【全文掲載】大泉洋「どこまでが演技なのか、僕らも分からない」、安田顕“変態仮面”で「小さな夢叶った」、森崎博之「そんなに観てほしくない」TEAM NACS全員集合!

MC:本編と合わせてお楽しみいただきたいと思います。そして安田さんのお気に入りのシーンは、こちらです。(映像が流れる)

安田:かいつまんで話せば、お気に入りというか、うれしかったなあというのはありまして。去年の4月、5月かな? 日本全国ステイホーム中にウォーキングをするようになりまして、目黒川沿いを毎日歩いてたんですけども、その川沿いにね中目黒のドン・キホーテのあたりに看板がありまして、結構大きい看板がありまして「zen place」っていう横文字があって、白黒の看板なんですけれども。すごく可愛らしい女性が、ピラティスのポージングをしながら微笑んでいらっしゃるんですね。毎日歩いているうちにね、看板を見るたびに挨拶するようになりまして。「あ、どうも、おはようございます。今日も元気ですね」なんて言って、歩いてたんですよね。別におかしい人じゃないですよ? で、今回企画がありますから「どうしますか? なんかバカバカしいことないですか?」と聞かれたんで、私は『変態仮面』という映画に出演させていただいていたんで、「そういうのをやったらバカバカしいんじゃないですか?」と、「何かやりたいことありませんか?」と言われて、ぱっと浮かんだんですよ。「目黒川沿いの看板に出ている女性がピラティスをやってる。その女性に会いたい」と。「じゃあ、変態仮面として、その方にポージングを習いたい」という提案をしたら、見つけて下さいまして。河辺千恵子さんというインストラクターの方なんですけれども、「いいですよ」と言ってくださいまして、バカバカしいことなんですけれども(笑)、本当に無駄にバカバカしいんですけれども、スタジオを貸してくださって、会うこともできたし、ポージングを教えてもらえたんでうれしかったなっていう。ステイホーム中にウォーキングをしてて良かったかなという。年が明けて小さな夢ですけれども叶いまして、またこういった無駄なことが皆さんに喜んでいただけるものになったかなと思っております。

MC:あんな面白いシーンにまさかそんなバックボーンがあったとは(笑)。続いては、戸次さんのお気に入りのシーンにいきましょう。(映像が流れる)

戸次:2シーンありましたね(笑)。最初のシーンは吉田羊さんですよね。吉田羊さんがノリノリでこの曲に参加してくださいまして、「なんでそんなにノリノリなんですか?」って聞いたら、「TEAM NACSの皆さんと、それぞれとは仕事をしたことはあるけれども、一堂に会した皆さんと仕事するのは初めてで」っていうので、すごくやる気を見出してくださいまして、吉田羊さんのやる気がズバッと女帝デロリアンのシーンに現れてるなあっていうのがあって。二つ目のシーンはですね(笑)、まあ、ああいうことです。どの国の人に見せても面白いなと。

大泉:あの後、さらに面白くなりますよね。まだまだあの人、面白いから。

戸次:そうですね。まだ氷山の一角なんですけど、どんな面白さなのかというのは、本編でぜひ楽しんでいただければと思っております。

MC:すごいスターが現れるんですね(笑)。続いて大泉さんのお気に入りシーンに参りましょう。(映像が流れる)

大泉:瑛人くんが出てくれまして、キャラクターもいいんですよ。大まかな台本で言いますと、私が「曲を作ってほしい」とお願いするんだけど、瑛人さんにお断りされるという流れだったんですけども、瑛人さんは人の頼みを断ることができないような気がして、なんか頼まれたらやってしまうような方な気がして、これがまた現場で全然違う展開になってまして、「曲を作って欲しいんだよね」って言って、「ああ、いいですよ」って言って、瑛人くんがその場で曲を作り続けるって話になってまして(笑)。「この場でじゃなくて、ちゃんと作って」って何度お願いしても、「いいすよ、いいすよ」ってその場で歌っちゃう。最終的に俺も誘って俺に歌わせようとするっていうか。“どんだけ説明しても分かってくれない人・瑛人”っていう感じで出てくるんですけど、それが瑛人くんのキャラクターにとっても合ってて。また実際にその場で瑛人くんが曲を作ってくれるんですけど、そのクオリティの高さがやっぱりすごくて。本当に目の前で作るんですよ、即興で。こんな格好良く作れるんだと思って、びっくりもしました。

MC:現場で色々変わってあのシーンを撮っていったっていうところにもびっくりしました。

大泉:みんなそうだと思いますけど、もうめちゃくちゃですよ。どこまでが演技なのか、僕らもわからないっていうかな。皆のインタビューを聞いてても、「これは本当だよね?」っていう感じもするから、どっちかというとこれはドキュメントだと思いますよね。

MC:そして、最後は音尾さんのお気に入シーンです。どうぞ。(映像が流れる)音尾さん、すごいことにチャンレジしてましたね(笑)。

音尾:トム・クルーズかと思いましたよね(笑)。素晴らしいアクションでね。第1話でも出てくるところなんですけど、私が監督を務める 「バック・トゥ・ザ・戦隊・フューチャーズ」という名作なんですけどね、「がんばれ!TEAM NACS」の最初に撮ったのが、「バック・トゥ・ザ・戦隊・フューチャーズ」なんですけれども、言い争ったりとか、5人のフェイクドキュメンタリーとしてドキュメンタリータッチで作るお芝居、シーンっていうのを初めてトライしてるあたりなんですよね。だからどういう風に今後撮っていけばいいとか、どういうふうに我々がやればいいのかっていうのを模索している、プロトな場所なんですよね。なので、すごく難しかった感覚が残ってまして、5人で言い争うけど、僕は監督としていろいろ上手くやってくれないから怒っているんですけれど、でも普段この人たちに怒る人じゃないですし私、争いをするっていう集団でもないんで、じゃあどういうところに落とし込んでいきながら…、でもやりきれなかったな? もっとガチガチ怒っていけば良かったのかな? お芝居のセリフがあるみたいに、と思うんですけど、一応大雑把なセリフはありますけど、そこは自分で補完していくしかなくて、自分の中にある言葉を出していくしかないということになるので、まあガッツリとは怒れなかったんですけれど、出来上がったのを観たら、それが逆に自然に怒っている空気感とか、それに対して怒っているみんなの空気感っていうのが出ていて、とてもドキュメンタリー風に見えるというか。もちろん裏にある感情には我々の5人の関係性というものがあってこそ出る空気感、怒りとかいうものだと思うので、きっとこれを起点に今から物語はいろんな事が起きていくんですけれども、そのスタートとなった記念すべきシーンだなと思いました。