【全文掲載】杉野遥亮&福原遥のフレッシュコンビ「よく分からないお菓子くれたり、しょうもないゲームやりたがる」

MC:では続いて、江口さんにお伺いしますけど、江口さんの役どころはクールな死体処理係。かなり特殊な役どころなんですけど、監督とはどんなお話をされたんでしょうか?

江口:撮影前に本読みをやったんですけど、そのときは別に何も、ね? 言われなかったから、まあいいかなと(笑)。

朝倉:でも、すんなり。江口さんはしっかり分かってくださって、本当に些細な確認だけ。

MC:ではクールな役どころは江口さんの演技プランからという?

江口:なんか、まあ…衣装がそういう衣装だったので、別に何もしなくても、そんな風に見えるかなとは思ってたんで、特別頑張った感じでもないですね(笑)。

MC:怖いことを淡々と言うんだけれども、怖過ぎもせず、ちょっと頼れる姉さん的な雰囲気の絶妙なバランスを感じました。

江口:正直、あんまり覚えてないんですよね(笑)。一年半前だし。

杉野:僕、江口さんと共演が二回目なんで、その時からの癖なんですけど…(笑)。

江口:杉野くんは、全然面白くないところで笑うんですよ! 本当にやめてほしくて。

杉野:いや、僕もやめてほしかったですよ(笑)。

江口:それでOK出ちゃったときがあって。コイツっと思って。

MC:杉野さん、どうして笑っちゃうんですか?

杉野:大好きだからです(笑)。

江野沢:杉野くんは江口さんが来られると、すっごいニコニコして(笑)。傍からみんなで「江口さんきたから杉野さん笑顔だよ」って。でも江口さんが帰られてしまうと、あからさまにテンションが下がるんですよ。しょんぼりしちゃってて(笑)。それを傍から見てるのが楽しかったです(笑)。

杉野:そんなこと思ってたんだ?

江野沢:思ってた(笑)。

MC:江口さんは、杉野さんと福原さんのフレッシュなコンビと共演されていかがでしょうか?

江口:めっちゃ楽しかったです。撮影がすごくハードだったし、リアルなところとは離れた本だったので、役者側は難しいところがあったんですけど、遥ちゃんと杉野くんは…(笑)。二人は若いんだけど、おじいちゃんおばあちゃんみたいなところがあって、遥ちゃんは何かよく分からないお菓子くれたり、杉野くんはしょうもないゲームばっかりやりたがるし(笑)。よく3人でやったよね?

杉野&福原:やりましたね(笑)。

江口:本当に楽しかったです(笑)。

MC:撮影の合間もお話されていたんですね?

江口:どっちかというと、ゲームの印象のほうが強いかもしれないですね(笑)。

MC:それでは監督にお聞きしたいんですけど、原作がかなり衝撃的な作品じゃないですか?これを映像化するときに、気をつけたポイントはありますでしょうか?

朝倉:原作は「穴殺人」というwebで連載されていた漫画なんですけど、全8刊の単行本も出ているんですけど。殺人鬼だったり、自殺願望がある男の子であったり、ちょっとキワモノというか極端な設定の変わった登場人物がたくさん出てきたり、猟奇的な事件がたくさん起こったりする原作ではあるんですけど、主人公二人の恋愛ドラマが切実に描かれていたので、そこを絶対に捉えてしっかりと映画にしたいなと思って、そこだけを見て頑張りました。

MC:この映画は、ラブリーなものだと思っていいんですよね?

朝倉:そうですね。タイトルにも殺人が入っていたり、殺人鬼が出てきたり、殺人事件が実際にいくつか起こったりするんですけど、あくまで二人の恋愛ドラマであり、ちょっとコメディ要素もあり、怖いポイントもあるかもしれないですけど、胸キュンポイントみたいなものもいっぱいある映画だと思うので、皆様にはそこを楽しみにしていただければなと思います。

MC:ありがとうございます。さて、この映画はものすごくチャーミングなラブコメです。この作品は意外な一面を持つ隣人から物語が始まりますが、ここで、皆さんにはまだ世の中には知られていない、ご自身が思う自分自身の意外な一面を披露していただきたいと思います。杉野さんからいいでしょうか?

杉野:意外な一面ですよね。僕は普段から「カワイイ」とか言われるんですけど。言ってくれる方も結構いるんですけど、でも実際俺って、本当は甘えるより引っ張っていきたいタイプだなって(笑)。

MC:ちょっと会場がどよめいてますけど(笑)。

朝倉:江口さん、なんか言ってあげてくださいよ(笑)。

江口:あー、いいんじゃないすか。

MC:クール(笑)。

杉野:たぶん、それはそういった意味でちょっと(イメージと)真逆というか。そう思っていただけると嬉しいなと思います(笑)。