MC:ありがとうございます。改めて公開、本当におめでとうございます。さて早速なんですけれども、まずは田中監督。昨日から上映がスタートいたしまして非常に良いスタートを切ったと伺っています。この回もたくさんのお客様にお越しいただいておりますが、どうでしょうか、こういったお客様を前にされて今のお気持ちというのは?
田中:今回の作品っていうのは僕にとってはもう格別というか、本当に一生心に残る作品になったんですね。それはやっぱり作りながら本当に何度も映画ができるのか、そしてコロナであったり、春馬くんのこともそうですけれども、いろんなことがあって本当に今日こうやって観ていただけるようになったことが、嬉しく思っています。そしてたくさんの人たちが今こうやって映画館に駆けつけてくれていることに、本当に皆さんに感謝申し上げます。ありがとうございます。
MC:ありがとうございます。さあそして翔平さん。今はどんなお気持ちですか?
三浦:いやーもう本当に感無量です。いつ公開できるか分からなかったので、本当に幕が開けたことに対して、やっと始まったっていう感じですね。
MC:ありがとうございます。さあそんな翔平さんが演じられました坂本龍馬なんですが、非常にワイルドで骨太でまさに時代を変えていく人なんだなっていう感じを受けましたけれども、実際に演じられてのお気に入りのシーンですとか、役作りでこだわった点などあればネタバレにならない程度で教えていただけますか。
三浦:ネタバレにならない程度に…、難しいですね(笑)。インタビューとか、今日朝から回ってPRさせてもらっているんですけれども、もともとこの龍馬の役を正式にオファーを頂く前に、春馬とご飯を食べていたんですね。その時に春馬から「今回『天外者』という映画をやるんだけ、僕が五代という役をやるんだけど、そこで坂本龍馬を翔平にやってほしいんだ」という話をされてですね。10年以上経ったから一緒にやりたいねっていう話をしていて。「もちろん春馬がそう言ってくれるのであれば、俺は全然やりますよ」っていう話をして、正式にオファーが来るの待ってますというところから始まったんですよ。僕が現場にセリフ合わせだったりに行けない時とか、皆さんスケジュールが忙しくてなかなか会えない時に、春馬が「読み合わせしよう」って言ってくれて。でサーフィンに行く車の中とか、あとは普通に電話とか、時間を作って読み合わせをしてから現場に入ったという感じですね。
MC:現場を離れたところでお二人でも役作りというか。
三浦:そうですね、監督と春馬が話してくれて。
田中:本当にリハーサルの時に翔平くんがいない時になんかは、ちょっと僕も不安になるじゃないですか。食事のシーンとかがあるんですけど、そういう時に「じゃあこのぐらいにしとこうか」っていうときに翔平くんがいないと、春馬くんが「監督、大丈夫安心して。翔平と東京帰ってからちゃんとこの雰囲気伝えて、読み合わせしとくから」と言ってくれて。「分かった。よろしく頼む」って言って、次来た時にはもう完璧に役になって読み合わせで翔平くんが作ってきてるので、そういう意味では良いコミュニケーションというか、座長として素晴らしい役目を果たしてくれた、主演・三浦春馬という感じですね。
MC:やっぱりその翔平さんの龍馬といえども春馬さんとお互いに作り上げたという。
三浦:そうですね。僕の龍馬は本当に春馬がいたからできた龍馬なので、本当に感謝してます。
MC:ありがとうございます。森永さんは偉人・伊藤博文ということなんですが観て頂きたいシーンですとか、役作りとかあれば教えてください。
森永:責任感が、初代総理大臣なのですごい乗っかってきてたんですけれども、春馬さんから「悠希が伊藤博文役をやるって聞いてすごく心強い」っていう連絡を受けまして、これはちょっと頑張らないとなーと思って演じさせていただいてたんですけど、ネタバレなしで…お気に入りのシーン…(笑)。
三浦:すき焼きで良いんじゃない?
森永:えええー!? いやでもなんかそれ言い過ぎてるからなー。
三浦:だって、それしか言えないじゃん? 春馬と悠希と僕と、西川(貴教)のムキムキお兄さん(笑)。ごめんなさい、今日ちょっとムキムキお兄さんが、別の会場でムキムキしているので(笑)。全国大会ですかね? さっき予選を通過したと(笑)。「今日、この会場に来れなくて謝っておいてくれ」と。しっかり伝えておきましたので。すみません(笑)。
森永:すき焼きのシーンもあれですけど、冒頭が好きなんですよ。4人がだんだん登場してピックアップされていくっていう。まあ詳しくは言えないんですけど(笑)。冒頭から結構グッとつかまれると思いますので、ぜひ楽しみにしていただければなと思います。
MC:ありがとうございます、注目していただければと思いますけれども、そして森川さんもですね難しい役どころだったと思うんですが、役作りですとか観て頂きたいシーンがあれば是非。
森川:そうですね、遊女役だったので、おしとやかなイメージかなーって思ってたんですけど、監督と春馬さんと他のスタッフの皆さんとリハーサルをしている時に、払いのけるところはパンっと払いのけるような強い女性にしましょうっていう形でリハーサルの時にそういうお芝居にさせていただきました。なのであの冒頭で出てくるところはとても強い、芯のある強い女性になっているかと思います。観て欲しいところは私のシーンじゃないんですけど、五代さんが英語を使って交渉をするシーンがあるんですけど、私は三浦春馬さんと英語を習っていた先生が一緒で、英語でワークショップみたいなことを一緒にしてたりとかしたんですよ。その時に英語のレベルがすごい高いなぁ、すごいなぁって思ってたんですけど、もうお芝居で実際に英語を使ってやられていたので、そうか。そりゃそっか上手いなぁって、なんかこうグーッと私ももっと英語がんばろうって思うようなシーンでした。