“拝み屋”という仕事を営む郷内心瞳(ごうないしんどう)が、郷里・宮城県で見聞きした怪異体験を書き上げた「拝み屋怪談」シリーズを、藤田富主演で連続ドラマ化した「拝み屋怪談」が、8月11日より、ひかりTV・dTVチャンネルにて配信開始となる。本ドラマの完成を記念して、配信日前夜の8月10日に、東京・神楽座で完成披露試写会が行われ、拝み屋・郷内心瞳役を演じた藤田富、戦慄の怪談実話を書き上げた原作の郷内心瞳、清水厚監督と大畑創監督が登壇した。
「仮面ライダーアマゾンズ」に続き、主演二作目となった藤田は、「こんなに早くまた主演をさせていただけるなんて思っていなくて、すごくビックリしたとともに、自分の代表作になれるよう一生懸命頑張ってやろうと思う気持ち」と本作への意気込みをコメント。「拝み屋怪談」シリーズが藤田主演でドラマ化されると知った郷内は「オヤジ俳優がやると思っていたんですけど、まさかのイケメンでビックリした(笑)」と感想を述べた。
クランクインの直前に郷内と会ったという藤田は「拝み屋というのはどういう職業なのかとかを伝授していただいた」、郷内の印象については「人間ぽい方だと思った」と、内心はもっと神的な人だと思っていたことを告白。対して郷内は「かっこいいい方に演じてもらえて光栄」と藤田に感謝した。
撮影に関して藤田は「とにかく怖かった。でも現場に行ったら、照明も焚いてますし、皆さんも声を上げて必死にやってるので、全然怖くなくて。でも実際撮ったものはすごく怖い」と自信のコメント。ホラーに対してトラウマがあったという藤田は「苦手です。小さい頃に貞子を見た時から、井戸がトラウマに」なったそうで、撮影中にも恐ろしい体験をしたのだという。「静岡ロケの最終日の夜に金縛りにあって。自分のベッドの足元で女性の姿を見た」という。「よくよく考えてみると、その女性に似た人を一年半ぐらい前に自分の家でも見ていたんですよ。金縛りにあって。で、これは俺に取り憑いてると思って。高校生の時にも家の玄関に白い人が入ったのを見たんですよ。その人かもしれないと思って(笑)」と高校時代から女性の霊らしきものに憑かれていることを何故か嬉しいそうに告白して、会場を安心させていた。
最後は、郷内がイベントでしか聞けない怪談実話を披露。夏の暑さを吹き飛ばす、ひんやりした怪談話に観客達は聞き入っていた。
「拝み屋怪談」
8月11日(土)、ひかりTV・dTVチャンネルにて配信開始(毎週土曜配信)
監督:清水厚 大畑創
原作:郷内心瞳「拝み屋怪談」シリーズ(角川ホラー文庫刊)
脚本:小中千昭 西山淳史
出演:藤田富 高田里穂 鎌田らい樹
【ストーリー】 郷内心瞳は、東北の片隅で、依頼人の悩みを祈りで解決する拝み屋を営んでいる。相談事の中には、手におえない不可解な怪異現象があり、さらに、自身も14歳の時から、謎の少女の存在に苦しめられていた…。郷内が見聞きした話、郷内自身の話が明らかになる!
©2018「拝み屋怪談」製作委員会