MC:ありがとうございます。そして鳳仙学園のリーダー・上田佐智雄役の志尊さん、これまで演じてきた役よりも男らしいキャラクターになってると思うのですが、どのようにキャラクター作りをされていったのでしょうか。
志尊:僕はものすごく「クローズ」「WORST」シリーズが好きで、出たいという夢を持っていたので、いざお話をいただくと好きだからこそ感じるプレッシャーがあったなかで、自分たちがこの作品を作りあげていく中で何ができるかというのを考えたときに、僕が小中学生で感じていたこと、この人たちは、なんのために喧嘩をしているんだろう? 何を背負って喧嘩をしているんだろう?とか、はたから見たらただ喧嘩しているだけと思われる方もいらっしゃると思うんですけど、僕はそうでないところですごく胸を打たれたので、そこをチーム一丸となって、「クローズ」「WORST」代表として発信できればなと気持ちで役を作っていきました。
MC:ありがとうございます。高橋ヒロシ先生とも会話をされたということですが、コミックを読んで先生とお話されて意識されたことはあったんでしょうか?
荒井:僕だけ会えてないんですよ。
志尊:そうなんだよね。でも僕らも先生にお会いできたのはクランクアップの後だったので、先生からお言葉をいただいてそれを反映するのはできなかったんですけど、常にここにいないメンバーも含めて、みんなで話し合ってたよね。
小柳:だってこの『HiGH&LOW』は何年目? 4、5年やってますよね。「クローズ」にも歴史があって、その2つの歴史を背負って来てるから、そこでヘラヘラしててもしょうがないから。全員ぶっ潰してやろうという気持ちで(笑)。
荒井:普段はこんな感じですけど、スクリーンの中ではちゃんとしてるんで(笑)。
志尊:本当に。で、ひとつのセリフを言わなきゃいけないときでも、僕のセリフをみんなが考えてくださって。すごい助かったのは、どうやって佐智雄を引き立たせるかを、ずっとみんなで話し合ってくださったりして。揚も作ってくれたよね。
葵:そうだと思います(笑)。
荒井:本当に佐智雄がうちの頭なので、そこが立てばという気持ちで僕らはやりました。
MC:ありがとうございます。ここでお時間が来てしまいましたので、最後に川村さん、山田さん、志尊さんに一言ずつご挨拶をいただきたいと思います。
川村:はい、短い時間でしたが、ありがとうございました。『HiGH&LOW THE WORST』試写会ということで、やっと皆さんに観ていただけるのが嬉しいです。本当に熱い作品になっていると思います。喧嘩だけじゃなくて、人間として何が大事なのか、友情や愛などのメッセージが込められた青春とも言えるような作品になってますので、皆さん集中して2時間4分楽しんでください。ありがとうございました。
山田:ラストの方のシーンで思いを文字に込めました。これは村山の思いでもあり、僕の思いでもあり、『HiGH&LOW』を愛していただいた皆様、そして鬼邪高を愛してくださった皆様、定時のみんなをこの世界に入れてくれた皆様への感謝を込めましたので、一瞬ですけど目を凝らして観ていただければと思います。監督が言ったとおり、何度観ても、今日はこの目線で観ようと楽しめる作品だと思うので、この全てを愛していただければ嬉しいなと思います。今日は楽しんで観ていってください。感想とかも轟かせてやってください。よろしくお願いいたします。
志尊:こういう作品なので、ビジュアル的な面で弱いんじゃないか、強いんじゃないかと感じる方もいると思いますが、そう感じている方々がこの映画を観て、そこではないところに強さを感じていただいたりしていただけたら僕らはすごく嬉しいなと思います。今日ここに来ていない生徒の皆さんがいらっしゃって、本当にたくさんのスタッフのもと作品が作り上げられています。ぜひ、それを観ていただいて、良い作品だったなというご意見がありましたら、SNSなどで発信していただけると嬉しいです。本日は本当にありがとうございました。
映画『HiGH&LOW THE WORST』
10月4日(金)全国ロードショー
企画プロデュース:EXILE HIRO
監督:久保茂昭
アクション監督:大内貴仁
脚本:髙橋ヒロシ 平沼紀久 増本庄一郎 渡辺啓
出演:川村壱馬 前田公輝 吉野北人 佐藤流司 神尾楓珠 福山康平 龍 鈴木昂秀 うえきやサトシ 中島健 志尊淳 塩野瑛久 葵揚 小柳心 荒井敦史 坂口涼太郎 白洲迅 中務裕太 小森隼 富田望生 矢野聖人 山田裕貴 鈴木貴之 一ノ瀬ワタル 清原翔 青木健 陳内将 市川知宏 落合モトキ 箭内夢菜 佐藤大樹 佐藤寛太 塚本高史 小沢仁志
配給:松竹
【ストーリー】 荒れ果てた町<SWORD地区>の中で通称“漆黒の凶悪高校”と呼ばれる鬼邪高校。そこは定時制と全日制に分かれ、定時制の番長・村山良樹(山田裕貴)が鬼邪高校の頭を張っていた。そんな鬼邪高校の全日制に転入した、花岡楓士雄(川村壱馬)は、いつか村山にタイマンを挑む為、全日制の天下をとる野望を持っていた。全日制は、実力的にトップの強さを誇る轟(前田公輝)と芝マン(龍)、辻(鈴木貴之)の轟一派。二年を仕切った中越(神尾楓珠)と一年を仕切った中岡(中島健)が率いる中・中一派。狂った戦い方で成り上がる泰志(佐藤流司)、清史(うえきやサトシ)が率いる泰・清一派。楓士雄とかつて同じ団地に住んでいた司(吉野北人)と手下のジャム男(福山康平)が仕切る司一派ら、新世代の覇権を争う一大戦国時代を迎えていた。一方、SWORD地区の隣町・戸亜留市では、幹部以外全員スキンヘッドの最強軍団、鳳仙学園が勢力を強めていた。過去最強と謳われる鳳仙は、リーダー・上田佐智雄(志尊淳)を筆頭に、小田島有剣(塩野瑛久)、沢村正次(葵揚)、仁川英明(小柳心)、志田健三(荒井敦史)の4人からなる鳳仙四天王、幹部のサバカン(坂口涼太郎)ら、最強の布陣を揃えていた。そんな中、鳳仙の生徒が鬼邪高を名乗る者たちに突然襲撃され、時を同じく鬼邪高の生徒も鳳仙を名乗る者たちに襲われる事件が発生。仲間が襲撃されたことをきっかけに、両高校は互いに敵対心を抱き、殺気立っていく。楓士雄を筆頭に個性派揃いだが圧倒的力を持つ鬼邪高校。 佐智雄を筆頭に一枚岩に組織化された鳳仙学園。夕暮れの河原で両校ぶつかり合う、世紀の頂上決戦が幕を開ける。
©2019「HiGH&LOW THE WORST」製作委員会 ©髙橋ヒロシ(秋田書店) HI-AX