【全文掲載】横浜流星、飯豊まりえと体験した神秘的な出来事とは?「雲が無くなって…」

MC:ありがとうございます。そして最後に本作のメガホンを取りました、柳明菜監督です。お願いします。

柳:監督をさせていただきました、柳明菜と申します。撮影から一年、やっと皆さんに観ていただくことができました。この作品の捉え方や感じ方はいろいろあったと思います。皆さん一人一人の中にそれぞれの『いなくなれ、群青』が完成していてくださると、とても嬉しいです。短い時間ですが、よろしくお願いいたします。

MC:ありがとうございます。まずは横浜さん、原作ファンの方々に一番注目してもらいたいポイントをぜひ教えてください。

横浜:それは階段島の美しい世界観じゃないですかね。きっと原作が好きな方にも喜んでもらえるような画を監督が作ってくださったので、そこはすごく自信を持って言える注目ポイントですね。あとは詩的なセリフですね。すごく考えさせられるし、ハッとさせられるようなセリフを、どうナチュラルに言うかというのはすごく悩んでたよねえ。

飯豊:はい。

横浜:だけどそこも監督の演出のおかげで本当に素敵な作品になったと思います。

MC:横浜さんが演じられている七草は悲観主義者、飯豊さんが演じている真辺は理想主義者ですけれども、お二人はどちらの考え方に近いですか?

横浜:どちらの要素も持っていますけど、近いのは七草かな。という感じですね。自分も感情はあまり表に出すタイプではないので、そういうところは似ているかなと思いますが、飯豊さんどうですか?

飯豊:私はですね、そう思いますよ。でも演じていて、横浜さんは私とは正反対な…。

横浜:そうなんですよ。真辺と七草の関係にすごく似ているというか。正反対です。

飯豊:根本的に正反対ですよね(笑)。

横浜:そうなんです(笑)。

飯豊:私自身は悲観主義ではないかなと思いますね。どちらかと言うと、“こう思えばこうなる”と信じているタイプなので、目標を口に出すことは間違ってないと思うって、本当にそう思っているので(笑)。