚さんのように先輩として。
波瑠:もちろん…ふふふふふ(笑)。
西島:何?その笑い(笑)。
波瑠:細かくないというか、やらせてくださるじゃないですか、いろいろなことを。何を言ってもだめな感じになってきたなぁ(笑)。小塚さんの、口出しせず大きく構えて見て、失敗もちゃんとさせるというのが素敵な上司だと思っていて、西島さんもそういう考えをなさる方だと私は思っていて、それがすごく素敵だなと思っていたんです。…疑いの目ですか?
西島:いや、そんなことないです(笑)。ありがとうございます、という(笑)。
波瑠:こちらからは以上です(笑)。