MC：木村さんはありますか？

木村：佐藤二朗さんの「（配達に行ってくれ）俺のポルシェで」が…。本当にずるいですよ。あんなの絶対に台本に書いてないですから（笑）。

MC：そうなんですか？

木村：と思います。勝手にですけど、二朗さんって、そういうのアドリブでやるように見せて、すごい練って練って考えて満を持してやるタイプだと思っているので、これを言うためにずごい考えたんだろうなと思って（笑）。

岡田：たしか、「行って来い」みたいなことしか書かれてなかったですよね。

木村：それがよくポルシェになったもんだと（笑）。二朗さん、ずるいなって印象です（笑）。

MC：佐藤二朗さんといえば、山本さんは共演シーンが多かったですが。

山本：（デザイン会社の）オクトパスでみんなでイラストを、（岡田演じる）佐藤さんが頑張って書いたハッピーなライオンとかを見るシーンが楽しかったです（笑）。で、二朗さんがアドリブを言おうと、言おうと必死に考えるんですよね。それを見ているのが楽しかったです（笑）。それも「大丈夫です」と岡田さんが止めて、本番がスタートするという流れが楽しくて（笑）。

岡田：「考える時間をくれ」って言うんですよ、佐藤二朗さん。監督から「もう一回やってくれ」と言われることが結構あるんですけど、本人は一回でいきたいじゃないですか。「もう一回」というのが何回もあると、「ちょっと時間ください」って言うんで、「いや、もういけますよね？」って言って（笑）。

山本：あの時間が（笑）。

岡田：あの時間が面白かったですよね（笑）。

MC：柳楽さんは？

柳楽：岡田さんが魚を頭まで食べちゃうところとか好きですね（笑）。

岡田：マニアック〜（笑）。魚？（笑）あれはでも本物なんですよ。頭も本物で。手羽先は…

山本：骨ごと食べちゃだめだから、骨はゴボウでできてるんですよね。

MC：特別に噛み砕けるもので、ゴボウと。

岡田：そうでうすね。美味しかったですね。優しさに包まれた（笑）。見た目がやっぱりすごいんで。見た目は鶏肉なんですけど、食べると。映画スタッフの技術力の高さとか、気配りにね。骨をどうやって避けて食べようかなとか考えていたんですけど、「（骨を）作りました」って言われて（笑）。ゴボウでしたね（笑）。

MC：ありがとうございました。ここで、大ヒットお祝いしてくす玉を割っていただきます。せーの「ファブル！」で紐を引いてください！ せーの…

観客：「ファブルー！」

MC：おめでとうございます！ ありがとうございました！ それでは最後に、映画をご覧になった皆様へ岡田さんからメッセージをお願いいたします。

岡田：本当にありがとうございます。いろいろ、ちゃかしたと言ったら変ですけど、いろいろ話しまして（笑）。みんなで頑張って、日本でアクションを作るのは難しいんですけど、日本でこういうアクションものをどうやったら作れるのかっていうのをチャレンジしていった作品です。まだまだ、自分たちはできると思っておりますので、もっと頑張っていきます（笑）。本当にこういうアクションものが、皆さんに満足していただけたり、また観てもらえたりというのはすごい個人的にもスタッフも本当に喜んでおります。またお時間があるときに、スッキリしたいときに観に来ていただけたら嬉しいです。本当にありがとうございます！

『ザ・ファブル』
6月21日（金） 全国公開
監督：江口カン
原作：南勝久「ザ・ファブル」（講談社「ヤングマガジン」連載）
脚本：渡辺雄介
主題歌：レディー・ガガ「ボーン・ディス・ウェイ」（ユニバーサル ミュージック）
出演：岡田准一　木村文乃　山本美月　福士蒼汰　柳楽優弥　向井理　木村了　井之脇海　藤森慎吾（オリエンタルラジオ）　宮川大輔　南出凌嘉　好井まさお　加藤虎ノ介　粟島瑞丸　六角精児　モロ師岡　佐藤二朗　光石研　安田顕　佐藤浩市
配給：松竹

【ストーリー】　どんな相手も6秒以内に殺す。“ファブル（寓話）”と呼ばれる謎の殺し屋（岡田准一）は、裏社会で誰もが「伝説」と恐れる存在だった。しかし、ちょっと仕事をし過ぎた彼に、ボス（佐藤浩市）はある指令を与える。「1年間、一般人として普通に暮らせ。休業中に誰かを殺したら、俺がお前を殺す」。ファブルは、佐藤アキラという偽名を使い、相棒のヨウコ（木村文乃）と共に生まれて初めて一般人として街に溶け込む生活を始める。インコを飼ったり、バイトしたり…。殺しを封じ、《普通》を満喫し始めた矢先、ファブルの命を狙う裏社会の組織や、ファブルに助けを求める者たちが次々に現れ、事態は思わぬ方向へ急発進する！【絶対に殺してはいけない】指令のもと、ファブルは絶体絶命のピンチを切り抜け平和に暮らせるのか！？

©2019「ザ・ファブル」製作委員会