映画『青の帰り道』、山田孝之プロデュースの『デイアンドナイト』、ドラマ「100万円の女たち」「会社は学校じゃねぇんだよ」などを手掛ける映像プロダクション「BABEL LABEL(バベル レーベル)」の藤井道人・山田久人プロデュースによるオムニバス映画『LAPSE』(ラプス)の公開日が、2019年2月16日に決定し、併せて特報映像と場面写真がお披露目となった。
本作は、未来を描く3つの作品、『SIN』、『失敗人間ヒトシジュニア』、『リンデン・バウム・ダンス』からなるオムニバス映画。2062年を舞台に、幼少期にVRシミュレーションで見た自分の暗い未来が現実化し苦悩する男を描いた『SIN』は、『チェリーボーイズ』『東京喰種トーキョーグール』の栁俊太郎、『恋人たち』『ピンカートンに会いにいく』の内田慈、「半沢直樹」『ルーズヴェルト・ゲーム』の手塚とおるらが出演する。
クローンと人間が共生する2050年を舞台に、自分がクローン人間の失敗作だったと知らされる男を、アベラヒデノブ監督・主演で描く『失敗人間ヒトシジュニア』には、『ラーメン食いてぇ!』「花にけだもの」の中村ゆりか、『orange』『南瓜とマヨネーズ』の清水くるみ、『みんな!エスパーだよ!』『新宿スワン』の深水元基らが出演。
そして、AIが医療を委ねられた2038年を舞台に、AIと人間の関係に疑問を抱く女子大生を描いた『リンデン・バウム・ダンス』には、『リバーズ・エッジ』『サラバ静寂』のSUMIRE、『天国はまだ遠い』『ピンカートンに会いにいく』の小川あんが出演する。
監督はそれぞれ、又吉直樹原案、柄本佑主演のショートムービー「元、落語家~話が下手な元噺家のハナシ~」をはじめ、サントリー烏龍茶「新竜兵会の掟」など話題のCMを手掛ける志真健太郎 、『7s/セブンス』『SLUM-POLIS』をはじめ、『曇天に笑う』など話題の出演作が続き、『青の帰り道』(12月7日公開)では脚本も務めたアベラヒデノブ、KOHH、Suchmosをはじめ、V6やEXILE SHOKICHIなど話題のアーティストのミュージックビデオを手がけ、今回が初メガホンとなるHAVIT ART STUDIOが務める。
▼『SIN』
▼『失敗人間ヒトシジュニア』
▼『リンデン・バウム・ダンス』
『LAPSE』
2019年2月16日(土)より渋谷アップリンクほか全国順次公開
プロデューサー:山田久人 藤井道人
配給:アークエンタテイメント
【作品情報】
『SIN』
監督:志真健太郎
出演:栁俊太郎 内田慈 比嘉梨乃 手塚とおる
【ストーリー】 政府による教育管理が進んだ2062年。5歳のアマは政府公認の教育機関エルサに呼び出される。「20年後…アマ君はお母さんを殺す。その確率が高いんだ」エルサによって見せられたシミュレーションには、犯罪に手を染め、大切な人たちを傷つけてしまう、自分の暗い未来が映っていた。アマは告知された自分の未来に抗いながら、必死に生きていく。友人や親、好きな女性とともに運命は少しずつ変化し、運命の25歳の誕生日を迎える。
『失敗人間ヒトシジュニア』
監督:アベラヒデノブ
出演:アベラヒデノブ 中村ゆりか 清水くるみ ねお 信江勇 根岸拓哉 深水元基
【ストーリー】 クローンと人間が共生する2050年。20歳になった大学生のヒトシジュニアは突然、自分がクローン人間の失敗作なのだと聞かされ、彼女にも振られ、絶望の淵に立たされる。隣に現れたのは美女・初美(ハッピー)。初美も同じく親に捨てられたクローンの失敗作だった。20歳を迎えたクローンは、クローン元の人間に捨てられると国に回収され、破棄されるという。ヒトシジュニアは生きるため、育ての親を殺し戸籍を奪う決断を迫られる。
『リンデン・バウム・ダンス』
監督:HAVIT ART STUDIO(ハビット アート スタジオ)
出演:SUMIRE 小川あん
【ストーリー】 人間が人工知能に医療を委ねている2038年。大学生のヨウは夢を見ていた。人工知能Satiによる延命治療を受ける10年間寝たきりの祖母の若い頃を想像し、一緒に深夜のダンスホールで踊っている夢。そこは色どり豊かな、音楽世界だった。ヨウは何でも分かっているように振舞うSati、それを頼りきっている家族に苛立ちを募らせていた。人工知能の法律改正によって祖母の延命中止が決まると、ヨウは大きな行動に出る。