MC:横浜さんご自身は七草をナチュラルに演じられんですか?
横浜:すごく共感はできるんですけど、今回の芝居ですごく難しかったのは、みんなのお芝居を素直に受け止めて素直に返すのが普通かと思うのですけど、七草の場合は一度落とし込んでから返すという、このワンクッションがすごく大変というか。真辺とかが感情的に来れば来るほど素直に返したくなってしまうので、そこはすごく大変でしたね。共感はするんですけど。
飯豊:感情を抑えなければいけない役でしたもんね?
横浜:そう、上手くキャッチボールができなかったのが、すごく難しかったと思ってます。
飯豊:でも、目の奥には感じてました(笑)。
横浜:本当ですか?
MC:飯豊さんから見て、横浜さんと七草がダブって見えたりはしましたか?
飯豊:撮影中も普通に他愛もない話をしていて、変な例えですけど何を投げても綺麗にトーン!っと返ってくる感じ? 伝わらないかな(笑)?
横浜:僕は壁ですか(笑)?
飯豊:白い壁(笑)。
横浜:違います、青い壁です(笑)。
飯豊:(笑)。何て言うんですかね、どこか絶対的に受け入れてくれるものがあるというのは、信じられる感じが、私は真辺とシンクロしていて、何を迷ってもそれを正しい道に導いてくれるのなと、お芝居をしていて思いました。真辺ちゃんと七草くんは、そこは思っている部分だと思うので、私はそこがすごく共感しました。
MC:ありがとうございます。続いて学生役の皆さんに伺いますが、学生時代のご自身を思い返されて、一番近いキャラクターをお聞きしたいのですが。黒羽さんからお聞きしましょうか。
松岡:何年前ですか?
黒羽:何年前とかいうな(笑)。8年前ですよ。
横浜:え? 28?
黒羽:26でございます(笑)。僕はナドという役を演じさせていただいたんですけど。
横浜:どういう役ですか?
黒羽:すぐ、屋上とかに上がっちゃう系男子なんですよ。でも僕の時代は屋上に鍵がかかってるから。
松岡:僕もそうでしたよ。
黒羽:そう。ゆとり世代というか。
松岡:ゆとりって言うな(笑)。
黒羽:鍵がかかってて行けなかったから。そもそも違うんだよね。で、どちらかと言ったら七草。なんとか系で縛ると…、うーん自分で言ったけどどうしよう(笑)。すぐに孤独を感じちゃう系男子? 分かる? ちょっと闇が深いやつ。でも、僕自身は(松岡演じる)佐々岡みたいなのに憧れてるんですよ。輪の真ん中にいて、「ドッチボールしようぜ」みたいなタイプ。
松岡:僕は違いますよ?
黒羽:広大は違うかもしれないけど、佐々岡はそういうタイプの人でしょ? だから、そういう人に憧れているけど、どちらかというと七草みたいな人かなとは思うんですよね。