【全起こし】松坂桃李、ヒーローは父親「磐音みたい。武士か? みたいな(笑)」『居眠り磐音』初日舞台挨拶レポート 全文掲載

MC:ありがとうございます。とてもいいお話でした。そして、本作は令和初の新時代劇。磐音というニューヒーローが誕生しましたけど、皆さんにとってのヒーローは誰でしょうか? 松坂さん。

松坂:父ですかね。磐音みたいに、ものすごくおっとりしてるんですよ。声も小さいし、僕の母親の方がワーッとしゃべって、それを「うん、うん、うーん」みたいな(笑)。武士か? みたいな(笑)テンションなんですけど、子供たちが悪さをしたり、喧嘩したりすると、ものすごい勢いでガー!っと怒ったりする、この緩急に背筋がビュッとなるというか。ちゃんとしたところに、正してくれるっていう意味で言うと、僕の中でのヒーローかなと思いますね。

MC:本当に磐音みたいですね。

松坂:そうですね。今、振り返ると話ながらもそれに近いなと思いましたね。

MC:ありがとうございます。木村さんはいかがですか?

木村:これは松坂さんだなって思いますね(笑)。宣伝でね、バラエティ番組に出させていただくことが多々あるんですけど、慣れてないことをしなくてはいけないので、結構てんやわんやになっちゃうことがあるんですけど、松坂さんとご一緒だと、全てを穏やかに完璧にやってくださるから、隣にいてニコニコしていれば良いという状態になるんですね。こんなヒーローいないなと、いつも思っています。

松坂:いやいや(笑)。何でもやります(笑)。コントだろうが、なんだろうが。

MC:いっぱい仕事がきちゃいますよ!?

松坂:そうですね(笑)。まあ、何事も楽しんでやれれば良いなという精神で、取り組んでおります。

MC:ありがとうございます。芳根さんはいかがですか?

芳根:私は母です。うちの母はすごく明るくて、すごくポジティブで、以前、職場から「会社を明るくしてくれてありがとう」って楯をもらってきたことがあったんです。「それは一体…?」という話をしたんですけど、母のためにできた賞らしくて、それぐらい明るい母なので、何を相談しても前向きな応えが返ってくるので、本当に心の支えですし、産んでくれたことにも感謝ですし、毎日楽しく笑っていられるのも母のおかげだなと思うので、私にとっての一番のヒーローは母です。

MC:いい話ですね〜(笑)。ちょっと遅いですけど、母の日の言葉として届いたら良いですね。

芳根:はい(と手を振りながら、)いないんですけど、今日は(笑)。