【全起こし】高島礼子&文音は男前、渡部秀は心の優しい仮面ライダー『おみおくり』完成披露上映会 全文掲載

MC:高島さんから見た⽂⾳さんはいかがですか?

高島:⽂⾳ちゃんはね、楽しいんですよ。一緒にいると。こういう舞台挨拶でもそうなんですけど。緊張してないですよ(笑)。現場でも気になることが多いようで、指摘するんですよ「あれ、おかしくないですか?」とか。私は見えてないんですけど。一緒にお仕事できるのは楽しいです。ねえ、楽しかったよね?

渡部:あ、はい…。

高島:強制的に(笑)。

文音:言わされている感がすごい(笑)。

渡部:めちゃくちゃ楽しかったです。

MC:具体的にどんなところが楽しかったんでしょうか(笑)?

渡部:えっとですね(笑)…、でも楽しかったというか、えっと。撮影自体ですかね?(シドロモドロに会場爆笑)

MC:撮影の合間でもいいですし。

渡部:僕は今日高島さんは初めましてで、ご挨拶させていただいたんですけど、⽂⾳さんは撮影で2日間一緒で、撮影の合間に時間があるから一旦ホテルに戻るっていうタイミングがあったんですが、僕は車がなかったのでどうやって戻ろうかと思っていたんですが、⽂⾳さんが「マネージャーの車の後ろに乗ってく?」みたいな感じで誘ってくれて。気軽に誘ってくれる感じが、すごく男前な方だなと思って。

MC:実は男前な2人だったんですね?

渡部:すごいカッコイイ2人だと思います。

伊藤:秀くんは女々しかったよね。

渡部:僕が一番女々しかったですね(笑)。

文音:優しかったですよ、私もひとついいですか? 渡部秀さんエピソードなんですけど、戦隊の…なんでしっけ?

渡部:えっと仮面ライダーですか…?

文音:そうそう、戦隊じゃない、ライダー(笑)。地元のファンの子供たちが撮影現場まで押しかけてくるんですよ。で、その子達ひとりひとりに会って「ありがとうね、ありがとうね」って言っていて。めちゃくちゃ心の優しい役者さんだと思いました。

渡部:いやいや(笑)。でも嬉しいですよね。地方に行ってその土地の人たちと触れ合えるのは。すごい素敵なことだと思います。

文音:カッコイイ一面を見せていただきました。

MC:ありがとうございます。では伊藤監督からご挨拶をいただければと思います。

伊藤:7つのお葬式には7つの人生と7つのストーリーがあって、英語のdieは「死ぬ」という言葉ですけど、「死なれる」という言葉は日本語にしかない。死なれる側のドラマだと思ってます。面白がって観ていただければと思います。泣くシーンがあるんですけど、一緒に泣かなくても結構です(笑)。よろしくお願いいたします。

MC:ありがとうございます。では最後に、主演の高島礼子さんからご挨拶をお願いいたします。

高島:たしかに泣けるところはふんだんにあります。ただこれは泣いて欲しい映画ではなくて、こんなエピソードやこんなお葬式があるんだと少しでも皆さんの引き出しに入れていただいて、もしかしたら今後のお役に立てればいいなという思いで、基本は映画を楽しんでいただければ幸いです。皆さんに宣伝してください。多くの方に観ていただければ本当に嬉しいです。よろしくお願いいたします。

MC:ありがとうございました。

IMG_1781

『おみおくり』
3月24日(土)有楽町スバル座ほか全国順次公開
監督・脚本:伊藤秀裕
原案・納棺師監修:永井結⼦「今⽇のご遺体 ⼥納棺師という仕事」(祥伝社⻩⾦⽂庫刊)
出演:⾼島礼⼦ ⽂⾳ 渡部秀 ⾵⾕南友 芳賀優⾥亜 井上奈々 藤⽥富 宮下順⼦ 重盛さと美 加藤雅也
配給:エクセレントフィルムズ

【ストーリー】 愛する⼈との悲しい過去を背負う⼥納棺師・満島弥⽣(⾼島礼⼦)。⼀⽅、⼦供の頃、両親を交通事故で亡くした亜⾐(⽂⾳)は、フラッシュバックする事故の悪夢に苦しめられていた。ある⽇、知⼈の葬儀の場で満島弥⽣に出会う。遺体を修復し、きちんとお⾒送りができるようにしてあげる仕事をしている満島の姿が亜⾐の脳裏に刻まれる。そして亜⾐は、⾃分にきちんと向き合うため、満島に弟⼦⼊りしようと決意する。様々な「おみおくり」の現場に接しながら、亜⾐は⾃分の⼼の闇から徐々に解き放たれていく。やがて亜⾐は、彼⼥を暖かく⾒守る満島の悲しい過去の出来事を知ることになる。

Ⓒ2018「おみおくり」製作委員会