【全起こし】高島礼子&文音は男前、渡部秀は心の優しい仮面ライダー『おみおくり』完成披露上映会 全文掲載

MC:渡部さんは文音さん演じる納棺師の弟で、心に傷を持っている人物なのですが、今回この映画に関わってみて、なにか感じたこととか、作品をご覧になってみてどんな風に感じられましたか?

渡部:僕はこの作品をやらせていただくまで、納棺師というお仕事自体をあまり詳しく存じ上げてなかったもので、作品を通して勉強になったことも多々あったんですけど、先ほど文音さんがおっしゃっていたように、亡くなった人の数だけ物語というか、悲しいお話や笑える話だったりがある現場なんだなと思いました。納棺師の方も人間なので、その人それぞれの苦悩もあると思いますし、それがスクリーンからひしひしと伝わってきました。そして僕が演じる孝弘という役は、事故で自分の両親を目の前で亡くしてしまってトラウマを抱える役だったんですけど、それ自体を想像することが難しかったので、現場で⽂⾳さんともコミュニケーションをとらせていただいてキャラを作り上げていきました。本当にいろいろなことを考えさせられた作品でしたね。

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MC:ありがとうございます。非常に深いテーマが詰まった現場でしたが、⾵⾕さんはその現場を体験されてどんな印象でしたか?

⾵⾕:はい、やはり現場も静かな感じではあったんですけれども。皆んな本当に悲しんでいるんですけども、亡くなった方はきっと心に笑顔の思い出を残して欲しいと思うんですよ。高島さん演じた満島さんの女性ならではの納棺師という仕事が本当に大切な仕事だと思いました。

MC:ありがとうございます。それでは2VOICEのお二人にお聞きしたいと思いますが、改めまして先ほどは素晴らしい歌をありがとうございました。こうやって劇場で歌うのは初めてですよね?

叶:初めてですね

原:独特な雰囲気がありますね。

MC:これが映画のエンドロールで流れるときに、うるっときたんですけど。愛を持って作り上げた歌が映画のエンドロールで流れてきて、どのような感じでしたか?

原:一昨年に2人がダブル還暦を迎えたときにね、なにか記念になる曲を作りたいと思って実際に作った曲なんです。本当に熱いラブソングなんですけど、監督から話をいただいてもっと大きな…。

叶:もっと大きな、人が生きるというテーマを与えていただいて、本当に嬉しく思います。

原:メッセージがたくさんある映画。どちらかというと、セリフも少ないですから、自分なりに感じとる映画なんじゃないかと、私はそういう気がしましたよ。

叶:自分の人生に限りがあることは知っていますけど、その時間を輝いて生きていこうという素晴らしさを感じて欲しいですね。

MC:ありがとうございます。伊藤監督は今回の映画は富山県氷見市で撮影されたということなんですけど。

伊藤:ほとんど99%は氷見市でやらせていただきました。

MC:しかも地元の方も参加されたりとか?

伊藤:観ていただいても判別はつかないと思いますが、半分以上が地元の方で、役者さんと混在してます。氷見ブリ(寒ブリ)が美味しかったですね。帰り際に2キロぐらい太って帰りました。

MC:女納棺師を演じた高島さんはどうでしたか?

伊藤:葬式の最中にしゃべるわけじゃないので、難しかったと思います。

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