【全文掲載】米倉涼子「“悔しい”と思いながら生きています。泥まみれになったほうが楽に」新成人にエール!

MC:まずは米倉さん、出来上がった作品のご感想はいかがでしょうか?

米倉:私は一新聞記者の松田杏奈というやらせていただいたんですけど、私を見てほしいとかはなくて、このドラマがみんながあっての、監督が想像した空気があっての「新聞記者」というのが私の見解です。みんながどう生きていって、我慢して、耐えて、夢を持って、一歩踏み出すか。そうゆうドラマ。でもドラマにしては上等すぎるんじゃないのというようなシリーズになっています。ぜひ、考え抜いてもらいたいと思います。

MC:綾野さんはいかがでしたか?

綾野:全編を通して自分も学ぶところがたくさんありました。たくさんの気づきを教えてもらいました。何より最高のチーム力と言いますか、各部所総出で藤井組の最高のチーム力を踏襲しているといっても過言ではないと思っていますので、ぜひ楽しんで観てもらえたら幸いだなと思います。

MC:横浜さんはいかがでしょうか?

横浜:Netflixで藤井さんが撮っているということで、ドラマとは思えないほどクオリティの高い作品になっていると感じましたし、僕も亮と同じで政治とか世の中の出来事に対してちょっと他人事だという部分があったんですけど、この作品を観て亮の若者目線が入ることによって自分事として捉えられると感じたし、改めて色んなことについて考えさせられるきっかけになりましたね。あとは、こんなにも素敵な先輩方と一緒にお芝居が出来たことを幸せに感じていました。

MC:藤井監督はお三方とご一緒されていかがでしたか?

藤井:毎日楽しかったですね。それぞれが主演として世の中にたくさんの素晴らしい作品を出している人たちが、一個のチームになって一個の作品を作りだそうとするエネルギーは本当に強くて、世代とか時代とかを全員が飛び越えて良いものを作ろうという純粋な時間を与えられたような気がして、かけがえのない体験でした。

MC:米倉さん、役を演じて気をつけたことや、苦労したことはございますか?

米倉:私は藤井監督とお会いするのが初めてだったので、どんな撮影スタイルなのか分からないまま飛び込んでいって、すべての方が初対面だったので、本当にドキドキしました。スタッフさんも若い方が多かったのですが、最年長くらいの年齢なのに引っ張っていけなくて。粘り強さでいったら右に出る者がいない藤井監督、辛い時もありました…(笑)。でも、この監督に委ねようと思ったのは、どんな質問をしてもすぐ返ってくる、どんなときも意見がある。どんなときでも思いが伝わる。そんな監督に出会えて本当にラッキーだったなって思いました。皆さんが思われている、ものすごい元気で強くてパワフルな米倉涼子とは対照的な役をやっていますので、我慢した部分もあります。でもすごく良い経験をさせていただきました。この作品をいち早く観て、自分が出てないところで本気で泣いていた自分がいるという不思議な体験もさせて頂きました。

MC:藤井監督、粘り強く撮られたんですね?

藤井:平常運転で。はい(笑)。しっかり頑張りました。