【全文掲載】米倉涼子「“悔しい”と思いながら生きています。泥まみれになったほうが楽に」新成人にエール!

Q4:将来俳優になりたいと思っています。米倉さんが俳優を続けていく上で、大切にしているものはありますか?

米倉:やると決めたら、やり通してやるっていう思いと、テクニックよりもその場で感じることを大事にしています。目の前にどんな人がくるか分からないので、現場に行くまでどんなことが起こるのか分からない覚悟で行くようにしていますね。俳優論とかなんにも答えられない立場かなあ…。みんな勉強して、偉いですよね…。頑張ってね(笑)。

Q5:仕事へのモチベーションの上げ方を教えて下さい。

綾野:最高の仲間を見つけるということですかね。自分を磨いてくれて、自分が敵わないと思う人達と居続けることですね。僕の周りには天才が多すぎて、凡人の自分が必死に食らいついて行くと、後天性で生まれてくる発想とかを信じられるようになるんですね。一人で良いですけど、最高の仲間を見つけるということかな。

Q6:横浜さんに質問です。今年は寅年ですが、トラにかけて仕事やプライベートでトライしたいことはありますか?

横浜:今はまだこれ!と言うものはないですけど、何でも挑戦したいですね。それが当たり前だと思っているので。失敗を恐れずに、何でも挑戦していきたいですね。ごめんなさい、あんまり面白くなくて(笑)。

MC:最後にご自身の二十歳の頃を振り返って、若者たちに伝えたいことを教えて下さい。

米倉:黄色い着物を着たな…(笑)。あの頃もゴールドが好きだったなとか(笑)。鈴木京香さんに教えてもらったんですけど、後回しでもいいやと思っていることって、ずっと後回しになっちゃうんですよ。やりたいなとちょっとでも思ってることは、すぐにやってみた方がスッキリする。記憶も薄らぐから、若いうちにやりたいと思ったことは続けて欲しいし、間違ってたと思うことは辞めたらいいし。いいことも悪いことも、犯罪はダメだけど、何か始めないと何も進まないから、一歩出る勇気を持ってもらいたいなと思います。

綾野:まず、いっぱいご飯食べて。食べるパワーって、生きるパワーに直結していると思っていて。やりたいことを見つけるのが大変な人もいると思うんですよ。いろんなことに挑戦したいと思うんですけど、いろんなことってなんだろう?と考えるのに時間がかかってるけど、恐れる必要はないと思うんですよ。食べて、生きてるなって。食べる意識っていつの間にか動いてると思うんですよね。闇の中で光を探すのは簡単だけど、光の中で闇を感じられる人は一握りかもしれないから。当時、僕はまず食べようと思ってましたね。仕事がない時もとにかく食べるということはしてました。あとはさっきも言ったように、仲間を見つける。仲間に教えてもらったことが自分の夢になったっていいじゃないですか。僕だって自分が俳優になるなんて思ってなかったから。大好きな仕事を見つけてくれた人がいたんですよね。それくらいで良いと思いますね。というか、それが大事だと思う。だから、まずは食べよう(笑)。

横浜:僕は20歳から5年しか経ってないので、まだ言える立場じゃないですけど、今この瞬間を大事にして欲しいなと。どんどん時間は過ぎていくし何が起きるか分からないので、今を全力で楽しんでくれたら嬉しいなって思います。

藤井:僕は大学生の仲間と会社を立ち上げて、そのまま仕事をやっているので、カメラを撮ってるのも大学の後輩ですし、青春がずっと続いているというか。若い時の何者でもない自分と一緒にいてくれた人たちと楽しいことができていて、今周りにいる人を大事にすれば、15年とかに「楽しかったね」と言えるんじゃないかと思います。大人になってから友達ってできないから、今の仲間を大事にしてもらえたらなと思います。

MC:ありがとうございます。それでは最後にメッセージをお願いします。

藤井:本日はお忙しい中、ありがとうございました。成人の皆さん、本当におめでとうございます。この映画は、コロナの中で一丸となって作り上げて、何が正しいかとか、何が悪いのかを取っ払って、一人の人間としてどう生きるのか、素晴らしい俳優とスタッフとともに妥協なく作り上げた作品です。この作品が日本の皆様、そして世界の皆様にどういう風に届くのか自分もとてもドキドキしてるのですが、これが終わりではなく始まりになるように心を込めて撮りました。今日は3話連続で観ていただけるということで、4話からは13日にぜひ観てください。ありがとうございました。

横浜:本日はありがとうございました。皆さんと共に魂を込めて作った作品ですので、沢山の方にこの作品が届くことを祈っていますし、届いてくれたら嬉しいなと思っています。皆さんが何を感じるのか、すごく楽しみですし、この作品を観て感じることは、人それぞれ違うと思いますが、何かを残すことができたら嬉しいですし、感じたことを大事にしてほしいなと思います。本日はありがとうございました。

綾野:短い時間でしたが、とても楽しかったです。ありがとうございます。「新聞記者」を通して、何かを始めようとしていることをひとつでもいいので気づいて受け取ってもらえたら嬉しいです。ただそれだけです。エンターテイメントの世界に興味がある人達が何人かいましたけど、自分もさらに精進していきますので、いつか必ず現場で逢いましょうっていうのがあります。そういうことも、流星くんを通して、体感できると思うんですよね。本作において大切なコアな部分を、横浜流星という役者に託したんだなと改めて、今日の話を聴いていて思えました。それぞれ色んな見方がありますが、感じて頂けたら幸いです。ありがとうございました。

米倉:藤井組が思いを込めて作った作品です。私的には想像以上に素晴らしい作品になってると思います。どうやって生きていこうとか、どうやって我慢していこうとか、一人の人としての生き方を考え直すことができるようなドラマになっていると思います。3話まで楽しんでいただいて、関心がありましたら13日からの配信を楽しんで頂ければと思います。成人の方々、改めておめでとうございます。そして今日、コロナの中で来て頂きありがとうございました。もうこれから観てくれるんでしょう? 息飲んじゃうよ~(笑)。楽しんでというか、この世界にいってらっしゃいませ(笑)。ありがとうございました。

Netflixオリジナルシリーズ「新聞記者」
2022年1月13日(木)より、Netflixにて全世界同時配信
監督・脚本:藤井道人
企画・プロデュース:河村光庸
脚本:山田能龍 小寺和久
出演:米倉涼子 横浜流星 吉岡秀隆 寺島しのぶ 吹越満 田口トモロヲ 大倉孝二 田中哲司 萩原聖人 柄本時生 土村芳 小野花梨 橋本じゅん でんでん ユースケ・サンタマリア 佐野史郎 綾野剛