【全文掲載】ボイメン水野勝、辻本達規に「先輩風を吹かされた」、市原隼人との共演には「胸が高鳴った」

MC:石本さんはいかがでしょうか?

ドロンズ石本:僕はドラマの撮影中に映画版も並行して撮らせてもらったんですけど、まだドラマも放送されてなかったじゃないですか。だから映画版で参加させてもらったときに、市原くんのああいう姿を見て、「これ大丈夫か?」と思いましたよね。変な格好して飯を食べるし、気合い入れてるし、放送を観てなかったので、それを見て監督は笑ってるから、「これどんなドラマになるんだろう」と思って(笑)。ドラマが始まったら分かって、すごい面白かったですね。放送を観て大爆笑しました。なんで市原くん、あんなに足上げるんだろうとか、観てると大爆笑で。やってる最中は分からないんですけど、こんなにおもしろい作品になるんだと、綾部監督の手腕でしたよね。ずっと笑ってましたもんね。

MC:綾部監督、いかがでしょうか?

綾部:市原くんとは初めての仕事だったので、最初の三日間ぐらいは本当に負けてられないというか、フルスロットルでフルパワーで甘利田先生を上回るぐらいで現場をスピードに乗せるというか。最初は豪快に笑ってやるぞ、と意気込んでいたんですけど、気づいたら本当に笑ってたというか。だから本当にすごい人だと思いましたね(笑)。

MC:以前も綾部監督が「緊張感を作らなければいけないと、一生懸命緊張感を作ったのに、最初に笑ってた」というお話をされてて(笑)。

綾部:生徒たちに「今から本番だから、絶対に笑うなよ!」と発破をかけてたら、僕が本番中に笑ってしまって、使えなくなっちゃったんです(笑)。

MC:(笑)。武田さんは市原さんと、こちらの作品で初共演されたと思うんですけど、改めて初共演されたご感想を伺ってよろしいでしょうか?

武田:初めて共演させていただいて、本当に撮影していく中でアドリブとかの発想力と言いますか、どこから降りてくるんだろうっていうものがたくさんありまして(笑)。私も撮影中に何度か笑いを堪えながら、でも堪えきれないときもあったりして、すごく楽しく撮影に臨んでました。

MC:市原さんはどうですか、武田さんとの共演の感想はいかがでしょうか?

市原:いやあ、本当に日本人が愛すべき女性なんだなと。本当にひたむきに努力してる背中を僕も追ってました。僕は現場は普段NGを出さないんですけども、笑いが堪えられなくなってNGを久々に出したので。それほど現場が楽しかったんだと思います。本当に楽しかったです。

MC:佐藤くんは、甘利田先生とのバトルなどで印象に残っていることはありますか?

佐藤:バトルシーンで印象に残っているのは、いきなり甘利田先生が、机の上で足を上げ始めて。あれは、本当にいきなり過ぎて、ビックリしちゃったんですけど。実際あれを家でやってみたんですよ(笑)。そしたら、甘利田先生ほど足がピーンと伸びないんですよ。家に帰ってから、そこにも二度ビックリして(笑)。それが本当に頭に残ってます(笑)。あの足は本当にビックリしました。

MC:市原さん、いかがですか?

市原:あんまり真似しないように(笑)。あれも全部アドリブで、どうしようかなと思って、食があるから足を上げるのはまずいかと思いながらも、パラレルワールドのような感覚なんですね。他の生徒も全く反応しないので。だからゴウと二人のパラレルワールドの中だったら、何やってもいいかなと思って、たくさんアドリブを出してみました(笑)。

MC:ありがとうございます(笑)。佐藤さんは、実際に甘利田のような先生がいたらどのように思いますか?

佐藤:たまに学校で怒られるんですけど、その時、甘利田先生だったら心に残るようにしゃべってくれるんですよ。だから、僕はそれが良いなと思うし、学校の給食であんなことをされたら絶対にガン見しちゃうんで、毎日行くのが楽しみになります。

市原:嬉しいですね。ありがとうございます(笑)。

MC:市原さんは、先程、試写を見た後に思わず佐藤くんのお名前を呼ばれたと言ってましたが、そのときはどのような思いだったのですか?

