【全起こし】猫になったら?沢尻エリカ「大自然を駆けまわりたい」、吉沢亮「女性と密着したい…」『猫は抱くもの』完成披露試写会舞台挨拶レポート 全文掲載

心に孤独を抱えてしまった女性と、自分を彼女の恋人だと信じて疑わない猫との関係を描いた映画『猫は抱くもの』が6月23日に公開となる。それに先立ち、6月5日に丸の内ピカデリーにて本作の完成披露試写会舞台挨拶が行われ、キャストの沢尻エリカ、吉沢亮、コムアイ(水曜日のカンパネラ)、犬童一心監督が登壇した。ここでは、本イベントの模様を全文掲載でお届けする。

MC:本日は映画『猫は抱くもの』完成披露試写会に起こしいただき、誠にありがとうございます。6月23日より公開いたします『猫は抱くもの』ですが、『ジョゼと虎と魚たち』や『グーグーだって猫である』の映画版・ドラマ版を手掛けた犬童一心監督の最新作となっております。本作には、なりたい自分になれていない猫と女性が登場します。劇中で一人と一匹の妄想と現実が入り交じるのが見どころなんですが、猫の擬人化や舞台を使ったシーン、そしてアニメーションなど様々な演出が盛り込まれているのも特徴です。そのおもちゃ箱のような演出にもご注目ください。それでは映画本編上映の前に、本作の監督、キャストの皆様にご登場いただきましょう。大きな拍手でお迎えください!

犬童一心監督、沢尻エリカさん、吉沢亮さん、そして水曜日のカンパネラのコムアイさんです!それでは早速なんですが、皆様からご挨拶とご自身の役どころについてもご紹介いただきたいと思います。まずは犬童監督からお願いいたします。

犬童:今日はお越しいただいてありがとうございます。この映画は、出演者もスタッフもみんなすごく新鮮な気持ちで、新しい映画を作れないかなぁと思って挑んだ作品なので、それでこそ生まれたグルーヴがちゃんと映画の中にあると思います。そのグルーヴに心を開いて巻き込まれていってもらえたらなぁと思います。よろしくお願いします。

MC:よろしくお願いいたします。続いて沢尻さん、お願いいたします。

沢尻:本日は『猫は抱くもの』の完成披露試写に起こしいただき、ありがとうございます。主人公を演じさせていただきました、沢尻エリカです。この作品は犬童監督が作り出す、ファンタジックで遊び心いっぱいの作品になっています。本日は短い時間ではございますが、最後までごゆっくり楽しんで帰ってください。ありがとうございます。

MC:ありがとうございます。続いて吉沢さん、お願いいたします。

吉沢:本日はお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。沢尻さん演じる沙織のペットである良男を演じました、吉沢亮です。ペットを演じたという機会はなかなかないんですけど(笑)、このお話はすごくかわいらしい雰囲気の中で、ファンタジー性のある中でリアルの部分があったりとか、とても癒されたりとか考えさせられる作品になっていると思います。ぜひ楽しんでくれたら嬉しいなと思っています。今日はお願いします!

MC:ありがとうございます。続いてコムアイさん、お願いいたします。

コムアイ:今日はお集まりいただき、ありがとうございます。映画の中で三毛猫のキイロという役を演じました、水曜日のカンパネラのコムアイです。私は沙織が飼っているわけでもなく、なんでここにいるかというと、もう一人いて、峯田(和伸)さんが演じているゴッホという役に飼われているんですが、飼い主が…すみません、今日は不在で(笑)。すみません、私だけ来ている感じなんですけど(笑)。この映画は、沙織という役が一生懸命生きてきて、つまずいた時にもう一回立ち上がるまでの、普通は表に出ないような部分だけしっかり描くような感じの映画なのかなと思います。観ている人たちが、一生懸命になりすぎて“こうじゃないとうまくいかないんじゃないか”、“自分の人生はこれじゃないと成功しないんじゃないか”と思っているものを、気持ちよく手放せるような映画になっているんじゃないかなと思うので、みんなにそういう影響を映画が与えられたらすごく嬉しいなぁと思います。