【全文掲載】神木隆之介「めちゃくちゃプレッシャー」、松村北斗「ウッドベースぐらい低く」現場での苦労話を明かす!

MC:ありがとうございます。本当に個性的なキャラクターが集まった作品です。そのキャラクターを演じられてのご感想、またはご苦労された点などを教えていただきたいのですが、神木さん。

神木:めちゃくちゃプレッシャーでした。このお話をいただいてから、原作漫画を読ませていただいて、めちゃくちゃ大好きになって何十回も気に入った巻を読んでたりしてたんですよ。読むたびに美しいなあとか、書いてあるセリフとかも、分かるようようで分かんない。分かんないけど分かるなっていう、引き込まれるような表現で。これを読んでるうちに、「これ、自分が演じるんだよな?」って毎回我に返るんですけど、そのたびにプレッシャーになってましたね。こんなに美しくて儚いような、四月一日って言う人物を、果たして三次元にした時に、どういうふうに存在すれば良いんだろうかっていうのは、すごくやっぱり不安でした。ただ、蜷川実花さんの世界観ということで、そこはちょっと安心といいますか、蜷川実花さんについていけば大丈夫なんだろうなっていうので頑張りましたけど。でもすごい緊張してましたね。

MC:侑子を演じた柴咲さんは役柄に関して意識されていたこと、また苦労されたところありますか。

柴咲:初めに感想になっちゃうかもしれないんですけど、私は原作を知っていて、侑子さんでってオファーが来て、「ええ!?」ってなったんですけど、その時に「絶対主役は神木くんしかいない」と思ってたんですよ。それ以外考えられないと思っていたら神木さんだったから、やったーと思って。そんなプレッシャーを感じていたなんて嘘だって感じがする。神木さんには儚さみたいなもを感じるので、それがすごい嬉しかったです。その神木さんが演じる四月一日と私が演じる侑子さんが対峙しなきゃいけないわけなんで、これは大変だと思ったんですよね。というのも、監督がおっしゃられているように、侑子は絶対的な存在感がないといけないから、それは大前提なわけですよね。どうすればいいんだろうと思って、絶対的な存在感って何?って思って。ちょっといつも不機嫌でいればいいのかな?みたいな(笑)。どうしてたらいいんだろうと思ってたんですけど、準備の段階で実花さんが「座り方とかもソファーにこういう感じで足を伸ばして座ってみて」みたいな感じで、もうビジュアルのイメージが完全にあるんですよね。で、そこでさらに本番になったら、ヘアとメイクと素晴らしい衣装が纏えるわけなので、「あ、これは安心だぞ」と思いましたね。

MC:松村さんはいかがでしたか?

松村:僕は実花さんと初めて会ったのはお写真の仕事で、そこで「百目鬼がいた!」と言っていたらしくて(笑)。現場で一番困ったというか、頑張ったのは、とにかく声を低くするっていう。もっと低く、もっと低くっていうのを何回も繰り返して、最終的にはほぼウッドベースぐらい低くなったんですけど(笑)。そんな低い声で普段喋んないじゃないですか。だからなんか大変でしたね。

蜷川:あんまり大きくもできなかったから、それも心配だったでしょ?みんな難しい役なんで、すごい大変だっただろうなって思いますけど、なんか申し訳ないなって(笑)。

MC:玉城さんはいかがでしたか?

玉城:ひまわり役のお話を聞いたときに、『ホリックxxxHOLiC』を実写化するということで、蜷川さんはどうやって実写化をされるんだろうなあって楽しみでしたし、ワクワクして現場に入って。監督は「ひまわりは、すごく可愛く、素直で明るい子でいてほしい」という話をしていたので、キャラクターの背景にある二面性はそこまで意識せずに、明るくかわいい女の子でいようと思っていたんですけど、台本を頂いた時にひまわりのセリフが書いてあるんですけど、その後に「(超可愛く)」って書いてあったんですよ(笑)。なんだそれは?と思って(笑)。そんな台本もらったことなかったので、「蜷川さん、超可愛くっていうのは、どういうことですか?」って聞いた覚えがあります(笑)。自分なりの超可愛くで頑張りました(笑)。