MC:ありがとうございます(笑)。そして郷敦さんは、日奈々をずっと想い続ける幼なじみを演じまして、バックハグのシーンもとても印象的だったんですけど、なにか意識して演じられたことはありましたか?
眞栄田:バックハグは意識したというか、気づいたら抱きしめていたというか。そんな感じじゃないですかね(笑)。役として。気がついたらギュッとしてた感じです。
橋本:屋上のほうもありますよね?(会場から「そっちがいいー!」の声)そっちがいい? 出るかな?
片寄:そっちはぜひ劇場でお確かめくださいって、郷敦に言われた(笑)。でも、これは良いですよね。橋本さんはどうですか?
橋本:家のシーンも屋上のシーンも違うシーンではあるんですけど、スムーズな感じというか、あーちゃんの感情の流れで、そうなっていくんですけど、観ていてもドキッとするシーンになったんじゃないかと思います。
片寄:間違いない?
眞栄田:はい(笑)。
橋本:なんか間ができたらすぐしゃべりますよね(笑)?
片寄:間ができるとすぐ言っちゃう(笑)。耐えらんない(笑)。すいません(笑)。
橋本:関西人(笑)。
MC:ということで郷敦さん、いかがですか?
眞栄田:ありがとうございます(笑)。
片寄:もう誰にありがとう言ったのか分かんないよ~(笑)。
MC:そして(笑)、遠藤さんは綾瀬楓のマネージャーということで、いつもは遠藤さん自身がマネージャーさんに支えられる側の立場ですけど、今回は逆の立場ということで、なにか感じるものはありましたか?
遠藤:マネージャーがどうのこうのの前に、『午前0時、キスしに来てよ』というタイトルの映画に、この顔で出て良いのかと最初に思ったのと、今、マスク越しのキスとバックハグを観たじゃん? 俺の若い頃にマスクをしたら、だいたい銀行強盗の役だったし、女性を後ろから羽交い締めにしたら襲ってる役だから(笑)。羨ましかったですよ、とにかくすべてが(笑)。ただ、こういうときめく作品に出していただいて、一生で最初で最後かもしれないですね。感謝してます。(会場の)皆さんと会うのも、今日で最後かもしれない(笑)。お世話になりました(笑)。
片寄:そんな寂しいムードにするのやめてくださいよ、この会場を(笑)。ほら、あそこに「エンケンさん」って(書いてあるプレートを持ったファンがおり)、「こっち見て」って。
遠藤:おお、ありがとう!すいませんね、気を使っていただいて(笑)。
MC:さあ(笑)、そしてもう一つ大切なシーンはやはり、鼻かじキスですけれども。
片寄:(中国でファンと会話)
橋本:すごい!なんて言ったの?
片寄:「いいでしょ?」って。
橋本:え? 喋れるんですか?
片寄:ちょっとだけ(笑)。
MC:この鼻かじのキスシーンですけど、もともと台本にはなかった演出だとお聞きしておりますが。
片寄:台本には「鼻にキス」と書いてあったんですけど、このシーンは漫画では鼻をかじっているシーンなので、「実写でできるかどうか分からないけど、挑戦してみませんか?」と監督とプロデューサーの方たちと話して。監督は「変だったらやめよう」と話していたんですけど、実際にやらせていただいてとても印象的なシーンになったので、良かったですね。監督が、どうしても橋本さんには秘密にしたいと。
新城:本当に覚えてないんですけど…そんなこと言った?
片寄:嘘ですよ(笑)。そんなことはおっしゃってないです(笑)。
新城:言ってないよね(笑)?
片寄:僕がちょっと(笑)。すいません(笑)。ちょっと盛りました。橋本さんには秘密で本番にやらせていただいて。
橋本:今考えると、怪しかったなと思います。あのときは雨が降ってたりして大変だったんですけど、私はずっと現場にいて、基本的にいつも片寄さんも現場にいますけど、監督のブースに行って打ち合わせしてくる的なノリで話してて。プロデューサーも含め。そこで会話していて、私は入ってはいけないというか、入りづらい雰囲気で(笑)。でも割と話に時間がかかってるなと思っていて、演出プランを練ってるのかなって思ってたので。今考えると、そういうことがあったんだなと思いましたけど。
片寄:驚いてました、橋本さんは。
MC:突然、本番が始まったら、鼻をかじられたわけですよね?
橋本:そうですね(笑)。突然、本番が始まったら鼻をかじられました(笑)。
片寄:そこの字面だけ聞くと事故ですよ(笑)。
橋本:そうです。事故ですからね(笑)。しかも、「え?」っていう感じで。
片寄:そういう顔をしてますもんね。
橋本:「キュン」っというよりは、「え? かじった?」って感じ。
片寄:橋本さんは原作も読まれていたので。
橋本:そうなんですよ。だから原作通りやるんだと思って。
MC:その素のリアクションが、監督、結果的に良かったと。
新城:素晴らしいリアクションでした。
橋本:ありがとうございます(笑)。