【全文掲載】林遣都「並んで撮ると、自分が素人みたい。菜奈ちゃんはキマるんですよね…」小松菜奈との2ショット写真に本音

MC:そうすると表情も柔らかくなりますもんね(笑)。

林:はい。閉じすぎないように。

MC:ちなみに監督は撮る側なので、何かワンポイントアドバイスはありますか?

柿本:人かどうか分からないですけど、許すことだと。僕は撮る側だから思うんですけど、例えば人じゃなくても、例えば自然とか許されたときに、すごいいいのが撮れるというか、バーって光が現れたりとか、これ撮っちゃダメかなぁって思う時でも、頑張って熱意で撮らしてくれた時とかに、すごい良いのが撮れるなーっていう印象があるので、それは人も一緒なのかなと思ったりしますけど。

MC:ありがとうございます。さあ、あっという間にお時間です。最後に、皆さんからメッセージをお願いします。

柿本:この映画はマイノリティな人たちがどうやってマジョリティに対して行動を起こすかとか、少数派の人たちが一生懸命小さい声を上げながらもがいて進んでいくような映画になっています。今、色々生きづらい思いを抱えている人もたくさんいると思うんですけど、そういう人たちに寄り添える物語になっていると思うので、そういう気持ちで何かを持って帰ってもらえるといいなと思います。宜しくお願いします。

小松:今日はイベントにお越しいただき本当ありがとうございます。そして視聴してくださっている皆さん、本当にありがとうございます。今回はみなさんのお悩みに、一意見ではありますが一緒に悩むことができて本当にとてもいい時間でした。みんな生きていれば悩みは尽きないですし、誰にでも悩むことはたくさん、私もありますし、でもきっとみんな違って良いと思うので、この映画も生きづらさとか弱さを抱えている2人がお互い惹かれあって成長していきながら、模索しながら生き抜いて一人の人として立っている姿がスクリーンに映し出されていると思います。ぜひ今日これから観ていただくと思うんですけど、楽しんでいってください。今日はありがとうございました。

林:今日はありがとうございました。こういった悩み相談みたいなことをやらせていただいて、自分も考えるところがありまして、すごくいい時間でした。今はただでさえすごくしんどい世の中で、誰にでも本当に自分の嫌いな部分とか、変だなあと思われてるんじゃないかなとか、あると思うんですけど、そこであんまり自分を卑下したり悲観的にならず許してあげたり、たまに甘やかしてみたりすることだったり、そういう時間をしっかり持って楽しく生きていってください(笑)。この映画も、そういったことが描かれていると思うので、少しでも力になってもらえたら嬉しいなと思います。良いクリスマスを(笑)。まだ先ですが、良いクリスマスをお過ごしください。ありがとうございました。

『恋する寄生虫』
11月12日(火) 全国公開
監督:柿本ケンサク
原案:三秋縋「恋する寄生虫」
脚本:山室有紀子
主題歌:Awich「Parasite in Love」
出演:林遣都 小松菜奈 井浦新 石橋凌
配給:KADOKAWA

【ストーリー】 極度の潔癖症で人と関わることができずに生きてきた青年・高坂賢吾(林遣都)。ある日、見知らぬ男から視線恐怖症で不登校の高校生・佐薙ひじり(小松菜奈)と友だちになって面倒をみてほしい、という奇妙な依頼を受ける。露悪的な態度をとる佐薙に辟易していた高坂だったが、それが自分の弱さを隠すためだと気付き共感を抱くようになる。世界の終わりを願っていたはずの孤独な二人はやがて惹かれ合い、恋に落ちていくが…。

©2021「恋する寄生虫」製作委員会