【全文掲載】神木隆之介「めちゃくちゃプレッシャー」、松村北斗「ウッドベースぐらい低く」現場での苦労話を明かす!

2003~2010年にヤングマガジンで連載され、単行本の売り上げが累計1400万部を突破した、創作集団・CLAMPの大ベストセラー同名コミックを、蜷川実花監督が神木隆之介と柴咲コウのダブル主演で映画化する『ホリックxxxHOLiC』が、4月29日より公開される。このほど、3月22日に丸の内ピカデリー2にて完成披露試写会が行われ、キャストの神木隆之介、柴咲コウ、松村北斗、玉城ティナ、吉岡里帆、そして蜷川実花監督が登壇した。ここでは、本イベントの模様を全文掲載でお届けする。

MC:まずはアカシアが視えてしまう主人公、四月一日君尋(ワタヌキキミヒロ)を演じられました神木隆之介さん、映画の感想とともにご挨拶をお願いします。

神木:神木隆之介です。今日は雨も降ったり、雪も降ったり、めちゃくちゃ寒い時に来ていただいて、本当にありがとうございます。感謝してます。蜷川実花さんの世界観っていうのは、こんなにも美しくて儚いんだと、撮影の時も実感しましたし、改めて自分で観た時もすごく思いました。僕の中では今まであんまり観たことがないような体感の映画でした。今日は短い時間ですが、よろしくお願いします。

MC:願いを叶える“ミセ”の女主人・壱原侑子(イチハラユウコ)を演じられました柴咲コウさんです。

柴咲:柴咲コウです。本日はお越しくださって、どうもありがとうございます。舞台挨拶というのがすごく久しぶりな気がして、こうやってお客さんを会場に入れてお話できるのが、すごく嬉しくて幸せです。映画の公開はもうちょっと先なんですけれども、今日は皆さんに一足先に観ていただくということでドキドキしています。この映画を観た感想は、もちろん、蜷川実花さんの作品であるというところでオファーをいただいて引き受けたんですけれども、その緻密な映像美だったり、本当に細かいところまで美術が作り込まれていたり、私は侑子さんとして、この映画の中で生きているんですが、日々本当に素晴らしい衣装、ヘアメイクを施していただいて、毎日、侑子さんとして緊張感ある中で、カメラの前に立てたのがすごく幸せだったと思いますし、その素晴らしさがスクリーンの中に存分に詰まっているかと思います。そういったところを観て頂けると嬉しいです。ありがとうございます。

MC:四月一日の同級生、百目鬼静(ドウメキシズカ)を演じられました松村北斗さん、お願いいたします。

松村:松村北斗です。お客さんが居るという状況が、本当に驚きと感動と、勿論少々の不安もあって。ただ、皆さんが協力してくださったりとか、強い信念のもとに集まっていただいたんだなって思うと、本当に温かい気持ちにもなりますし、感謝したい気持ちです。この作品は、今のご時世とか、皆さんが抱えてる温かさとかを実はすごく大切に描いている作品だってことを理解してるので、特に今日集まってくれた皆さんには、響くような作品かなと思うので、この後の上映をぜひ楽しみにしてください。今日はよろしくお願いします。

MC:四月一日と百目の同級生、九軒(クノギ)ひまわり役を演じられました、玉城ティナさんです。

玉城:玉城ティナです。久しぶりに、皆さんの顔を見ての舞台挨拶ができて本当に嬉しく思っています。撮影が2020年で、ちょうど2年ぐらい経つんですけど、ちょっと時間がたってこうやって集まって出来上がったものを皆さんに観ていただけるということを本当に嬉しく思います。ぜひ早く観ていただきたいです。楽しんでください。

MC:四月一日を襲う女郎蜘蛛を演じられました吉岡里帆さんです。

吉岡:吉岡里帆です。今日はお足元の悪い中、劇場にに来てくださってとても嬉しいです。ありがとうございます。私が演じた役は、すごく悪女なんですけど、振り切って演じさせていただいてますので、楽しんでいただきたいですし、なにより初号試写を観たときに、蜷川実花さんの映像美と音を体感する感覚がすごくあって、第六感に響いてくるようなズーンと衝撃を受ける感じがあって、これはぜひ劇場で観ていただきたいなと心の底から思いました。なので観ていただけるのがとても嬉しく思っております。是非全身で楽しんでください。

MC:そして最後に、蜷川実花監督です。

蜷川:皆さん、今日は寒い中来ていただいて、本当にありがとうございます。この映画を作りたいと思ったのは10年前で、それから時間が経って撮影を2年前にして、やっとこの場に立てたことをとても嬉しく思います。スタッフ、キャスト全員が本当に一丸となって作り上げた作品なので、ぜひ楽しんでいただけたらと思います。今日はゆっくり観ていってください。ありがとうございます。