【全文掲載】安田顕「普段は何もしゃべらなくても、他の4人がベラベラしゃべるんで」TEAM NACSのメンバーに感謝!?

MC:李監督は、最近パニクったことはありますか?

李:ちょっと傷ついたことがあるんですけど、来年の1月にまた新しい映画を撮るんですけど、ウイカさんにオファーしたら断られたんです。

ウイカ:えええ!?聞いてないよ!?

李:女子大生の役を用意したんですけど、断られたっていうのがちょっと傷つきましたね。女子大生役いいかなと思ったんですよ。でも、もっと良い話があったらしいです(笑)。

ウイカ:それも聞いてないよ!?すいません。懲りずに、またぜひ。

李:ちょっと傷ついて。金子くんだったら喜んでやってくれるよね?

金子:もちろん!

李:安田さんだってやってくれるでしょ?

安田:当然です。

李:ウイカさんはどうしたのかな?

ウイカ:私、聞いてもいないですよ!後で反省会します。本当、ごめんなさい(笑)。今、私がパニックだわ!

MC::ここでお時間です。最後にみなさんから一言ずつご挨拶をお願いします。

伊集院:はい、これから映画を楽しむのに予備知識がない方がいいと思うんですけど、僕が宇宙生物をマシンガンで粉々にするシーンだけは、きちんと観ておいてください(笑)。

李:あのシーンは苦労しましたね(笑)。

伊集院:宇宙人がバカで。間が悪くて。

李:ひょっとしたら編集でカットしてるかもしれないですけどね(笑)。

伊集院:そのシーンまるごと、なくなってたらごめんなさい(笑)。

MC:撮ってたんですね…???(笑)。ありがとうございます(笑)。金子さん、お願いします。

金子:あんまり言えないんですけど、本当に楽しんでください。とりあえず、今日来てくださったことに本当に感謝しています。ありがとうございました。何も僕が言わなくても観たら伝わると思うので、楽しんでください。今日はありがとうございました。

MC:ありがとうございます。ウイカさん、お願いします。

ウイカ:はい、安田顕さんの違った一面が見られる映画だなと思いましたし、伊澤店長を見ていると共感性羞恥って言うんでしょうか、自分のことのように感じて途中叫びたくなるシーンが何度もありました。胸が締め付けられたりとか、いろんな感情に巻き込まれる映画だったんですけれども、観終わった後に多分身近な家族だったりとか、職場の方だったりとか、それぞれの皆さんの人生に落としこめるようなシーンもあるなと思って、そしてパワーワードがふんだんに盛り込まれていますので結構好きなセリフとかが見つかるんじゃないかなと思っています。一番の見せ場は、ウメヤのバックヤードで上田店長と高井の濃厚な濡れ場のシーンがありますので、そこはぜひ刮目していただけたらなと思います(笑)。今日はありがとうございました、楽しんでいってください。

伊集院:カットされてるかもしんないよ(笑)。お互い、前張り無しで頑張りました(笑)。

MC::みなさん、なんの映画だと思ってるでしょうね…?(苦笑)。安田さん、お願いします。

安田:先程、カレーの…あっ。食べ物の話を…

李:今、カレーって言いました!?

ウイカ:座長!?

安田:すいません(苦笑)、ごめんなさい(笑)。

ウイカ:何カレーか言ってないから大丈夫です(笑)。

安田:その、食べ物の話で思い出したんだけど(笑)、地方巡業とが行く時に、お芝居があった後にその人たちとお店に入って、「ああでもない、こうでもない」と話しができたり、何か物を食べたりっていうことができることって素敵なことだと思ってたんだけど、なかなか出来るご時世じゃなくなったんですけど、今日から全面解除ですもんね? だから、もし時間が余ってたら、もちろんマスクして気をつけてだとは思いますけど、この映画を観てもらった後にお店で食べ物を食べたり、一杯飲んでという日常がみなさんに訪れたら良いなと思います。まあ、映画の見どころ的にはスーパーウメヤのトイレで金子大地が血尿を出すところですね(笑)。ぜひ注目していただきたいと思いますけど、ごゆっくりご覧になって下さい。よろしくお願います。

MC:ありがとうございます(笑)。最後に李監督、お願いします。

李:これから観ていただくんですけれども、大きなことは何も起こらないです。本当に些細なことばっかりで、物語を作ったつもりです。でも、そのどうってことない些細なことに、本当のことが何かあるんじゃないかなと思って作りました。安田さん演じる伊澤春男は、良いことが何も起こらないです。ほとんど何も起こらないです。それは、みんなの人生もそうなんじゃないかなと思って。でも、そのたった一つのことが、とてもかけがえのないことなんじゃないかなという思いは込めて作ったので、そこを感じて頂けたら嬉しいなと思います。最後は真面目にしました。

『私はいったい、何と闘っているのか』
12月17日(金) 全国公開
監督:李闘士男
原作:つぶやきシロー「私はいったい、何と闘っているのか」
脚本:坪田文
音楽:安達錬
主題歌:ウルトラ寿司ふぁいやー「今すぐアナタを愛したい」
出演:安田顕 小池栄子 岡田結実 ファーストサマーウイカ SWAY(劇団EXILE) 金子大地 菊池日菜子 小山春朋 田村健太郎 佐藤真弓 鯉沼トキ 竹井亮介 久ヶ沢徹 伊藤ふみお(KEMURI) 伊集院光 白川和子
配給:日活 東京テアトル

【ストーリー】 伊澤春男(安田顕)、45歳。勤続25年の地元密着型スーパーウメヤ(大原店)の万年主任。それでも信頼する上田店長の「春男はこの店の司令塔」という言葉が、今日もやる気を掻き立てる。たまの休みは、息子の少年野球の熾烈なレギュラー争いのために考えた“差し入れ作戦”。またある時は長女の彼氏に父親の威厳を見せつけるための名酒“ナポレオン”作戦。そして仕事では、念願の店長昇進への妄想と現実の狭間で喜んだり落ち込んだりの繰り返しの日々。一見平凡に見えても、彼の脳内は今日も戦場と化す。甘えも嫉妬も憤りも悔しさもすべてを強がりのオブラートに包み込み、日常を戦うこの中年サラリーマンは、束の間、なじみの食堂で哀愁に浸りながらいつものカツカレーを全力で喰らい尽くす。愛する妻や子供たちとのかけがえのない生活と、夢にまで見た店長昇格への長く険しい戦いの果てに待っていた予想外の結末とは…。

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