ゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて最優秀作品賞にあたる、ゆうばりファンタランド大賞の受賞を皮切りに、第20回上海国際映画祭アジア新人賞部門では、日本人俳優として初となる最優秀監督賞を受賞した、高橋一生主演、齊藤工監督による映画『blank13』が2月24日より公開中。このほど、本作の興行収入が1億円、動員数が7.9万人を突破した。
本作は、シネマート新宿1館で先行公開され、連日満席、立ち見が出る盛況ぶりで、満を持して2月24日から全国35館で拡大公開(シネマート新宿含め36館)。公開後も齊藤監督や出演者がチケットのもぎりや上映後の観客の見送りに訪れ、都内のみならず仙台、広島、大分、熊本などでの舞台挨拶も実施。口コミでも評判が広まり、現時点で46都道府県、累計115館で上映が決定し、公開から22週目となる7月6日まで上映が続く異例のロングランとなっている。
これまで、第15回ウラジオストク国際映画祭の長編コンペティション部門にて、高橋一生、リリー・フランキー、斎藤工の3人が、日本人初、映画祭史上初となる最優秀男優賞をトリプル受賞、第3回シドニー・インディ映画祭では4部門にノミネートされ、最優秀脚本賞を受賞する快挙を成し遂げるなど、世界中の映画祭を席巻している。さらに、トロント日本映画祭(6月7日~27日開催)、イタリアで開催されるEstAsia film festival(6月11日~15日開催)のコンペティション部門への出品も決定した。
『blank13』
2月24日(土)より公開中
監督:齊藤工
出演:高橋一生 リリー・フランキー 松岡茉優 斎藤工 神野三鈴 佐藤二朗
配給:クロックワークス
【ストーリー】 ギャンブルに溺れ、借金を残して蒸発し、13年間音信不通だった父が余命3か月で見つかった。母と兄は見舞いを拒否したが、コウジは子供の頃キャッチボールをしてくれた優しい父を思い、入院先を訪ねる。しかし金を工面している父の姿に失望し、家族の溝は埋まらないまま、父はこの世を去った。葬式に参列するのは、数少ない友人たち。彼らが語る父のエピソードによってコウジは家族の誰も知らなかった父の真実を知り、13年間の空白が少しずつ埋まっていく…。
(C)2017「blank13」製作委員会