MC：最後に、皆さんから一言ずつ、今日お越しくださいましたお客様にメッセージをいただければと思います。では、高杉さんからお願いします。

高杉：本日は皆さん、本当にありがとうございました。この映画は去年の8月に撮影させていただいて、自分の2週間が一瞬だったなぁという記憶ですね。本当に高校生活をそこで過ごしたような濃い撮影期間で、いわゆる派手な青春ではないんですけど、宏伸くんの人生の中ではすごく派手で、その一瞬をたくさん詰め込むことができて、素敵なきらめきをしていると思うので、たくさんの人に観ていただきたいなと思っています。これからもどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました！

MC：ありがとうございます。それでは武田さん、お願いします。

武田：この作品は、ものすごいわかりやすい恋愛が描かれているわけではないですし、ものすごい主人公の男の子が活き活きとした楽しい！というものを描いているわけではないんですけど、日常の中の小さなことが光って見える、素敵な作品だなと思っています。こんなに繊細で素晴らしい作品は、今の時代、あまり日本映画でも少ないと思うので、ぜひこういう作品をもっとたくさんの方に観ていただけたら嬉しいなと思います。皆さんが今日一番目に観に来てくださったお客様なので、ぜひ少しでもよかったと言っていただけたら嬉しいです。本日はありがとうございました！

MC：ありがとうございました。水野さん、お願いします。

水野：改めて皆さん、今日はありがとうございました。僕たちはいろんな方々が一つになって、作り手として一生懸命作品を取り組むんですけど、今日、初日、公開日を迎えたということで、ここからは皆さんと共有できるようになったのがとても嬉しいです。これで終わりじゃなくて、今日からまたこの作品のスタートだと思っているので、みんなと力を合わせて、たくさんの方に観てもらえるように、僕たちも宣伝を頑張っていきたいと思うので、ぜひ皆さんもたくさんいろんな人に広めてもらえるといいなと思います。お願いします。ありがとうございました！

MC：ありがとうございます。では最後に監督、お願いします。

草野：クライマックスの和太鼓、あれはきっと家でDVDで観てもなかなか伝わるものではないなと。やっぱり劇場ならではのものだと思うんですね。だから、この映画の良さをわかってもらえるには、やっぱり映画館で観てもらえるのが一番だと思うので、今日、今みんなも言っていたけど、皆さんも現代の人なので、ツイッターなりFacebookなりやっていると思うので、皆さん、ぜひ少しでも広めて…あと単純に僕は感想を聞きたいし、お客さんに観てもらって初めて映画ってできあがるものだと思うので、皆さんの感想も楽しみだし、おもしろいともしも思ってくれたら、周りの人に広めてくれたら嬉しいです。そして、ぜひ劇場で一人でも多くの人が観てもらえたらいいなと思っています。本当に今日はありがとうございました！

MC：ありがとうございます。以上をもちまして、舞台挨拶を終了とさせていただきます。皆さん、楽しいお話をどうもありがとうございました！どうぞ大きな拍手でお送りくださいませ！どうもありがとうございました！

『世界でいちばん長い写真』
6月23日（土）よりシネ・リーブル池袋、イオンシネマ全国順次ロードショー中
監督・脚本：草野翔吾
原作：誉田哲也「世界でいちばん長い写真」（光文社文庫刊）
主題歌：Lily’s Blow「真夏のグライダー」（Being,inc／Honey Bee Records）
出演：高杉真宙　武田梨奈　松本穂香　水野勝　黒崎レイナ　吉沢悠　小松政夫
配給：スターキャット／キャンター

【ストーリー】　高校写真部の内藤宏伸（高杉真宙）は引っ込み思案がたたり、部長の三好奈々恵（松本穂香）に怒られるばかり。人物写真をテーマにした写真品評会も人を撮るのが苦手な宏伸にとっては苦痛でしかなかった。しかし、高校最後の夏休みのある日、宏伸は従姉の温子（武田梨奈）が店長をしているリサイクルショップで今まで見たことがない大きなカメラと出会う。カメラの使い方がわからない宏伸は温子の勧めで近所の写真館の店主・宮下（吉沢悠）を訪ね、このカメラは360度長い写真が撮れるよう改造された世にも珍しいパノラマカメラだということが判明する。宮下に使い方を教えてもらい、宏伸はパノラマカメラで最初の360度撮影する。現像した写真を見て、いままでにない感動を感じた宏伸は次の日から360度撮影したい景色を探して街を自転車で駆け巡る。そうしてようやく辿り着いたのは温子の旧友、智也（水野勝）が育てるひまわり畑だった。

©2018 映画「世界でいちばん長い写真」製作委員会