【全文掲載】岡田准一の胸筋に変化!? 堤真一「どんどん身体が変わっていく。久しぶりに会ったら…」、平手友梨奈の「震えるようなお芝居」も絶賛!

MC:ありがとうございます。続きまして清水ミサキ役を演じられました、山本美月さんです。

山本:みなさんこんにちは。清水ミサキ役の山本美月です。前回はすごくかわいそうな役柄だったんですけど、今回は楽しいところだけ参加させていただきました。箸休め的に楽しんでいただけたらなと思います(笑)。よろしくお願いいたします。

MC:ありがとうございます。そして前作に引き続き、本作のメガホンを取りました江口カン監督です。

江口:監督をさせていただきました江口です。今日はお忙しい中、ありがとうございます。前作を超えているかどうか、いろんな演出や仕掛けを盛り込んでいますので、是非皆さんの目で確かめに劇場に来ていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。

MC:ありがとうございます。2作目となる本作では、日本映画の限界突破を目指して製作されたと伺いました。ファブルの最大の見せ場と言えば、度肝を抜く世界基準のアクション。岡田さんは前作に引き続き、アクションづくりにも参加し、自ら危険なアクションに挑んでいらっしゃいますけど、まず冒頭のカー・アクションからポイントをお聞かせください。

岡田:個人的には、以前、堤さんと共演させていただいた作品でカー・アクションをやったことがあるんですが、道路交通法違反でやりたいことができなかったんですよね。それでCGを駆使してトラックの上で戦ったんですけど、そのリベンジというか。今回、立体駐車場で、私有地内だからこそできるアクションにチャレンジしました。原作も立体駐車場だったので、リベンジを果たしたシーンになっています。

MC:激しいアクションとコンプライアンスの遵守を両立させたと。

岡田:両立させながら良いものを作っていかなきゃいけないので。ちょうど堤さんと一緒なので、リベンジを果たせたかなと。

江口:駐車場から車を落としてるんですけど、駐車場を貸してくれた人がまずいちばんすごいなと(笑)。映画ではなかなか使わない、ワイヤーカムというものでも撮影しています。

岡田:なかなか使われないカメラを使って、その日に雨が降ったという恐怖体験もありましたけど(笑)。

MC:そして、岡田さんは…。

岡田:今すげえ、流しましたね(笑)? 絵に書いたような伝説的な流しですよ(笑)。

MC::すいません(笑)。もっともっと聞きたいことがあったもので(笑)。カー・アクションだけではなく、団地を使ったアクションシーンもあります。岡田さんの現代もののアクションとしては最高峰なんじゃないかと。

岡田:アクションの振り付けとか構成もやらせてもらって、監督とアクション監督に相談して、ダメ出しも出されながら作ったりとか。事前に勉強してきたことを監督やプロデューサーらと話し合う機会があって、続編をやるかやらないかは置いておいて、勉強してきたことを伝えさせてくれという会がで。どういうアクションをやっていきたいかという、共通言語を作る会を持てたんですよね。それで、やっとやりたいことの一歩目、二歩目を踏み出せたのが本作になります。

MC:まさに、ファイトコレオグラファー、アクションの振り付けを自ら考え、現場でも指導もされる役割ですが、演じるという俳優の役割もあって、その両立というのはいかがですか?

岡田:“熱”って伝染するんですよね。だから“熱”を現場で作らないと、危ないからやめましょうとなったり、もちろん、安全第一は大事なんですけど、カメラマンさんが空中で吊られるのを最初は嫌がられていたんですけど、途中で熱意が伝染して、みんなでワイヤーで吊られながら団地で撮影をしたりとか。やっぱり現場の“熱”って伝染していくし、どんどんほんとに面白いものを目指していけたのは良かったと思います。

MC:アクションシーンを作るとなると、演じられるアクション俳優だけではなくて、それを撮るアクションカメラマン含む多くのスタッフの方が必要だと。

岡田:構成っていうのは前日に作ってできるものではなくて、美術などのスタッフが準備をしてアクションを作っていくので、その準備期間から全部打ち合わせしながら作っていくので、みんなの力ですよね、アクションは。パパっとできるものではないので。文乃さんもめちゃくちゃ練習してくれて、いろんなところに練習しに行ったりしながら、やってもらいましたね。

MC:木村さんは、ファルの相棒として前作に引き続いての出演ですが、前作よりもさらにファブルとのバディ感が増して、キレッキレの本格アクションもありました。本格的なアクションは初めて挑戦されたんでしょうか?

木村:そうですね、初めてになりますね。本当は前作にもあったんですけど、現場に行ったら「蹴り一発でいいよ」って言われてしまって、披露することがなく。今回初になります(笑)。

MC:演じてみていかがでしたか?

木村:宇津帆編で「ヨウコと安藤さん演じる鈴木とのアクションシーンが結構大事だよ」と言われていたので、気合いを入れて3ヶ月ぐらい前から練習を始めたんですけど、岡田さんは1個課題をクリアすると、2つぐらいまた新しい課題をくれてしまうので、どんどん自分で自分の首を締めちゃうような感じもしながら(笑)。でも、役者さんだからこそ、こっちがそのどうしてもて覚えられないとか、何をすればいいかわからなくて固まっちゃったときに「アクションっていうのもご芝居なんだよ、対話なんだよ」っていうことを教えてくださって、ただの殴る蹴るじゃないっていうのは、岡田さんが初めて教えてくださって、そこからアクションが本当に楽しくなったので、すごい貴重な経験をさせて頂いたなぁと思いました。