【全起こし】福山雅治「コンマ何秒かの一枚一枚の画を美しく撮って積み重ねていく」ジョン・ウー アクション美の神髄を知る『マンハント』ジャパンプレミア 舞台挨拶 全文掲載

MC:先ほど、福山さんが池内さんとも斎藤さんとも戦っているとおっしゃっていて、「倉田さんとは戦わないのか!」って思った方がいるかもしれませんが、倉田さんもちゃんと「おぉー!!」と熱くなる見せ場がありますから!これは楽しみにしていただきたいと思います。そして、斎藤さんと池内さん、ジョン・ウー監督という、まさにアジア、世界を代表するアクション界の巨匠と現場を一緒にされていかがでしたか?

斎藤:もうほんとにただの映画少年が現場に来ちゃったような感じでした。あ、記者の皆さん、僕なんかの話を…手を止めてください(笑)。もう箸休めしてください(笑)。価値がないので(笑)。

(会場爆笑)

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斎藤:ここは一つ、ジョン・ウーファンとして勇気を持って、超ミーハーなんですけど、ジョン・ウーさんのDVDを何か現場に持ち込もうという非常に安易な作戦を立てまして。「何がいいかなぁ」と思って、僕、1作目の『カラテ愚連隊』という作品のDVDが手に入らなくて、2作目の『The Hand of Death』という、邦題が『ジャッキー・チェンの秘龍拳/少林門』という謎の、ジャッキー・チェンは7番手くらい(の出演)なんですけどなぜか主演になっているという。でもジョン・ウーさん、監督で出演もされているんです。また麗しいジョン・ウーさんの姿も…。福山さんと池内さんと一緒に観て、そこにサインをもらうという。

(会場爆笑)

MC:もらっちゃいました?(笑)。

斎藤:はい(笑)。だから、SPに止められるような、何をしにきたのかという。穏やかで優しくて、深い時間でもジョン・ウーさんは仏のような笑顔で優しく常に接してくださって、ただただ心地よかったです。

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MC:そして、最近はアジアの映画界でも活躍されている池内さん、ジョン・ウー監督の現場はいかがでしたか?

池内:僕もドキドキしてやっていました。とにかく現場では力を精一杯発揮して、やるだけのことは後悔のないように、1シーン1シーンをやっていこうといつもやっていましたね。また、監督は本当に優しいんですよ!僕、びっくりしたのが、シーンが終わるごとに監督が来てくれて握手をしてくださるんですね。「え?そんな、僕なんかに握手なんかいいですよ!」って恐縮しちゃって、でもやっぱり嬉しいじゃないですか。そうすると「明日も頑張ろう!」という気になって、毎日そういう感じで撮影を、たぶん皆さんもそうだと思うんですけど、そういう感じでしたね。貴重な、幸せな時間を過ごせました。

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MC:池内さんもかなり激しいシーンがありますから、この後ぜひ楽しみにしていてください。ジョン・ウー監督といえば、男の絆、友情、なんといってもアクションが特徴的ですけれども、本作は大変女性も活躍している映画になっています。アンジェルスさん、監督初の女殺し屋の役を演じられましたが、演じられていかがでしたか?

アンジェルス・ウー:この役をいただいたこと自体が非常に驚きでした。アクションシーンは本当にすごくて、一生懸命頑張りました。そのあたりもぜひ楽しんでいただきたいです。

MC:日本での撮影はいかがでしたか?

アンジェルス・ウー:最高でした。キャスト、スタッフの皆さん、全員がとにかく献身的で努力を惜しまないという現場でした。一生忘れられない体験になりました。

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