【全文掲載】山田涼介が「ぺろんぺろん」になっても消したくない記憶と、スタッフに“厳重注意”された消したい記憶とは?

MC:ありがとうございます。山田さんも「芳根さんはすごい」とおっしゃってましたけど。

山田:すごいですよ。悪く捉えないでほしいんですけど、本当に化け物の類いというか。悪口じゃないですよ!? いい意味で。本読みのときに、だいたいこういう感じかなって、みんなが手探りで台本を読んでいたんですけど、本読みの段階で本域でやっていて。これは俺もちゃんとやらないとなと。「ちゃんとやらないと」なんて言うと、ちゃんとやってないみたいで嫌なんですけど(笑)。ちゃんとやってはいたんですけど、もっと本腰を入れて幼なじみとしてできることはやっていこうと思ったので。芳根さんの演技に引っ張っていただいたところもありますね。

MC:皆さんも楽しみしてください。そして、佐々木さん。今回の役どころは山田さん演じる遼一と一緒に記憶屋を探していくという重要な役どころではありますが、山田さんとの共演はいかがでしたか?

佐々木:広島に行きましたね?

山田:行きましたね(笑)。

佐々木:僕は広島にロケというか、山田くんと広島旅行に行った感じです(笑)。

山田:そうですね(笑)。

MC:一日だけだったんですよね?

佐々木:一泊だけだったんですよね。実はね。でも、その一泊二日で見た広島の景色というか、瀬戸内の秋の橋を渡っていくあの景色と、予告でも出ていた瀬戸内の島と海のキラキラした景色は、本当に印象に残っていて。やっぱり、そういうものを共有したバディ感というものはあるかなと思いますね。

山田:休憩中とかも海がきれいなところで休んで、コーヒーを飲みながらっていうのもあったんで、すごく充実した撮影というか。心が温まったというか。

佐々木:広島旅行やし。その後、僕は福岡に行って。

山田:ライブを観に来てくれて(笑)。

佐々木:Hey! Say! JUMPのライブも観たし、しかもマネージャーがインフルエンザになったから、俺は1人で(笑)。

山田:広島で二人で撮影して、そのまま1人で福岡に来てくださって、次の日JUMPのライブを観てくれたという(笑)。ありがとうございました(笑)。

MC:山田さんは、佐々木さんが一番共演したい俳優さんだと。

山田:そうなんですよ。昔からそうだったんですけど、とある蔵之介さんが出ている映画が大好きで、その蔵之介さんのお芝居がすごく大好きでずっと共演したいなあと思っていたら、今回、ようやく共演させていただいて嬉しかったんですよ。

佐々木:食事会のときに聞いたんだよね?

山田:はい、そうです。

佐々木:僕、嘘だと思ってたんだよね(笑)。

山田:嘘じゃないですよ(笑)。僕、そんな嘘つかないですよ(笑)。本当なんです。

MC:佐々木さんはそういう山田さんのお芝居をご一緒されていかがですか?

佐々木:だから、具体例を出すとリハーサルをやって、本番でちゃんと撮っておいて監督が「もう一回!」言うから、「蛇口を閉めろ」言うて。「はい!」って言ってやっているのが、本当に座長すごいなと思いました。それですごく感動しました。結局は使ってないんでしょ?

平川:テイクワンを使いました(笑)。

MC:ありがとうございます。そして蓮佛さん。恋人だけの記憶を失っている役でしたが、演じられていかがでしたか?

蓮佛:切なかったです(笑)。役柄としては、もちろん忘れてるんですけど、私個人としては記憶を忘れる前の、この二人には明るい未来しかないんだろうなという幸せなシーンを撮った後に忘れたシーンを撮っていたいので、ちょっとだけ私自身の幸せな残像が残っている中で、まあ山田くんが悲しい顔をしてるんですよ。ずっと。まあ、当たり前なんですけど。忘れているので。それが本当に私個人としては強烈に切なくて、悲しくて。ねえ…。

山田:「ねえ…」で終わらせる(笑)? でも、二人でデートしていたときの写真とかを撮ったりするんですけど、お台場行ったりね?人がまだいるところで撮ったりもあったんですけど、これはさすがにバレるし、やばいんじゃないかと思っていたんですけど、全然騒ぎにならなくて(笑)

蓮佛:本当に山田涼介がいるのに、誰も振り向かいっていう不思議な、

山田:まだまだだなと感じましたね(笑)。

蓮佛:そのときに、山田くんが独り言で、「楽しいね…」って言ってて。なんか…(笑)、良かったねと思って(笑)。

山田:(笑)。なんか、帽子もマスクもしないで、こういうとこ歩けるんだと思って、嬉しかったですけど(笑)。

MC:ありがとうございます。それでは泉さんにお聞きしますが、泉さんは平川監督とは二作目ということで、今回の平川組はいかがでしたか?

