【全起こし】登坂広臣、中条あやみへのサプライズで無言降壇「めちゃくちゃ大根役者でした(笑)」映画『雪の華』公開記念舞台挨拶レポート 全文掲載

MC:ありがとうございます。いよいよ初日を迎えましたけど、今のお気持ちを伺ってもよろしいでしょうか。まずは、登坂さん。

登坂:ちょうど去年の今頃にクランクインをして、フィンランドの方で撮影をしていたことを考えますと、本当に一年という時間が流れて、自分自身もその撮影が終わってから、昨日、今日と迎える日までいろいろな活動をしてきましたけど、公開を迎えるまでどこかこの作品が自分の心の中にずっと残っていたので、無事にこうやって皆さんに届けられる日を迎えるとすごく安心して。自分の中にあったこの作品に対する思いを、全国の皆さんの元へお渡しできたのかなと思うと、すごく今は安心しています。

MC:ありがとうございます。中条さんはいかがでしょうか?

中条:そうですね、ちょうど一年前に撮影して、今日までずっと温めてきた映画で、公開されると少し寂しい気持ちもあるんですけど、私自身、美雪ちゃんと悠輔は、あの後どうしているんだろうと考えたりしながら、今日を迎えて。皆さんに観ていただいて、いろいろな気持ちになってくださったり、「勇気が湧いた」と言ってもらえたりして、すごくたくさんの方に影響を与えるような作品になったことが嬉しいなと思います。

MC:監督はいかがでしょうか?

橋本:一年前にクランクインをして、本当に寒いフィンランドの地に、2人がやってきて、撮影が始まっていって、今回の映画は一年という大きな話になっていますけど、自分でそういったことを表現しなくてはいけないと分かって、考えながらやっていたつもりだけども、あそこから一年が今なのかと考えると、一年は長いようで短いようだし、不思議な時間の長さだなと思います。それだけの時間をかけて作り上げてきて、毎回言うことなんですけど、映画って現場で皆んな頑張って撮りますし、仕上げの作業にいろいろなスタッフが携わって、何百人という人が関わって出来上がっていくんですけど、だいだい99%ぐらいまでしか出来上がらなくて、お客さんが観てくれて、その日に初めて100%完成すると言われているものなんですね。そういった意味では、今日来ていただいている方たちが観ていただいて、今日本当の意味でこの『雪の華』という映画が完成したんだなというのが、感慨深いですね。嬉しいような、寂しいような、これから巣立って行く子供を見つめるような、なんとも言えない不思議な気持ちです。