市原:後半の感情があふれるようなシーンなんですね。現場では大志にも葛藤があって、一生懸命頑張っていて、何回も何回も繰り返してやっと出た表情がスクリーンに映っていたので、良くやったなと、僕はすごく感動しちゃいました。そのワンカットだけで。

MC:是非楽しみにしてもらいたいと思います。辻本さんは、なにかお気に入りのシーンはありましたか?

辻本:そうですね、たぶんこの映画でいちばん重要なシーンにはなると思うんですけど、僕がジャージを脱ごうか脱ぐまいかずっと迷いながらチャックを上下に動かしているシーンがあるんですけど、あのシーンは皆さん、ハンカチを用意してもらったほうがいいと思います(笑)。

水野:泣けるシーンなの!?

辻本:正直、嗚咽は交じると思いますけど(笑)。気にせず、自分の世界観で見てほしいです。結構、上下してるので(笑)。

一同(爆笑)

MC:(笑)。ぜひ注目していただきたいと思います(笑)。石本さん、いかがですか?

ドロンズ石本:僕は撮影に入ったときに、居酒屋にみんなで行くんですけど、居酒屋での市原くんのお芝居がたまんなく面白かったですね。正面ではっきりしたリアクションをするので、懇親会でこんな先生がいたら面白いなと。「いたら面白いなシリーズ」みたいな。最高に面白かったです。

MC:ありがとうございます。いとうさん、いかがですか?

いとう:私の場合は給食のおばさんですので、ドラマの中でいても、いなくてもいいかな?っていうところがあったりなかったりするので、綾部監督がカットしていなければ、います(笑)。

一同:(笑)。

いとう:皆さんの中の共有の気持ちとして、「いとうまい子、いたね、良かったね」って、できればハッシュタグつけてSNSでつぶやいていただけると嬉しいです(笑)。だから、皆さんと本当に共にしてないんですよ。だからドラマを観てビックリしたんですよ。こんなドラマだったんだと思って。あんなに楽しいことを給食の配膳室の前ではやってもらえなかったので、見どころは全編です。全編見どころですけど、いとうまい子がカットされているかされてないか、そこはチェックしていただきたいなと思います(笑)。

MC:呼ばれてる映ってなかったら大変ですよね(笑)。でも本当の(いとう演じる)牧野文枝さんのファンは僕の周りにも多いので、今日も楽しみにされてましたよ。

いとう:本当ですか?優しいお言葉をありがとうございます。

MC:市原さん、本当ですよね?

市原:本当に、唯一、甘利田も感情が出てくる、給食を愛する方と本音を話せるので。監督から聞いてたんですけど、「マスクを外したくない」とおっしゃっていたと。

いとう:そうなんです。おばさんもプロですから、「マスクをしていたい。最後まで全て!」と言ったら、監督が「少し外しましょう…」と言われて(笑)。

綾部:怒られるんじゃないかというくらい(笑)。衣装合わせで、「はじめまして、綾部です」って挨拶したら、「私、マスクはずさないから!」って言われて(笑)。

いとう:ちょっとこだわっていきたいなと思って(笑)。

綾部:ドラマ版では例外がちょっとあるんですけど、基本的には一度も外してないですよね。

いとう:そうですね。貫きましたけど。

綾部:映画版でもそのへんを楽しみに。

いとう:あれ?カットされてないということかしら(笑)。良かったです、ありがとうございます。

MC:水野くんはいかがですか?

水野:懇親会に行く前の点呼をとっているシーンが僕はツボで。「行く人?」って言って、手を上げるんですけど、甘利田先生のリアクションと、リアクションによって動いた椅子の粋酔の良さ。ガシャーン!って(笑)。本当に笑いを堪えるのが大変で。これ笑ってNG出しちゃったらやばいなと思うぐらい面白かったです(笑)。実際に、そのシーンも観ましたけど、すごく面白かったです。