【全文掲載】高畑充希「ひとつも心穏やかなシーンがなかった。怖かったです…」松重豊との修羅場に恐怖!?

MC:風間さんはいかがですか?

風間:そうですね、自分が興味を持ったものはとことん突き詰めていこうと決めている感じですかね。何と言わずとも察していただければと思います(笑)。

MC:伝わってきました(笑)。SUMIREさんはいかがでしょうか?

SUMIRE:結構周りから言われる私のイメージが、何を考えているか分からないとか、ミステリアスなイメージを持たれることが多くて、でも結構頭の中では、自分の考えがあって、毎回決まっていて、風間さんが話していたようにブレるときはブレても良いと思うんですよ。自分の頭の中で一個決まったことがあったら、毎回それはブレてない気がするんで、周りに見えてなくても意外と自分らしさは強く持ってるのかなと思ってます。

MC:松重さんはいかがですか?

松重:“ブレないぞ”という信念を絶対に持たないという信念を持ってます(笑)。役者って、「あなたは本質的にどんな人ですか?」と聞かれても良く分からないんですよ。善人なのか悪人なのか、役によってコロコロ変わりますし。ただ、高畑さんがおっしゃったように、毎食大事にしたいという気持ちはありますね。京都の撮影中も食事に困ったんですよ。夜8時以降は食べにも行けなかったですし、コンビニ弁当も漁られていて、風間くんに聞いたら「毎日、牛丼です」って言ってたから、こんな生活嫌だなと思って、女優陣はウーバーイーツを頼んでて。でも頼み方が分からなくて、一人で悶々としてたんですけど、「餃子の王将」のテイクアウトが美味しいことに気が付きまして、毎日食べてたんですけど、京都の「王将」は餃子がちょっと違うんですよ、美味しいんですよ。そういう信念は持ってます(笑)。

MC:すごいまとめ方ですけど(笑)。ここでお時間です。最後に高畑さんから皆さんにご挨拶をお願いします。

高畑:今日はありがとうございました。説明が難しいドラマが出来たんじゃないかと思います。人間って本当に複雑で、グチャグチャしていて汚くて、変にピュアなところもあって、いろんな人が絡み合って、「分かりやすくないドラマにしたい」と監督がおっしゃっていて、観た方は不思議な印象を持つと思います。京都で撮れたので景色が美しかったり、一枚一枚の絵みたい観られる作品だと思います。とにかく内容はドロドロしてるんですけど、楽しく観ていただけたら幸いです。今日はありがとうございました。

「連続ドラマW いりびと-異邦人-」
11月28日(日)より、WOWOWプライム・オンデマンドにて放送・配信開始(全5話) ※第1話無料放送
毎週日曜夜10時~放送開始
監督:萩原健太郎
原作:原田マハ「異邦人(いりびと)」
脚本:関久代
音楽:audioforce
出演:高畑充希 風間俊介 SUMIRE 森口瑤子 松尾貴史 マキタスポーツ 菅原大吉 木場勝己 壮一帆 白羽ゆり 宮田圭子 二階堂智 康すおん 梶芽衣子 松重豊

【ストーリー】 篁菜穂(高畑充希)は熱心な美術蒐集家で私設美術館まで設立した祖父から受け継いだ美術館の副館長を務めていた。夫・一輝(風間俊介)もまた銀座にある画廊の3代目だったが、どんなに努力しても敵わない慧眼を菜穂は持っており、美術の世界に没頭する妻を愛しながらも時にその才能に嫉妬する。身重の菜穂は、東京の喧騒を避け京都に長期滞在する中、ある一枚の絵に遭遇する。“青葉”を描いたその作品の作者は、言葉を発することのできない白根樹(SUMIRE)という無名の画家だった。その絵に吸い込まれるように強烈に惹かれた菜穂は、樹が京都画壇で影響力を持つ日本画家・志村照山(松重豊)によって自由を奪われていることを知り、声なき訴えを確信する。照山もまた、養女であり弟子の樹の才能を脅威に感じていた。樹の絵を追ううちに菜穂は、美の住人たちの欲望が交錯する世界へと誘われてゆき、運命を変えるようなある真実に辿り着く…。