【全文掲載】北村匠海、吉沢亮に憧れ?「かっこいいなあ…」 、吉沢亮「ひよってるやついる?」バズりに不満!?「笑うシーンじゃねえから」

MC:それでは、自分以外のキャラクターで、これ言いたかったなぁって思う、かっこいい、または好きなセリフは何ですか? 北村さん、お願いできますか?

北村:それはもう「ひよってるやついる!?」ですよ。今回、マイキーとドラケンは、ほんとかっこよくて、「タケミチがボコボコにされている=2人登場」の伏線なんですよ。2人の姿を見ていて、本当に漫画から出てきた2人のようで憧れがありました。タケミチとしても僕としても。集会のシーンとかは「亮くん、かっこいいなあ…」と思って、端っこで見てましたけどね。

MC:とってもかっこいいセリフなんですけど、なぜか会場がザワザワするのはなんでしょう(笑)?

吉沢:めっちゃかっこいいシーンのはずなのにね。最近めっちゃ流行ってるらしいっすね、「ひよってるやついる!?」っていうのが。Tik Tokとか、芸人さんがやってるのか分からないんですけど。だから調べてみたら、「ひよってるやついる?のところで、めちゃくちゃ笑った。面白かった」みたいな(笑)。笑うシーンじゃねえからみたいな(笑)。超、超熱くなるエモエモシーンなのに、全然違う見方をしてるお客さんがちらほらいるなぁという、その辺が面白かったですけどね。

北村:変なバズり方をしてしまうよね(笑)。

MC:山田さんは、これ言いたかったなあっていうセリフがありますか?

山田:タケミチの「分かってるよ!俺の人生クソだって!」っていうところ、あれめっちゃ好きなんですよ。…え? 違う? もっとあるだろうって思いました(笑)? 自分の弱みを叫んで出せる感じ、いいなって思って。

北村:あれ1回撮影が止まって、再開した1日目で。その鬱憤を叫んだというか。

山田:あれが、俺は来た。

MC:ありがとうございます。鈴木さんはいかがですか?

鈴木:僕はドラケンの病院のシーンじゃないですか。「下げる頭を持ってなくていいから、そういう心を持て」と。めちゃくちゃかっこよかったですけどね…。あれ?

山田:いや(笑)。早くない?

鈴木:すいません。心合わせていきましょうね(笑)。

MC:まぁそこは名シーンですからね。次は笑ってしまったNGシーンは?

北村:監督が現場で巻き起こる空気やテンポをすごい大事にするタイプで、何でもやらせてくれるし、監督がずっと笑ってるんですよ。だからNGとかは、なかったというか、結果的にそれも成功だったみたいな気がします。

MC:磯村さんはいかがですか?

磯村:まあ監督は本当に陽気な方だったんで、ピリつくこともなく、みんなでアイデアを出しながら作っていたなという印象でしたね。でも、ノブ(鈴木伸之)が違う作品(「今日から俺は!!」)で相棒の役だったのに、今回めちゃめちゃ敵対する役だったので…。最初、ぶつかるとき、ちょっと不思議な感じがあったよね?

鈴木:ありましたね。

磯村:気持ち悪かったもんね。

鈴木:そうですね(笑)。でもNGはなかったよね?

磯村:なかった。なかった。

北村:あ、お返しします(笑)!

MC:ありがとうございます(笑)。残念ですがここでお時間です。最後に北村さん、お願いします。

北村:本当に今日、この場に来てくださってる皆さん、328カ所の全国の劇場で観てくださっている皆さん、この『東京リベンジャーズ』という作品は、今とても必要なメッセージが詰まってる作品だと思っていて、もちろん僕らはファンタジーの世界には生きていないので、過去にタイムリープすることが出来ないけれど、タケミチが過去を変えて未来を変える、現在を変える勇気を一歩踏み出したように、今すごく悶々としてる世の中で、きっと皆さんも僕らも同じ立場だし、同じスタートラインにいると思います。僕らが届ける映画とエンターテインメントだったり、映画だけじゃなくて今回のSUPER BEAVERさんも素敵な曲を書いてくれました。そういうものを僕らは届けて、皆さんの背中を押したいし、この『東京リベンジャーズ』という作品が、その1つの勇気になってくれたらいいなと思います。僕らも本当に熱量を込めて、この映画に何かをかけて作り上げてきました、何度も何度も撮影が止まりながら、公開も延期になりながら、それでも前に進んで何かを変えられるんじゃないかと思って前に進んで来ました。それがやっと公開になって、とても嬉しく思うし、これからは僕らの手を離れて皆さんのものになって、この映画とともにと言うと大げさかもしれないですけど、皆さんの心に『東京リベンジャーズ』という作品が残ってくれたら嬉しいなと思います。今日は本当にありがとうございました。

『東京リベンジャーズ』
7月9日 全国公開
監督:英勉
原作:和久井健「東京卍リベンジャーズ」
脚本:髙橋泉
主題歌:SUPER BEAVER「名前を呼ぶよ」
出演:北村匠海 山田裕貴 杉野遥亮 今田美桜 鈴木伸之 眞栄田郷敦 清水尋也 堀家一希 湊祥希 磯村勇斗 間宮祥太朗 吉沢亮
配給:ワーナー・ブラザース映画

【ストーリー】 主人公・花垣武道(北村匠海)は壁の薄いボロアパートに住み、バイト先では年下の店長からバカ扱いされるどん底人生真っ只中のダメフリーター。ある日、ヤンキーだった学生時代に付き合っていた人生唯一の彼女・橘ヒナタ(今田美桜)、その弟・ナオト(杉野遥亮)が、関東最凶の組織”東京卍曾”に殺されたことをニュースで知る。その事件を知った翌日、駅のホームにいたタケミチは何者かに背中を押され線路に転落する。死を覚悟した瞬間、タケミチは、不良学生だった10年前にタイムスリップしてしまった。過去に戻ったタケミチはヒナタの弟ナオトに遭遇、ナオトに「10年後ヒナタは殺される」と伝えたことにより、未来が変化した。ヒナタは救えなかったがナオトは死を避け10年後刑事になっていた。現代に戻り、刑事になったナオトに「10年前に戻り、東京卍曾を潰せばヒナタを助けられる。力を貸して欲しい!」と言われる。タイムリープする方法は、現代あるいは過去にいるナオトと握手すること。ヒナタを救うため、逃げ続けた人生を変えるため、タケミチは関東最凶不良軍団・東京卍曾に挑む。

©和久井健/講談社 ©2020 映画「東京リベンジャーズ」製作委員会