泉:二作目だったので、個人的にはリラックスして、参加させていただいたんですけど、ひとつだけ思い出のシーンがあって、さっき発覚したんですけど監督が私のことをすごく怒っていたようで(笑)。

平川:そうなんですよ。

泉:でも、私は全然怒られている気はしていなくて。一つ一つがすごく学びだったんです。

平川:リラックスしすぎていたんですよ。現場で。

山田:素晴らしい性格ですね(笑)。

平川:僕の中では、「なんだこのやろう」と思っていたんですけど。結果的にはね?

泉:すいません(笑)。学びの多い現場でした(笑)。

MC:ありがとうございます(笑)。そして濱田さんの役も難しかったかと思いますが、意識されたこととかはありますか?

濱田:僕自身、全然人見知りをしないタイプなんですけど、要は排他的という印象を抱いたので、どうするんだろうなというのはちょっとありましたけど、試行錯誤した部分が映っているんじゃないかと思います。ちょっと最初は嫌な奴ですね。

MC:山田さんの温かい眼差しが(笑)。

山田:いや〜、濱田くんこんなに小さかったからねえ(笑)。本当にいつのまにかね、僕の身長も抜いて(笑)。大きくなったね(笑)。

濱田:はい(笑)。大きくなりました。19歳になりました。

山田:19歳だって。若いね〜。「若いねえ」って言うようになっちゃったわ(笑)。

MC:ありがとうございます(笑)。ここからは、皆さんに新しい予告編をお見せしたいと思います。未解禁だった主題歌使われた予告編となております。スクリーンをご覧ください。

(予告編が流れる)

ということで、本作の主題歌は中島みゆきさんの「時代」です。世代を超えて記憶に残る超名曲ですが、中島みゆきさん自身が歌う「時代」が映画の主題歌となるのは初となります! これはすごいことなんですけど、山田さん、いかがでしょうか?

山田:まず、「時代」が今回の主題歌と聞いたときに、なんてこの映画にぴったりなんだろうと思って、内容にすごくリンクしている部分が多くて、その温かさだったり、悲しさだったり。そういうものをこの一曲でこの映画の良さをより出してくれているなと思いますし、いろいろなアーティストさんが時代によってカバーをしてきた名曲なので、2020年1月17日から中島みゆきさんの「時代」の新たな1ページがめくられると思うと、すごく嬉しいですね。

MC:ありがとうございます。皆様もエンドロールの最後までお楽しみいただければと思います。さあ、最後にですね、キャストの皆様に共通の質問をさせていただきたいと思います。本作には人の記憶が消せる記憶屋という存在がおります。皆さんにとって記憶屋に消されたくない、2019年の一番の思い出は何かを教えていただければと思います。まずは山田さん。

山田:この『記憶屋』の撮影繋がりで言うと、蔵之介さんがご自身のクランクアップのときに日本酒をくださいまして。その日本酒がですね、とてつもない美味しさで。あの味は忘れたくない。しかも、あの味は変わっていくんですよね? だからあの味を二度と多分味わえないので、あれを消されたら困るなと。ペロンペロンでしたけどね、僕。美味しすぎて飲みすぎちゃって家で。ペロンペロンになってましたけど(笑)。

MC:佐々木さんともお酒の話をいろいろされたという。

佐々木:しましたね。また、この冬に良いお酒ができるので。いこか?

山田:本当ですか!? ぜひ!

MC:また、新たな約束が(笑)。逆に消してしまいたい記憶はありますか?

山田:これまた撮影中なんですけど、芳根さんが手作りのクッキーを現場のスタッフさんに持ってきてくれたんですね。食べたら、とてつもなく美味しくて(笑)。ジップロックみたいなやつで持ってきてくれたんですけど、ごっそり一袋を持っていきました。僕(笑)。それを、スタッフさんに見られて、すごい注意された記憶を消したいです(笑)。注意されましたね。「それはないんじゃない!? さすがに、主演といえど!?」って(笑)。ちょっとその記憶が恥ずかしいですね。美味しかったですけど(笑)。