【全文掲載】田中圭、林遣都に感謝のメッセージ「牧という男を遣都が生きてくれたから…」

MC:ありがとうございました。では続いて、林さんから田中さんに向けてメッセージをお願いします。

林:そうですね。そういったズレていたりするところも、僕に限らず、人のダメな部分をひっくるめて付き合ってくれる人なので。眞島さんとか、みんなもそうなんですけど、圭くんの周りは本当に良い人間関係で、ものすごい好きで。だから私生活もすごく仲良くさせていただいていて、本当にいい出会いだったなという思いがあります。えっと…最後のメッセージだと…。考えてたんですよね。あ、そうだ。普段からけっこう直接伝えてるので、特に何を言うこともなく、これからも直接伝えていくんですけど、やっぱり牧という役が多くの人に愛してもらえる役となったのは、アドリブの話とかもそうなんですけど、その環境を作ってくれたのは全部圭くんですし、牧を作ってくれたのは春田さんだと思ってますし、本当に大変な役だと思うんですけど、こういう設定の物語って。相手が俳優・田中圭さんだったから、違和感なく構えることなくやっていけたというのがあって、映画版もすんなり戻れましたし、俳優としても、春田役って誰にもできない役だと思ってるんですね。見てて、この立ち位置でできる人って、ちゃんと俳優業を積み重ねてきた人しかできないと思いますし、自分もいつか圭くんがやっているようなことをやりたいなと思いながらこの仕事をしてますし、本当に尊敬の思いを常に持っているということですね、はい…(笑)。あとは、これからも変わらずいてほしいとか(笑)。思い返すと、本当はこれを先に言いたかったんですけど、思い返すと、連続ドラマの時に撮影始まってすぐ、圭くんがまだ舞台をやっていて、それを観に行って楽屋に挨拶しに行った時に「この後、何か予定あるの?」と言われて。僕正直すっごい体調悪かったんですよ、寝不足で。でも「大丈夫です、ないです」って言ったら、「じゃあ遊び行く~ぅ!?」みたいな誘い方で、それが最初で、結構鮮明に覚えていて。変な人だな、そういう誘われ方初めてで、面白そうだなって、最初に興味が湧いて、その時はゲームセンターにでも行くのかなと思ったんですけど、普通のごはんに行って、今思うとその時間がとってもよかったなと思っていて。さらけ出すことができて、自分が積み重ねてきたものを前面に思いっきり出していい現場なんだなと思って、牧ができていったと思っています。本当に「おっさんずラブ」という作品に関わった人に感謝してますけど、1番は圭くんに感謝しているということを、伝えたいです。ありがとうございました。

田中:ありがとうございました(笑)。

MC:ありがとうございました。それでは最後に、田中さんから会場に向けてメッセージをお願いします。

田中:はい、本当に皆さん、今日はありがとうございます。皆さんのおかげで、大ヒット、そしてまだまだいけばいいなと思っております。もちろん映画ですから興行的なこともどうこう言われると思うんですけど、観てくれた人が満足してくれるのが、僕たちは一番嬉しいので、今日も「そんなに観る!?」という人がいてくれて、全国の会場でもきっとは初めてじゃない人が多いと思うんです。もったいないじゃないけど、悔しいでもないかな? この作品はみんなに届くものがいっぱいあると思っていて、実際、「おっさんずラブ」を観ていない人でも、知らない人も本当に観たらいいのになあと思うところがすごいあって。僕自身も映画館に行けてないので、あれなんですけど。もっともっと「おっさんずラブ」の世界に触れてない人たちに、届けたいなという思いが。僕らはもうやることがないんですけど。僕らはこれから皆さんと一緒に映画館に観に行くので、皆さんも「おっさんずラブ」を知らない人を巻き込んでくれたら嬉しいなと思います。本当に今日はお忙しい中、来てくれてどうもありがとうございました。なんか言う?

林:ありがとうございました(笑)。

『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』
8月23日(金)より全国ロードショー
監督:瑠東東一郎
脚本:徳尾浩司
音楽:河野伸
主題歌:スキマスイッチ「Revival」(AUGUSTA RECORDS/UNIVERSAL MUSIC LLC)
出演:田中圭 林遣都 内田理央 金子大地 伊藤修子 児嶋一哉 沢村一樹 志尊淳 眞島秀和 大塚寧々 吉田鋼太郎
配給:東宝

【ストーリー】 永遠の愛を誓ったあの日から1年が過ぎ、上海・香港転勤を経て帰国した春田創一(田中圭)。久しぶりに戻ってきた天空不動産第二営業所では、黒澤武蔵(吉田鋼太郎)をはじめ、お馴染みのメンバーが顔を揃え、最近配属された陽気な新入社員・山田ジャスティス(志尊淳)も加わり春田を歓迎する。そんな彼らの前に、天空不動産本社のプロジェクトチーム「Genius7」が突如として現れ、リーダーの狸穴迅(沢村一樹)は、本社で新たに、アジアを巻き込む一大プロジェクトが発足し、第二営業所にもその一翼を担うよう通告する。その隣には、本社に異動しチームの一員となった牧凌太(林遣都)の姿も…。何も知らされておらず動揺する春田だが、本社と営業所の確執が深まるほどに、牧との心の距離も開いてゆく。一方、コンビを組むことになったジャスティスは兄のように春田を慕い、さらには黒澤もある事故がきっかけで突然“記憶喪失”に…!しかも忘れたのは春田の存在のみ。…え、どゆこと?そんな記憶喪失あんの!?混乱する春田をよそに、黒澤は“生まれて初めて”春田と出会い、その胸に電流のような恋心を走らせてしまい…。そんな中、天空不動産を揺るがす前代未聞の大事件が発生!それに巻き込まれた春田にも最大の危機が迫る。果たして、春田の運命は…!?笑って泣けるこの夏最高のエンタテインメント!おっさんたちの愛の頂上決戦<ラブ・バトルロワイアル>が、ついに幕を開ける。

©2019「劇場版おっさんずラブ」製作委員会