【全文掲載】相葉雅紀「嵐の最初の頃…、呪われてましたね」心霊スポットで気絶した衝撃エピソードを披露!

MC:ありがとうございます。中田監督はありますか?

中田:眞島さんにいいのを語られたんで…、僕もとっておきのを、もう何度も喋ってるんですけど、『リング2』という、中谷美紀さん主演の映画を、関東のとある海辺の岩場の上で撮影していて、中谷さんと年配の俳優さんが、貞子が産み落とされた洞窟に入っていくっていうのをキャメラを半分海に沈めて撮ってたんですね。水槽の中にカメラを入れて。足が立つところで、撮影とか助監督が海が入ってるんですけど、「なんか水圧がすっごいから、みんな気を付けろ、滑らないように」って言って、僕はキャメラの後ろに橋みたいなところがあったんで、その上から見てたんです。別にそんなに大変なカットではないんで、画面の下1/4ぐらいが水で、二人が歩いていって、3テイク目に「OK」って言ったら、録音の人が「今、誰が喋った?」って言って。喋ってないけどなぁと思ったけど、「誰が喋った?」って言ってるから、ちょっと聞かせてもらったら、男の人が耳元で囁くような声で、「りかこ」って。はっきり「りかこ」って。これは、見物人がいたから「りかこ」っていう彼女がいる男性が、「りかこ、撮影やってるよ」って言ったんでしょ?って言ったら、ここがちょっと怖いんですけど、録音助手さんが、僕に「いや、それは絶対ありえません。なぜなら、マイクはカメラに入らないようにギリギリ海面に向かって下ろしていたと。だから海の表面からその声がしない限り、そんな声が録れるはずがない」と言われたのが怖かったです。

相葉:めちゃくちゃ怖いじゃないですか!?やめてくださいよ(笑)。

中田:僕は何度も聞いたんですけど、で、「アンビリバボー」とかで、映画の宣伝のネタにまでしてもらったんだけど、あんまりリアルだったんで。でも、「り」って聞こえる音と、「かこーん」って聞こえる音が混ざったという説を、自分で持って怖がらないようにしてます。「りかこーん」(笑)。

相葉:怖いですよ(笑)。ゾクッとしちゃいました。

MC:ありがとうございます。『“それ”がいる森』ということでね、皆さん“それ”の正体がとっても気になる作品だと思うんですけれども、ここからは、今まで皆さんが森の中で出会って怖かったもの、もしくは決して出会いたくない怖いものを答えていただきたいなと思うんですが。相葉さんから。

相葉:んー、蜂がいる森ですかね?刺されたことがあって。そこから、蜂が大嫌いになっちゃって。蜂が近くに居ると、ちょっと正気を失いそうになります。

MC:二回目に刺されると大変って言いますよね。この作品で、蜂がいる森だったんですか?

相葉:いや、この時はいなかったですかね。大抵の森に行ったらいますよね。だから気をつけてます。あのブーンって音が怖いです。すみません。こんなんで。監督があんな怖い話するからですよね(笑)。

MC:松本さんは◯◯がいる森、いかがでしょうか?

松本:出くわしたことがないので…出たら嫌だなーっていうので言うと、変な人(笑)。なんだかんだ、やっぱり人が怖いので、変な人に出くわしたら嫌だなあとは思いますね。

MC:松本さんはやっぱり人が怖いっていう結論が出ましたね。

松本:そうですね(笑)。ホラーとか観てても結局、人が怖いんだっていうのを伝えるホラーが多いので(笑)。

MC:さっきの話にもありましたけど、割と変な人が寄ってきやすいですか?

松本:夏場は、遭遇しやすいなと思いますね。今まで(笑)。

相葉:あ…、いや、聞くのやめた。

MC:本気でまた怖い話が出てきちゃうとね(笑)。ありがとうございます。上原さんはいかがですか?

上原:あんまり山に行かないんですけど、会いたくないのは熊ですね。ある程度なら対処したとしても、熊って大きいし、銃とかじゃないと倒せないじゃないですか。だからもう、あったら、どうしようかなっていう。

相葉:どうする?

上原:んー、死を覚悟する。

相葉:諦めるってことね(笑)。会ったら諦める(笑)。

MC:悟りを開いたような(笑)。

相葉:死んだふりとかじゃないんだ(笑)。

MC:ありがとうございます。眞島さんはいかがでしょうか?

眞島:僕も蜂も嫌ですし、蛇とか毛虫とかがウジャウジャいる森は嫌ですね。

MC:でも、撮影で外に行かれるといるんじゃないですか?

眞島:単体でいることはあるんですけど、ウジャウジャいたら嫌だなって。毛虫とか大嫌いですね。

MC:中田監督はいかがですか?

中田:この前、別の作品の撮影で、森みたいなところで撮影して、帰ろうっていう時に、ここ(頬)にサソリのように感じるものがいたので、「うわっ」て車から飛び出して、着てたジャケットをパンってやったんですけど、きれいなミヤマクワガタだったんですよ。男の子はみんな好きそうな。だからクワガタでも怖いっていう触感がね。

MC:ありがとうございます。それでは最後に、中田監督と相葉さんからメッセージをいただきたいと思います。まずは監督からお願いします。

中田:今回は、新しい挑戦と申しましたけれども、名付けてアクティブホラーと呼んでます。その心は、“それ”も、対峙する相葉さんも松本さんも、剣心くんや眞島さんも、“それ”に向かって対峙、あるいは対決を挑まなきゃいけない存在なんですね。ですから、今までの、「自分の後ろに何かいる」って、白い服を着た長い髪の女が立っているっていうホラーとは、かなりテイストが違うんで、そこを存分に楽しんでいただければと思います。活動的というか、アクティブなホラーです。

相葉:そうですね、アクティブホラー、そしてホラーエンターテイメントなので、観たいけど怖くて行けないかなって思っている方も、誰かと来たら絶対大丈夫だと思うんで。怖いのが苦手な方はそうやって観ていただければと思います。お願いいたします。

『“それ”がいる森』
2022年9月30日(金)より、全国公開
監督:中田秀夫
脚本:ブラジリィー・アン・山田 大石哲也
出演:相葉雅紀 松本穂香 上原剣心(ジャニーズJr.) 江口のりこ 尾形貴弘 中村里帆 綾乃彩 松嶋亮太 吉本菜穂子 山下穂大 嶺岸煌桜 潤浩 眞島秀和 宇野祥平 松浦祐也 酒向芳 野間口徹 小日向文世
配給:松竹

【ストーリー】 田舎町でひとり農家を営む田中淳一(相葉雅紀)は、元妻・爽子(江口のりこ)と東京で暮らす小学生の息子の一也(上原剣心)が、突然ひとりで訪ねて来たのをきっかけに、しばらく一緒に暮らすことになる。ちょうどその頃から、近くの森では不可解な怪奇現象が立て続けに発生し、淳一が住む町でも、住民の不審死や失踪事件が相次いでいた。そんな矢先、淳一と一也も偶然得体の知れない“それ”を目撃してしまう。「“それ”の正体とはいったい…!?」淳一は一也の担任の絵里(松本穂香)とともに、怪奇現象に巻き込まれていくが、それは未知なる恐怖の始まりにすぎなかった…。

©︎2022「“それ”がいる森」製作委員会