【全文掲載】岡田准一の胸筋に変化!? 堤真一「どんどん身体が変わっていく。久しぶりに会ったら…」、平手友梨奈の「震えるようなお芝居」も絶賛!

MC:指導した岡田さんからご覧になって、木村さんのアクションはいかがでした?

岡田:原作ファンの方も多分ヨウコが戦うシーンって印象に残っている、僕も好きなシーンなんで、やっぱりすごい大事にしたいシーンだったので、安藤さんと木村さんが戦うシーンですけど、すごくかっこよく撮れていると思います。そうですよね、監督?

江口:最高です(笑)。

岡田:朝まで時間かけて2人で撮られてたから。どうでした安藤さん?

安藤:今までいろんな映画でアクションというのをやってきたんだけど、岡田に会ってから自分が“アクションをやっている”なんていうのは、ちょっとおこがましいんじゃないかというぐらい岡田のアクションが…、全然をヨイショしているわけではなくてマジですごいと思って。僕も岡田に指導されたんですけど、最初は「なんで指導なんてされなきゃいけないんだ」って気持ちで(笑)。ファーストコンタクトはそんな気持ちで行ったんですけど、岡田の動きだったり、アクションの哲学みたいなのを目の前で見て、すぐに「弟子にしてください! お願いします! 道場通いたいっす!」って伝えて(笑)。

岡田:言ってくれてましたね(笑)。

安藤:当然、岡田の動きは真似はできないんですけど、アクションを自分の身体で、芝居で伝えたいということが、すごく大切だと思ったんですね。岡田に会ってから。だから「弟子にしてください」って言ったんですけど、まだ一度も行けてはないんですけど(笑)。でも本当に、気持ちは師匠ですからね(笑)。

岡田:ありがとうございます(笑)。最近、だいぶ芸能界に弟子が増えましたね(笑)。

MC:安藤さんご自身は、鈴木という役柄はどのように役作りをされましたでしょうか?

安藤:監督から言われたのは「ちょっと面白いおじさん」というキーワードだけだので…、セリフの文脈を解釈して、迷ってたっていうか。すいません抽象的で。説明がすごい下手なんで、見てもらいたいっていうか。まあまあ映ってると思います(笑)。俺の映画じゃないですからね、岡田の映画なので(笑)。オープニングから、本当にすごいなって思いましたよ。あれがすごくなかったら、やってみろと。できないですよ、あれは。だってあの動きはCGじゃないでしょ?

岡田:いや、ほぼCGです。

安藤:嘘(笑)!?

岡田:嘘です嘘です(笑)。ちゃんとやってます(笑)。

MC:そして、ファブルの魅力を語る上で欠かせないのが、殺しを禁じられ一般人として奮闘するちょっとずれたファブルのコミカルな日常シーンです。山本さんはファブルのバイト先の同僚ミサキとして、前作から引き続いての出演になりますけれども、久しぶりの岡田さん、そして佐藤二朗さんとの共演はいかがでしたでしょうか?

山本:もう相変わらず、ずっと笑ってましたね。やっぱり二朗さんのアドリブがすごいんでずっと笑わされてて。でも、その後「駐車場のシーンが残ってるんだよね」っていう話を聞いてたんで、がんばれーと思いながらやってました。

MC:佐藤さんを目の前にすると、まだ笑ってはいけない場面でも笑ってしまいそうになるっていうのはありませんでしたか?

山本:意外と真面目にアドリブをやってるんですよ。二朗さん、すごい一生懸命アドリブをやってて、私も一生懸命笑いました。楽しかったですね(笑)。

MC:出来上がった作品全体をご覧になっていかがでしたか?

山本:すごかったですね。あんな楽しい現場しかやってないのが申し訳ないくらい、皆さんすごくて。安全にあんなに危険なアクションができるんだなぁと思ってびっくりしました。

MC:江口監督、山本さんの存在とコミカルなシーンというのが、やはり重要なエッセンスになりますよね?

江口:そうですね。ハードなアクションシーンとか、山の中とかも結構きつい撮影ばかりだったんで、スタッフがみんなオアシスって呼んでました。

MC:岡田さんもファブルとしてアクションシーンをやらず、ジョークも交えたコミカルなシーンですけど。

岡田:やっぱり癒しだったんですよね。二朗と山本さんがいる現場っていうのは。本当に誠実にアドリブを入れてくるので。僕が違うとこを見ていたりすると、全部拾ってくれるんですよ。一生懸命「どこ見てんねん、おい!」とかって、ずっと神経使って。いろいろやると拾ってくれるで、いろいろやって二朗さんがあたふたするのを楽しんでましたけどね(笑)。

MC:撮影の時ってドライがあったり、カメリハがあったりするじゃないですか。アドリブというのは毎回違うものなんですか? 本番になって出てくるものもある?

岡田:本番になって出てくることもあるし、台本以外で膨らんでいくのを楽しんでいく現場なので。ただアドリブばっかりやってると繋がりが分からなくなるんですよね。「同じことやってくれ」と言われても、手で触っているものがわかんなくなって、スクリプターの方が来ると二朗さんは「くそー!」って顔をするのが現場の名物になってましたね。