【全文掲載】成田凌「楽しかったと言ってくれていることが嬉しい」、高良健吾「スターだと思って演じていた」、竹野内豊「周防監督作に出るのがひとつの目標だった」

MC:ありがとうございます。高良さんはいかがでしょうか?

高良:一生に一度、出会えるか出会えないかという活動弁士の役をやらせていただいて、それがとても嬉しかったです。さっき(高良が演じる役)茂木の紹介文を見たら、“スター気取りの活動弁士”って書いてあって。そうだったんだと(笑)。スターだと思って演じてました(笑)。ありがとうございます。

MC:ありがとうございます。音尾さんはいかがでしょうか?

音尾:この『カツベン!』という映画は、僕にとって“ご褒美”だと思っております。昔から、周防監督が撮る映画の大ファンでありましたので、あの周防監督の作品に、しかも“いい形”で今回出させていただきまして。本当に私にとってのご褒美です。ただ、周防監督の映画といえば竹中直人さんなんですけど、今日はいらっしゃられていないので…、もしかして皆さん、僕のことを竹中さんだと思ってないかと、ちょっと心配ですけど。私は、音尾と申します。どうもありがとうございます(笑)。

MC:ありがとうございます(笑)。渡辺さんはいかがでしょうか?

渡辺:本当に楽しい撮影現場でした。周防監督とは何本かやらせていただいているのですが、この間の『舞妓はレディ』に出たときは、全面カットだったんですよ、私の役が! 着物も七着新調したのに、一着しか着てなかったんですよ。ところが今回は、ほぼカットされずに無事に出来上がって良かったなと思います(笑)。しかも…

成田:長いですよ(笑)。

渡辺:長い(笑)?そうか、通訳があるから(笑)。では、ここでひとつ。(通訳さんが話し終わり)この映画を観たあとに笑えてきちゃうんですね。知ってる人が出ているのにも関わらず、本当に大笑いできちゃって(笑)。役者の個性が生き生きと出ているんですよね。悪役を演じている何人かが、本当に楽しんでいる素敵な作品だなと思って、私もお客として何度も観たいなと思ってます。それで、30秒で短く言いますけど、今回は女性が少ないんですね。撮影中ずっといたんですけど、衣装さんが…

成田:えりさん、そろそろお時間が…(笑)。

渡辺:うるさいねえ!オチが言えないじゃないの!?もう!(通訳を挟んで)一言でオチなんですけど、井上真央さんが現場に来たときに、衣装さんが私に「いやあ、女優さんが現場に来ると、華やかになっていいですねえ」って言ったんですよ。私はずっといたんだっちゅーの!と、これがオチでございます(笑)。

MC:完成されてますね(笑)。ありがとうございます。小日向さん、お願いします。

小日向:一世紀も前に活動写真に関わった人たちの情熱とかエネルギーとか、お客さんの高揚感をこの作品から想像して触発されて、自分もこれからできる限り、呼んでいただける限り映画に関わっていきたいなとしみじみ感じました。ですから、周防監督、またよろしくお願いいたします(笑)。