【全起こし】柄本佑「終わりたくないと思った」、染谷将太「疲れるまで楽しんだ」映画『きみの鳥はうたえる』初日舞台挨拶レポート 全文掲載

MC:山本さんはいかがでしょうか?

山本:私にとって、この『きみの鳥はうたえる』という映画が、初出演の映画でした。私は一週間、みずきとして函館に行ったのですけど、本当に皆さん、私がスクリーンで観てきた大先輩の俳優さん、女優さんばかりで、本当に得るものが多かったと感じています。撮影の合間にも、皆さんたくさん話しかけてくださったり、美味しいものを皆んなで食べに行ったり、私にとってすごく宝物になった一週間でした。はい、でした(笑)。

MC:やっと良い答えが出てきましたね(笑)。さすがです(笑)。

山本:楽しかったです。

MC:ありがとうございます。柴田さんはいかがだったでしょうか?

柴田:すごい楽しかったです。

MC:僕を見なくていいですよ(笑)?

柴田:(笑)。楽しくて、3人の雰囲気がすごい良くて。羨ましいなと思いながら、バイトしてました。以上です(笑)。

柄本:衝撃の短パン姿がね(笑)。エプロンで前が隠れてるから、何も履いてないやつみたいになってて(笑)。

MC:じゃあ、せっかくなんで個別で、柄本さんはそもそもこの映画に出演される経緯なんかを簡単によろしいでしょうか。

柄本:三年前に、2015年の10月23日に初台で「桜の園」という舞台をやってたんですね。そしたら、その前日に三宅監督からツイッターのダイレクトメールで「佑にちょっと会いたいんだけど」というメッセージが来て、すぐに俺が「明日の舞台終わりなら大丈夫ですよ」って言って、その初台の新国立劇場の真裏にある永福縁という焼肉屋さんに行って、俺が先に行って、たしか三宅さんが後から来たんですよね。松井さんは来てましたよね。まあ、焼き肉食いながら、「『GONIN サーガ』観てきたよ」みたいな話を聞き、そんなこんなの流れで三宅さんから「映画を撮りませんか」と言われまして「ぜひ、お願いします」と。僕も『Playback』と『THE COCKPIT』を観させていただいていたので…、えーっと聞いてる? 松井さん?

MC:聞いてますよ(笑)。

柄本:ぼーっとしてたけど、今の話の中に松井さん、ずっといるからね? (笑)。そんなことで、お話をいただいたんで、この「僕」という役は、インしたのは去年の6月ですけど、僕の中では3年続いていたかなという感じでですね。なので今日は感慨深いというか、感慨深そうじゃないけど、感慨深いんです(笑)。

三宅:そうね、感慨深そうにすると、何かが出ちゃうからね(笑)。

柄本:そうそう(笑)。泣いちゃうから(笑)。なんか、こんな感じでさっぱりいきたいんですよ。寂しいから。なんか俺の中では「僕」が終わって、これから皆さんの元に行く、記念すべき日なので、ちょっと寂しさもありますけど、よろしくお願いいたします。そんな話で大丈夫ですか?