MC:そうですね。あのキャッチコピーは秀逸でしたよね。ドンピシャで言い当てていましたもんね。ありがとうございます。そして吉沢さん、コムアイさん、今回の作品の特徴の一つに猫の擬人化、先ほどからもお話に上がっておりますが、お二人は猫を演じるうえで参考にされたことは何かあったんですか?
吉沢:参考にしたことですか?でも、それこそ猫の動画を調べてみたりもしましたけど、やっぱり基本的には犬童監督が、すごく猫への愛がとても強い、猫の博士みたいな方なので、全部監督に細かい部分の演出とか、猫の動きもそうだし、こういう時に猫は怖がるということとかを…。
犬童:みんなうちの猫の話だけどね!
吉沢:監督が飼っている(笑)。
犬童:そうそう(笑)。そうですね。
吉沢:そういうのをいろいろ教えてもらってやっていたという感じですね。
MC:具体的にこういう時は猫はこういう動きをするんだよということは聞きましたか?
吉沢:この作品の中の序盤にあるシーンで、初めて沙織と僕が演じている良男が二人でいるシーンの時に、お腹を撫でられていて、いきなりバーッ!て逃げるシーンがあるんですけど。監督曰く、猫は撫でられすぎて気持ちよくなりすぎると嫌がる、みたいなことを言っていて、僕は猫とか飼ったことがないので、そういうのって猫を知っている人ならではだと思ってすごくびっくりしましたね。そうなのか!っていう。
MC:監督のおうちのチャッピーとグーグーがそうだっていうことですね!
犬童:そうですね。気持ちよくなりすぎて、もうこれ以上耐えられなくなるといきなり変わるんですよね。いろいろお願いしました。
MC:猫っぽいですよね。コムアイさんは、猫を演じられるうえで何か意識されたことはありましたか?
コムアイ:一応猫らしい動きは教えていただいたんですけど、普段からだらしないので、リビングにいるポーズとかが大体猫みたいな(笑)。身体が結構柔らかくて、猫って変な動きというか無茶なポーズをするんですけど、普段から自分もそうしているので、現場ではだらしなくいることを心がけて。あとは、私は他の猫たちと一緒にいることが多かったんですね。そうしていると楽屋も猫っぽい感じで、みんなオンオフなくずっと猫っぽいんですね。岩松了さんとか60代で、猫の中では一番ボスだったんですけど、楽屋で仰向けになって床で寝られていて、それを10代の役者の子たちが跨ぐみたいな(笑)。リアル“ねこすて橋”な感じで(笑)。それもあって、お芝居っていうより自然に猫になれた気がします。
MC:役だからいいか!って楽屋もそんな雰囲気になっていたんですね(笑)。
コムアイ:そうですね(笑)。
MC:ありがとうございます。そして猫といえば自由気ままという、そんなイメージがぴったりくると思うんですけれども、皆さんに共通の質問をさせていただきます。猫だから許されることを前提にしつつ、自分が猫だったらどんなことをしたいか、それぞれ監督から、簡単な理由もつけてぜひ猫になったつもりで答えていただきたいなと思います。
犬童:猫になったら一番したいのは、抱っこされたいです。
MC:誰に?
犬童:うーん、沢尻さんに(笑)。
沢尻:あはは!(笑)。
犬童:でも抱っこってもう絶対にされないですよ、僕。
沢尻:そうですねぇ(笑)。
犬童:純粋に抱っこされてみたいというのが、猫になったらされてみたいっていう気持ちはすごくありますよね。
MC:どういう気持ちなのかなぁっていう感じはしますよね。沢尻さんに抱っこされたいんですね(笑)。
犬童:沢尻さんにも抱っこされたいです。他にもいますけどね!(笑)。奥さんにもされたいし(笑)。
MC:ありがとうございます(笑)。コムアイさんは何をしたいですか?
コムアイ:猫になったらですか?私、猫の仕草で一番好きなのが、飼っていらっしゃる方だと共感されると思うんですけど、うんこをした後に自分で猫砂をかけるんですよ。その動きをやると…このくらい遅いんですよ。うーん…うーん…ってかけてるところがすっごいゆっくりでかわいいんです。やりたいっていうか、やってみせたいわけじゃないんですけど、猫の仕草ではあれが猫独特ですごい好きだなぁと。犬だと見られないので。犬も飼っていたこともあるけど。猫独特ですね。皆さん、わかると思います。